2月19日の木星です。
ブログが彗星ばっかりで、「庭先・・・」とは名ばかりになってきましたが、久々に載せられる程度の木星が撮影できました。でもシーイングは期待外れで、解像度は大したことはありませんが。近赤外はともかく、L画像はさっぱりでした。
翌20日は、彗星撮影か木星撮影かで悩みましたが、結局仕事が片付かず自動的に木星になりました。大気の状態は、この日の方が良いのではと期待したのですが、19日より悪化していてがっかりです。それでもとあきらめずに待機したのですが、こたつに入ったのが敗因でした。起きたらすでに26:00過ぎで、すでに屋根の向こう側で撮影できなくなっていました。
花粉もちらほら舞ってきたので、もうすぐ春ですね。シーイングが好転する日も増えてくるでしょう。
2015年2月22日日曜日
2015年2月20日金曜日
Lovejoy彗星のイオンテイル(1日の変化)
13/14日に撮影したLovejoy彗星を並べてみました。画像処理方法が異なるので精確な比較ではないのですが、それでもわずか一日でここまで変化するのですね。
ちなみに、2/14はガリバーで撮影しました。
当初は天城高原を予定していたのですが、東名の海老名JC付近で事故が発生し、厚木方面が大渋滞でした。しかたがないので、真逆の中央高速方面に向かいガリバーを目指した次第です。でも、ガリバーの駐車場跡地は雪原状態で、なおかつ表面が結構堅い。中まで入るのは諦めて、道路脇にお店を広げて撮影しました。そんな中、突然JAFのロードサービスが到着。なんと、雪原の奥まで車を入れた方がいらっしゃて、脱出出来なくなったようです。作業で周囲はかなり明るくなりましたが、ちょうど望遠鏡を組み立てている最中だったので、かえって助かりました。
色々と予定外のことがありましたが、無事に彗星の撮影は完了。その後は、懸案のスケアリング調整にチャレンジ。画面の4隅のピント位置をバーティノフマスクで確認しながら、押し引きネジで調整していきます。当初、180μm程度あった左右のずれが50μm以下になりました。その後、確認を含めてテスト撮影をして撤収。自宅で、どんなもんだと眺めてみると、なんと全面ピンボケ???
全般的には平坦性が向上したように見えますが、星像が甘いのでなんとも言いようがありまん。
相変わらず詰めが甘いというか・・・
結局、調整の結果は次回のお楽しみになりました。
2015年2月15日日曜日
2月13日のLovejoy彗星(まだまだ尾は健在!)
さて、今回は2枚の画像でモザイク合成をしてみました。
まず、最初に言っておくことは、継ぎ目が目立ってしまいました。合成時は一見うまくいったような気でいましたが、淡い尾を強調していくと目立ってしまいました。相変わらず、色むらとスケアリング不良による周辺星像の肥大が改善できていません。でも、今回から少し機能アップしました。VSD100を大型雲台に載せてガイドできるようにしたので、モザイク合成時の構図の移動が楽になりました。今思えば、最接近時になぜしなかったのか、ホント残念です。写すのに夢中で、考えもしませんでした。
言い訳はこのくらいにして、彗星現状をご報告いたします。
核光度は6等星ぐらいとのことですが、けっこう明るい印象でした。肉眼でも見えてるのは? と思えるほどで、らしき個所に双眼鏡を向けると視野に飛び込んできます。わずかですが尾も見えました。実際、合成した画像には、視野の端まで伸びる尾が確認できました。EOS6Dの実視野は横で6.8°あるので、1.5x換算で考えると9°近くあります。もう1フレーム撮影していれば、さらに淡い部分も写っていた可能性がありますね。
日時 :2015年2月13日 21:48(JST)
場所 :天城高原
光学系 :ビクセン VSD100-F3.8+レデューサー(合成F3.0)
カメラ :EOS 6d(ノーマル)、ISO 3,200、露出60sec×16枚×2picsモザイク合成
架台 :EQ-6、自動ガイド(オートガイド無し)
処理 : RAP2でDark/Flat処理
CCDStack2星基準でコンポジット
ステライメージ7によるデジタル現像・周辺減光補正
PSでの色調・強調処理
2015年2月11日水曜日
ちょっと古いですがLovejoy彗星(1月16日)
とりあえず処理してみたら、いままで撮影した中で一番尾が激しい!!
なんでこっちを処理しなかったのだろう・・・
今回の画像は、尾の構造を優先で処理したので、強いノイズ処理はしていません。DSSでスタック処理しています。ぱっと見は良いのですが、画像を拡大して見るとバックグランドがウネウネです。DSSの"Align Comet and Star"は、簡単な操作で彗星画像と恒星基準の画像を合成してくれる優れものですが、欠点として背景がこのようになってしまいます。比較的大きなムラが発生するので、単純なノイズ処理では、消すことができません。このウネウネが見えなくなるぐらいまで暗部を切り詰めると、今度は彗星の淡いところが消えてしまいます。
これについては、今のところ良い改善方法がありません。設定等で回避できればいいのですが。
あと、前々から分かったはいたのですが、今の今まで放置していたのがスケアリングです。画像を見ると、彗星の核周辺の星像が肥大しているのが見て取れます。EOS-6Dで撮影すると、必ず画面の右側のピントが甘くなります。VSD100の焦点面に対して、EOSのCCDが傾いているようです。
この部分の調整は、先日遠方の風景を利用して調整してみました。星像なら比較的容易に判断できるのですが、景色となるとけっこう判断が難しかったです。
今週末は、晴れたら彗星撮影に出かけるつもりなので、改善できてるとよいのですが。
日時 :2015年1月16日 21:44(JST)
場所 :天城高原
光学系 :ビクセン VSD100-F3.8+レデューサー(合成F3.0)
カメラ :EOS 6d(ノーマル)、ISO 3,200、露出90sec×10枚
架台 :EQ-6、自動ガイド(オートガイド無し)
処理 : RAP2でDark/Flat処理
DSSで彗星/恒星モードでコンポジット
ステライメージ7によるデジタル現像・周辺減光補正
PSでの色調・強調処理
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