2012年12月26日水曜日

月と木星の接近


接近?した、月と木星を撮影したみました。200mm望遠レンズで撮影しています。
でも、そこそこ離れているので、画面の対角にかろうじて配置できました。
木星は模様がまったくだめですが、ガリレオ衛星は写ります。月は、基本的な模様が写りましたが、PC画面のサイズまで解像度を下げるとボケボケになってしまいます。ちなみに、木星と月は別々の露出時間の画像を合成しています。


上の画像は、EOS60daで撮影した月の元画像です。彩度上げてメリハリをつけています。 
まぁ、こんなもんでしょう・・・

共通データ EOS60Da  EF200mm F2.8(絞りF5.6) ISO200
月     1/400 sec×10枚スタック処理
木星  1/4 sec

2012年12月15日土曜日

ふたご座流星群




素晴らしい星空の中、ふたご座流星群を観測することができました。
観測地は栃木県にある旧校舎の敷地で、友人がここでニコ動の「ふたご座流星群の生中継」を行うと聞き、参加しました。
東京から200kmあるのが難点ですが、元校庭なのでスペースは十分広く、東以外は光害も少ないので暗い流星まで見ることができました。
さすがふたご座流星群で、どこを見てもほどなく流星が見えます。個人的な感想ですが、明け方にかけて増加するというより、輻射点が南中するAM2~3時頃が、一番流れた印象を受けます。
ただ、マイナス等級がガンガン流れるような派手さはありませんでした。
ニコ動も盛り上がっているので、スタッフさんも頑張り、結局、明け方の6時まで観測しました。800枚近い画像が撮影でき、約50コマに流星が写っていました。写真は、その内の10コマを比較明で合成しています。 ※ 眠くて・・・10枚で打ち切り
 ※ その後、画像を入れ替えました。 20コマの画像を合成しています。
残念ながら、-4等を超えるような火球は写りませんでした。
帰りは、首都高の渋滞のもろにハマり、4時間半もかかりました。会社は途中出社。眠くて眠くて、業務はボロボロでした。


EOS60Da、Samyang 14mm, F2.8(開放)
ISO6400、20秒露光×10枚(比較明合成)
SKYMEMO-R(改造)で自動追尾


EOS40D、TAMRON 17~35mm(17mm), F2.8(開放)
ISO1600、20秒露光、固定撮影

2012年12月12日水曜日

オリオン座


最近、EOS60Daを購入しました。「庭先?」との謳い文句から外れてしまいますが、月・惑星以外の撮影にもトライしてみたいと思います。

で、先週末に伊豆に撮影に行きました。強風+雲の襲来で、まともな画像は数枚程度でしたが、とりあえず撮影できることだけは確認できました。
流星撮影以外の目的で星座を撮影するは、20年以上なかったように思います。細い星がたくさん写っているので、明るめに処理すると星だらけで、星座の形が判らなくなってしまいます。Hα域も簡単に写ります。 進歩ですね・・・
でも、それなりのレベルに仕上げるのは大変そうですね。ムラもあるし、4隅で収差も異なっています。ピントもやや甘い。緑カブリあり・・・
また一から、勉強になりそうです。

12月9日 伊豆達磨山
EOS60Da、Samyang35mm(F2.8)+CLSフィルター
ISO 800、露出180sec
SKYMEMO-Rによる自動追尾

2012年11月29日木曜日

ビクセン天体カレンダー 2013年 


以下、宣伝?なので・・・

2013年 ビクセン天体カレンダーが発売されました。
表紙を飾っているのは、私が撮影した今シーズンの「金星・火星・木星・土星」です。
  ※ 著作権はビクセン様に帰属しています

カレンダー用の写真で応募したのですが、結果は表紙に採用されました。2013年の始まりとともにめくられてしまうのが難点ですが、カレンダーの各販売サイトさんが、この画像で宣伝してくれるものと信じています。役不足だったらビクセンさん! ごめんなさい。

さて、今回は天体の配置に悩みました。惑星サイズの違いもあり、タテヨコの2個2個ではまったく面白みの無い画像になってしまいました。あれこれ悩んだ結果、斜めに配置してまとめることにしました。欠点は空きスペースが目立ち過ぎること。惑星名と記号などを入れて、多少なりとも穴埋めしてみました。失敗したのは、ガニメデに表記を入れなかったことです。衛星を消すのもなんなのでと思い残したのですが、名称を入れなかったので、中途半端になってしまいました。

最近は撮影数がめっきり減っているので、小ネタでしのいでいます。


2012年11月26日月曜日

ロンキーテスト その1


R.F.Royce製?と思われる、12.5"のダールカーカム望遠鏡鏡ですが、以前から、鏡の精度について、ずっと?に思っていたので、ロンキーテスターを使用してチェックしてみました。
テスターはドイツ製で、10本/mmのスリットが刻まれています。直輸入も検討したのですが、単価が安いので送料がばかにならないのと、初期トラブルを避けるためにTELESCOPPER.JPさんから購入しました。

テスト日はシーイングが悪かったのですが、カペラを視野に導入するとたくさんの縞模様が見えます。これが5本程度になるまでピント位置をずらしていくのですが、なぜか7本ぐらい見えた位置から先は、縞の判別が難しくなってきました。まぁそれなりに見えるので、この位置での画像をコンパクトカメラで撮影してみました。
F値が20なので、明暗対に対する曲がりの許容度は1/3ぐらい?ですが、鏡の外周部付近がかなりダレています。全体的に1/4程度の曲がりだと思います。

正直、この画像を見る限りあまり良い印象はないのですが・・・
結局、テストしても?は?のままです。


2012年11月16日金曜日

CMOSカメラについて


この画像は、木星をメタンバンド(889nm/半値幅18nm)と呼ばれる波長で撮影したものです。

 上:UI-3240CP-NIR(IDS社製)
 下:DMK-21AU618(IMAGINGSOURCE社製)

今回、IDS社の近赤外の特性を改善したCMOSカメラをお借りできたので、試してみました。比較用のDMKは、私が通常使用しているものです。

結論は見ての通りで、DMKの方に軍配が上がりました。
デジ一眼は、既にCMOSの撮像素子が主流ですが、惑星の動画撮影は今だにCCDの撮像素子が主流です。今回使用したUI-3240CP-NIRは、近赤外線域の感度を向上させた製品で、可視光域での量子効率が70%。メタンバンド付近でも30%近くあるので期待したのですが、残念な結果になってしまいました。
UI-3240CP-NIR
http://www.prolinx.co.jp/products/IDS/USB3.0_uEye_CP_datasheet/UI-3240CP-NIR.pdf

最大の問題点は、ノイズが大きいことです。ゲイン自体はまだ上げられましたが、ノイズだらけになるので、このぐらいが実用範囲内と思います。ノイズはCMOSカメラの宿命で、過去CMOSの撮像素子が主流になれなかったのでは、CCDと比較してノイズが大きいことが原因でした。それでも性能は日々向上し、一般撮影ではまったく問題のないレベルに達しています。低照度下での撮影は、まだCCDの方が有利そうですが、そう遠くないうちに、CMOSカメラが逆転する可能性もありそうです。

最後に、テストにご協力してくれた「株式会社 プロリンクス」様、ありがとうございました。



2012年11月9日金曜日

金星の撮影について


天文ガイドの12月号に、金星の写真が入選しました。入選した画像自体はサーバーのどこかに埋もれてしまい行方不明なので、片割れの元画像を載せておきます。

金星は、可視光で撮影するとほとんど模様は写りませんが、近紫外域で撮影すると、模様が写ります。金星のスーパーローテーションと呼ばれている4日で金星を1周する大気の循環も、近紫外画像の雲の動きから発見されました。この波長で写るのは金星大気の雲の表面で、そこに含まれる紫外線を吸収する物質の濃度差を表していると言われています。その物質が多いと、紫外線が吸収され、その場所は暗くなります。ただし、その物質の正体は確認できていないそうです。

今回撮影した画像は、下記のような方法で撮影しています。参考になればと思い、個人的な感想を含めて、メモ代わりに掲載しておきます。
ちなみに、もっとも基本となるUV域のフィルターには、Astrodon製のUVenusファイルターを使用しています。

① 光学系
  今回使用した光学系は、ダールカーカム式の30cm反射望遠鏡です。F20なので、今回の画像
  は、直焦点で撮影しました。近紫外線での撮影において、純反射系のみで撮影できるのは、
  メリットがあると考えています。今回撮影した波長は、中心波長で355nm(半値幅60nm)。
  この波長域は、レンズで構成する光学系においては、ほぼ設計外と思われます。
  バーローレンスの色収差の評価は、下記のリンク先でRB星さんが詳細に検証しています。
   http://homepage2.nifty.com/rb_star/barlow-01.htm

  個人的には、色収差の影響を受けにくい反射光学のみで撮影できたのが、解像度を高く
  できた要因と考えています。

② CCDカメラ


  当初はDMKで撮影したいましたが、上の画像を見てのとおり、画像処理を強めにすると欠け側
  にリング状の模様が発生しました。これを防ぐのに効果があったのが、PGR社のChameleonと
  呼ばれるCCDカメラです。このカメラで撮影するメリットは、A/D変換が12bitという点です。
  撮影時に"Ser"という形式を指定すると、16bitで保存することができます。4bit分は無駄で、
  フレームレートも下がりますが、擬似リングを抑えることができました。この方法は、木星や火星
  でも有効と思います。
   ※ 12bitA/Dに関係なく、カメラ自体の性能かもしれませんが・・・

 ③ ウエッジプリズムの使用
  大気補正で使用されているウエッジプリズムを使用しました。
  近紫外域においては、半値幅が60nm程度のフィルター使用でも大気差の影響は大きいです。
  計算上、6000mmの焦点距離において、高度35°の場合は、330nm-380nmの波長間のズレ
  は38μmとのことです。画素に換算すると、ほぼ10ピクセル。画素分解能が0.12秒/ピクセル
  なので、角度にして1秒近くずれることになります。この影響は大きいと思います。
  使用しているプリズムは、Edmound Optics製の偏角2°の製品です。BK7なので、350nm以下
  の波長は厳しいのですが、使用したほうが良い結果が得られると考えています。

個々の項目について、使用の有無による効果の比較をすれば、説得力があるコメントになったとの
ですが、そこは適当おじさんなので、思いつきをまとめて実行したらこうなりました・・・で終わって
います。


2012年11月7日水曜日

双望会の後始末 その1


撮影画像が細り気味なので、前々回の双望会レポート?で書き込んだもろもろの不具合につて、その後を書いてみたいと思います。

問題点の一つ、LosmadyのGM8の電源が入らない件は、電源SWの接触不良でした。半年ほど使用していなかったので、接点部分が酸化してしまったのかもしれません。安いSWを使っているのかもしれませんが、海外製品の電気回路は本当に脆いです。ちなみにLosmandy製品は、G11も使用していますが、モータドライブ関連は3回も壊れています。まず、購入後3ヶ月で起動時にエラー。その後、エンコーダが不良で交換。現在は、ギヤBOX保持するカバーが脱落。このカバーはプラスチック製で、なんと細いピンを融着処理で止めているだけでした。モータのねじれトルクの影響で、この部分が割れてしまい外れたようです。普通はネジで固定するでしょう! しかたがないので接着剤で固定しましたが、数ヶ月に一度はとれてしまいます。Losmady 残念。

SWは、代替えが見つかるまで、外したものを180°向きを変えて再ハンダしました。両接点だったので問題のない反対側を使用しました。反対側の接点部分にも、なにがしかのパターンが伸びていてましたが、よく分かりません(コンデンサの放電路?)。結果オーライ、SWをONにしたら無事にLEDが点灯しました。赤道儀でのテストは週末行う予定です。

次回は、あの望遠鏡についてです・・・多分。


2012年10月31日水曜日

10月30日の木星











シーイングの悪い日が多く、体調も万全で無いので撮影ペースが落ちています。
この日のシーイングは、まぁまぁ。LやRフィルターでは表面の模様がそこそこ見えていました。私のシーイングの判断は、最近10段階から5段階に下げました。正直、シーイングを10段階で表現するのはむずかしいと判断したからです。私はRGB分解で撮影しているので、波長別の画像から下記のようなルールでシーイングを判断しています。

(シーイング判定:5段階)
 0/5: 撮影対象の変形が酷く撮影が困難。
 1/5: 主な模様以外は見えない。
 2/5: 近赤外、R画像で細かい模様が見えてくる。
 3/5: G/B画像で細かい模様が見えてくる。
 4/5: 揺れは確認できるものの、細かい模様が安定して見える。
 5/5: 揺れはほとんど確認できない。模様は常に安定して見える。

(こんな感じ)
 0/5: 地平線近くや、台風通過直後のアメーバ状の惑星。
 1/5: 一般的な言い方で、「シーイングの悪い日」。
 2/5: 日本の平均的なシーイングだと思う。R画像はOK。GB画像は☓。
 3/5: RGBまで、それなりの画質で撮れる。
 4/5: LRGBよりRGB合成の方が細かい模様まで表現できる。 ←私の場合
 5/5: 日本では無理と思っている。 揺れがほとんど無い画像。

この定義に当てはめると、昨日は3/5です。R画像は細かい模様まで写りました。G/B画像はボケ気味ですが、細かい模様の確認はできます。

LRGB 各120sec
318mm、f=6,250mm , Kasai 1.5xBarlow lens
カメラ DMK21AU618
処理  AutoStakkert2
        Registax6 + PhotoshopCS4


2012年10月27日土曜日

双望会(そうぼうえ)2012に初参加!



10月19~20日の3日間。会社を休んで、スターパーティー「双望会 in 御園」に参加してきました。
知り合いがこの御園の天文台で働いていて、以前から誘われていました。手土産に、イタリア製の望遠鏡を持って来いというお達しがあったので、購入してから一度も見たことがない、CF250という望遠鏡を持っていくことにしました。 ※ 写真の望遠鏡
このド派手なデザインの望遠鏡はイタリア製です。Lazzarotti Optics社製の口径250mm(F25)。月・惑星・2重星専用と言ってもいいスペックです。2年前に購入したのはいいのですが、その繊細?な作りにビビッてしまい、まさにお蔵入り状態でした。今回がまさにファーストライトになります。


金星の日面通過以来、久々の遠征です。星を見る目的では、何年ぶりでしょうか? 最近はまさにブログのタイトルどおり、自宅の庭でしか撮影していませんでした。
新東名が開通したおかげで、御園までのアクセスは格段に良くなりました。夕方の16:00前には到着したのですが、会場には既に大量の望遠鏡が並んでいました。その光景たるや、もーーーびっくりです。傾向としては、観望に特化したシステムが多いのですが、実際に見せてもらった各種天体のイメージは、私が過去40年に見て記憶しているものとまったくの別ものでした。
デジタル時代において、画像処理による天体写真の劇的な変化をここ何年かで体験しましたが、光学性能をとことん追求したシステムで星を見ると、ここまで凄いものが見えるのに驚きです。
特に印象深かったのは、114mm双眼システムで見た「M42」と、じろーさんという方が所有しているる、口径60mmの太陽望遠鏡です。
両目で見る「M42」は、まさに眼前に浮かんで見えます。見渡すが限り宇宙で、M42の淡いところの微妙な濃淡まで見えるので、見ていて飽きることがありませんでした。
太陽望遠鏡はダブルスタックでしたが、私も同口径のHα望遠鏡を持っているので、その差が気になりましたが、それはもう素晴らしいイメージです。目の前に見える太陽は、非常にコントラストが高くしかも抜けが良い画像を結んでいます。通常は、太陽表面の模様を見るのに多少のなれが必要で、さらにダブルスタックにすると、プロミネンスがやや見難くなるという意見が多いのですが、この望遠鏡はそんな意見をまったく無意味にするイメージです。プロミネンスも太陽表面もはっきり、くっきり見えていました。正直これを見てしまうと、自分の所有するHα望遠鏡を見るのが悲しくなりました。決して悪い印象は無かったのですが、ここまで違うとやはりショックです。太陽望遠鏡の当たり外れは大きいとは聞いていましたが、ここまでとは・・・ コロナド恐るべし


他人の望遠鏡の話ばかりですが、今回、私の愛機達はぼろぼろでした。
まず、赤道儀が故障していました。スイッチを入れるともの凄い速度で駆動し始めでしまい、導入した天体があっという間に見えなくなってしまいました。 ※ 電源を切った方がまし
次の日、御園にある赤道儀をお借りして鏡筒を載せ替えました。追尾の件は解決したのですが、
なにせファーストライトなので、光軸はまったくダメ。早い時間から調整を開始して、回折像がかなり良くなってきたところで期待して月を見たのですが、これがイマイチ。なぜ?だろうとアイピースを外してみると、なんと口径食でミラーの半分も見えていない状態。
構造的に調整する部分がほとんどないので、結局お手上げ。多分、副鏡とバッフルの中心が位置が合っていないことが原因とだと思います。やっぱり海外製品って、一発では動きませんね。
結局、機材に関しては恥をかきに行っただけでしたが、星を楽しむという点では本当に参加してよかったです。やっぱり、きれいな星空を見るのは楽しいですね。この道に入る原点に戻れたような気がしました。来年も多分参加かな・・・

最後に御園の60cmで撮影した木星を載せておきます。シーイングのせいであまり出来はよくありませんが、今回の唯一の天体写真です。


2012/10/20(UT)
60cm(アスコ製) 焦点距離 7,200mm 直焦点
DMK21AU618で撮影 RGB合成
 

2012年10月7日日曜日

マリウス丘からライナ-ガンマ

仕事がやや忙しくなり、体調もあまり良くないので10月は
未だに撮影ゼロです。 ※ 現在もお仕事中
載せるものが無いので、9月に撮影した月面をアップしました。
マリウス丘からライナーガンマまでの様子がわかります。
この辺りの地形は独特ですね。感触的にあまり良くないプツプツ感
を感じる丘と、怪しげな模様のライナーガンマ。
月面でもっとも不思議な地形を紹介しました。
 ※ 左右が南北方向です。ライナーガンマが見やすくなるので
    この向きでアップしました。

2012/09/10 
DMK 51AU02.AS + R-Filter
300フレームをスタック処理、5枚の画像をモザイク合成

2012年9月18日火曜日

天王星(Uranus)


天王星の模様を写すぞ! と意気込んで撮影してみました。
撮影方法は海外のパクリで、近赤外に絞った波長で撮影しています。
日周運動から東西を決めて、画像を回転した結果、WinJUPOSの
シュミレーション画像とほぼ一致しました。
しかし、淡いですね。0.5secの露出でも十分ではありません。この日は
透明度も良くなかったので、なおさらでした。
撮影時間が40分の結果、うっすらそれらしき帯が見えます。(中央やや右)
天王星は、自転軸が約90°横倒しなので、南北方向に縞や帯が延びて
います。海外の画像でも、この位置と左上の極?付近に明るい帯が写って
いました。私の画像では、この付近が明るく写るものの、リング状の模様
までは無理でした。




2012年9月8日土曜日

コペルニク周辺

昨日は、比較的シーイングが良かったので、木星の撮影を5時に終了して
から月を撮影しました。コペルニクス周辺です。
  中央やや下:コペルニクス
  中央やや右:エラトステネス
  エトラステネスから延びる崖のような地形:アペニン山脈
  右上端:アルキメデス
  中央左端:ケプラー
  左上の角付近:アリスタルコス
こんな画像ですが、20枚をモザイク合成しています。
元画像が、5000×3500pixです。A4に400dpiで印刷するように設定したら、
縮小画像になりました。
巨大すぎるので、幅を2000pixに縮めています。
暗部から、アリスタルコスのように輝度が飽和してしまうほどの階調範囲
をモザイク合成するのは結構むずかしいです。
画像処理の過程でFIT形式で保存したのですが、階調を自動的に伸長
してしまし、各画像の輝度バランスが合わないなど、今回はなぜか苦労
しました。疲れたので、細かい処理無しで画像をアップします。

DK125 (318mm, F20)
DMK51AU02 + R-Filter
30sec×20pics


2012年9月6日木曜日

フンボルト海を望む

2012年6月26日に撮影した、フンボルト海(画面奥の暗い場所)とその
周辺の画像です。10月号の天ガに入選しました。
この日のシーイングは特異でした。最初に撮影したのは土星でしたが
リング自体は比較的シャープに見えるのですが、そのリングがまるで鳥が
羽ばたくがごとく上下に変形します。やや諦め気味で月に向けてみると、
やはりもにゃもにゃしているものの、小クレータなどが明瞭に確認できた
ので頑張ってみました。
解像度はやや不足気味ですが、雰囲気は出ていると思います。
22枚の画像をモザイク合成しているので、実際の画像はこの倍以上の
サイズです。
フンボルト海周辺は秤動エリアなので、タイミングが合わないと見ることが
できません。結局、この画像を得るのに2年以上がかかりました。
次の目標は、オリエンタルベイスンです。この海の反対側にある、やはり
秤動エリアの超巨大クレータ跡です。
ここも何度かトライしていますが、シーイングや天候に阻まれてなかなか
満足できる画像は得られていません。
秋の夜長にはシーイングの良いもあるので、狙ってみる予定です。



2012年8月28日火曜日

8月24日(JST)の金星

夏の好シーイングが続き、連日観測していますが寝不足でやや
ダウン気味です。処理も追いつかず、ここも久々の更新です。
 ※ 少し曇ってくれても・・・ と、不謹慎なことを思ったりもしています。

この日も、シーイングに恵まれて、従来よりも弱めの画像処理でも
模様が良く見えます。自然な感じとまでは言いませんが、今までより
かは、違和感なく見えます。
スーパーローテーションは、金星の高層大気が4日で金星を一周する
現象のことですが、実際は3~5日程度の変動があるようで、実際、
4日間隔で撮影したものを比較しても、現時点ではあまり一致した模様
は確認できません。
平均風速105m/secで計算すると4.25日で一周することになり、安定した
風速と仮定しても、約6時間のズレが生じるため、同じ位相面を見るのは
かなりむずかしいことになります。
これから秋にかけて、輝面比が徐々に大きくなり模様の確認はやり易く
なるので、粘って撮影したいと思います。

318mm、 f=6,250mm 直焦点
カメラ PGR製 Chameleon 180sec
Astrodon UVenus Filter使用
処理   Autostakkert2, RegiStax6, PhotoshopCS


2012年8月19日日曜日

8月19日(JST)の木星


ちょうど大赤斑が正面を向いている時に、良いシーイングに恵まれました。
ただ、色合いはだいぶ薄味です。BAのオレンジのリングの方が目立っています。
NEBsから吹き出すフェストーンのが連続して発生していて、EZはオレンジ色に
染まっています。ちなみに、右上の真っ黒模様は、衛星イオの影です。本体は、
この時間帯では視野外です。
撮影当初は、PGR社のChameleonカメラを使用していましたが、条件が良い時は、
拡大率を上げた方が良いみたいで、最近はDMK21AU618.AS+Nikon製の1.6x
コンバータで撮影しています。
焦点距離は11m。ピクセル当たりの分解能は、0.1"/pix程度です。
また、RGB、LRGB処理のどちらも行なっていますが、シーイングに恵まれた日は、
ほとんど同じ画像です。 ※ L画像が甘いのかもしれませんが
ちなみに、今回の画像はRGB合成画像を、ハイいコントラスに処理したものです。
雑誌応募時はもう少し抑えていますが、本来は、「模様出すぞ!」という画像が好
みです。

RGB合成
RGB 各120sec
318mm、f=6,250mm , Nikon 1.6xBarlow lens
カメラ DMK21AU618
処理 Winjupos De-rotation of video
       AutoStakkert2
       Registax6 + PhotoshopCS4

8月18日(JST)の太陽

久々の太陽撮影ですが、なぜか撮影した画像の半分が行方不明にです。
キャプチャーソフトのVERを上げたのが原因ですが・・・(涙)
写っているのは、1543黒点群です。

2012年8月13日月曜日

8月12日の木星

オリンピックの熱気とは裏腹に、雲の多い日が続いていました。
この日も、3時過ぎに快晴になり、急いでセッティングしたのですが、
RGBの連続撮影中、G当たりから雲の影響が出始め、Bは30秒程度で
画像が見えなくなりました。Rの開始から、2分半。せめて10分程度は
晴れていてくれれば・・・

ただし、たった1セットのRGBですが、そこそこ写ってくれました。
シーイングが良かったのでしょう。

RGB合成
RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm , Kasai 1.5xBarlow lens
カメラ DMK21AU618
処理 Winjupos De-rotation of video
       AutoStakkert2
       Registax6 + PhotoshopCS


2012年8月7日火曜日

8月7日(JST)の木星


大赤斑がなんとか見える位置で撮影できました。NEB~NTBにかけて
一つのベルトのように見えますが、近赤外で見ると、間に明瞭な明るい
帯が見えます。
月曜の早朝からの撮影は、やはり辛いものがあります。
コメントが薄くて申し訳ありませんが、早めに寝ることにします。

2012年8月7日 04:13(JST)
LRGB合成
L 300sec、RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm , Kasai 1.5xBarlow lens
カメラ DMK21AU618
処理 Winjupos De-rotation of video
      AutoStakkert2
      Registax6 + PhotoshopCS



2012年8月3日金曜日

8月3日(JST) 金星のスーパー・ローテーション?



金星の1時間の動きをアニメーションにしてみました。
なんとなく、左から右にわずかに動いているように見えます。
この微妙な動きは、金星表面の雲の動きが見えている可能性があります。
金星には、自信を4日で一周してしまうスーパー・ローテーションと呼ばれている
風が、東から西へと吹いています。
この風は、金星の最大のなぞの一つです。なぜか言えば、金星の自転周期は
非常に遅く、1自転に243日もかかります。こんなにゆっくり回転しているのにも
かかわらず、雲の上層部は風速が100mを越えるモーレツな風が吹いている
ことになります。その原因が、未だに解明されていません。
金星探査機の「あかつき」は、このなぞを解くのを一つの目的としていました。
ただ、残念なことに起動投入に失敗し、現在は再度金星軌道の入るための
方法を模索しています。

※ 画像は、南を上にしています。したがって、画像の左が東になります。

2012年8月2日木曜日

8月2日(JST)の金星


金星を撮影してみました。
庭木を剪定したので、地平線高度30°弱でも撮影できるようになり、
金星が狙えるようになりました。
UVで撮影しているので、模様(雲)が写っています。
 ※ 無理やり画像処理の結果ですが・・・

2012年8月1日 19:46(UT)
318mm、 f=6,250mm 直焦点
カメラ DMK21AU618、120sec
Astrodon UVenus Filter使用
処理   Registax6 + PhotoshopCS

2012年7月31日火曜日

7月31日の太陽

7月最後の太陽です。
木星を撮影しようとしたのですが、結局雲が厚くてあきらめました。
でも、朝は青空が広がっていたので太陽を撮影したのですが、直後から
曇り空。とにかく天気が安定してくれません。シーイングは全般的に良い
状態が続いているようなので、ホント、勿体ないです。
1532黒点群(左下)が目立っていますが、全般的には小粒状態のままです。
でも、たまにフレアが発生しています。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
DMK51AU02(B/W)で撮影

2012年7月30日月曜日

プロミネンスの動画

昨日のプロミネンスの動画を作成してみました。
約8分の動画を50倍速にしています。南北関係が昨日の画像と逆ですが、
この動画は南が上です。
吹き上がったガスの塊が、ものすごい速度で落下していくのが分かります。
雲が多く、後半は霞んでしまいましたが、太陽のダイナミックな活動を
実感できます。

2012年7月29日日曜日

7月29日のプロミネンス

朝方、1532黒点群でM6.1のフレアーが発生しました。
生憎、その時は夢の中だったのですが、その影響で巨大なプロミネンスが
吹き上がり、それを観察することができました。
大きい上にかなり明るかったので、見応えがありました。
今後、期待ができそうな黒点群です。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
DMK51AU02(B/W)で撮影



2012年7月28日土曜日

7月28日の太陽

木星を撮影するのに、AM3:30に起きましたが、曇ってました。
次に起きたら、AM8:00。朝からガンガンと太陽が照り付けています。
なかなか思うようには、晴れてくれませんね。
久しぶりに太陽を撮影しました。さすがにこの時期、木星撮影して、太陽を
撮影して、「それでは、会社に行ってきます」、 というのは無理です。
太陽の撮影は、主に週末になりそうです。

太陽は、小粒の黒点群が散在していますが、南側の方がにぎやかです。
太陽縁には、大きなプロミネンスも見えました。
しかし、暑いですね。撮影は、汗でびしょびしょになりました。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
DMK51AU02(B/W)で撮影

7月27日(JST)の木星


昨日撮影したものです。
今朝も起きてみたのですが、雲り空で撮影はできませんでした。
なかなか大赤斑のある面を撮影できません。
今回撮影した木星のL画像は、5分(300秒)間の動画を、Winjuposの
De-rotation of video機能を利用し、自転による模様ズレを補正をしています。
Registax6単独でで300秒の動画処理をすると、これほどの解像度は得ら
れませんでした。シーイングが良い時は、効果があることが理解できました。
ただし、WinjuposによるLRGB合成では、衛星のRGB画像がきちんとは重なら
ず、そこだけカットしてL画像の衛星を比較明で合成しています。
また、左上のイオの影もきれいには処理してくれませんでした。
※ イオ自体は、中央やや右上にポツンと見えています

贅沢を言ったらきりがないので、ありがたく使用させていただきます。
次は10分撮影のL画像に挑戦してみます。一見簡単なようですが、これが
難敵なのです。
aviで10分に及ぶ画像を、Winjuposで処理しても生成されたavi動画はregistax6
等ではエラーで読み込みができませんでした。
※ 2Gを超える場合、serで出力されるとうたっていますが、実際はaviでした
2Gを超える場合はser形式が良さそうなので、次回はser形式での保存を
試してみます。

2012年7月26日 19:18:45(UT)
LRGB合成
L 300sec、RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラ PGR製 Chameleon
処理 Winjupos De-rotation of video
         AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)
         Registax6 + PhotoshopCS

2012年7月26日木曜日

24日の木星を再処理


夜になると、雲が多くてさっぱりです。
24日に撮影した木星を再処理してみました。
出来の良いRGB画像と、少し時間が空いたL画像をWinJUPOSのDe-rotation
機能を利用して合成しました。
全体の質感は良い感じになりましたが、微妙に模様が合っていないような
気がします。
しばらくは、この方法で処理してみます。

7月24日(JST) シーズン 初木星


今シーズン、最初の木星画像です。
庭木の剪定をしばらくしてなかったせいで、木星の高度が
30°を越えても見ることができず、AM3:00から準備して、
結局撮影ができたのは、AM4:10過ぎからでした。
シーイングは良かったのですが、画像が滲んだように見え、
光量も、10~20%程度変動することもあり、思った程の画像
にはなりませんでした。
でも初回としては、上出来でしょう。
画像処理方法もやや変更しているのですが、土星ほど決まり
ません。色補正も、現在は成り行き任せ。もう少し定量的に
補正したいのですが・・・

LRGB合成
L 120sec、RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラ PGR製 Chameleon+R-Filter
処理 AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)
      Registax6 + PhotoshopCS

2012年7月20日金曜日

7月19日の太陽

1525黒点です。
1520群などに比べると、小ぶりでいまいち撮影する気になれません。

今週は、木星を撮影する目的で毎日早起きをしているのですが、
一向に晴れません。日が出てくると晴れてくるのですが、夜間は
雲が多く、梅雨明けの割には、撮影が進みません。


CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影



2012年7月16日月曜日

7月16日の太陽面



透明度は最良でしたが、シーイングは最悪。雲がちらほら・・・
休みなので、気合を入れて撮る! 予定でしたが、こんな状況なので
早めに切り上げました。
プロミネンスも規模が小さいものばかりで、Hαも気合が入りません。
木星の撮影に本腰を入れたいのですが、自宅からの撮影するには、まだ
高度不足です。

画像は、K-Lineで撮影した黒点です。白色光の撮影でも、黒点が太陽の縁に
くると白斑エリアがよく見えるようになりますが、K-Lineで撮影すれば、縁で
なくても見えます。1520群の活動範囲がよく分かります。

BORG 125mmSD、Baader ハーシャルプリズム
Baader K-Lineフィルター(395nm/半値幅8nm)、Televue 2.5x、DMK51AU02

2012年7月12日木曜日

M1.1 フレア


7月10日、8:03(JST)に発生したM1.1クラスのフレアです。
撮影時刻は8:16なので、ピークをすでに過ぎてしまったのが残念でした。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影



2012年7月11日水曜日

7月11日の太陽黒点


太陽黒点、1520、1521群です。でっかいです。
昨日の画像と比較すると、結構形が変わっているのが分かります。
今回の画像は、近赤外(IR680nm以上)で撮影してみました。
通常は、540nm/10nmの狭帯域フィルターで撮影していますが、
このIR-Passフィルターは、惑星撮影の経験からシーイングの影響を
多少なりとも軽減できるので、試してみました。
でも・・・あまり差が無いような気がします。
フィルター交換も面倒なので、この件はこれでおしまいです。
また、カメラも新調しました。DMK51AU02です。1/1.8"サイズの比較的
大きなCCDが搭載されている200万画素のカメラで、1600×1200の画像が
1発で撮像できます。普段使用しているCCDのピクセルサイズが3.75μm
なのに対し、こちらは4.4μmなので解像度はやや下がりますが、今回の
ような面積がある対象には効果大です。

BORG 125mmSD、Baader ハーシャルプリズム + OD3.0 + IR-Pass
Powermate 4x, DMK51AU02



2012年7月10日火曜日

K-Lineフィルター


Baader製のK-Lineフィルターを試してみました。

共通:Baader ハーシャルプリズム、BORG 125mmSD
上:Baader K-Lineフィルター(395nm/半値幅8nm)、Televue 2.5x
下:Baader コンティニュアムフィルター(540nm/半値幅10nm) Televue 4x

下の画像は、540nmのフィルターで絞ってはいますが、白色光と同等の黒点画像です。
上の画像は、K-Lineと呼ばれるカルシウムの吸収線(393、397nm付近)に合わせたフィルター
で撮影しています

この波長で観察できる範囲は、彩層の下部付近と言われています。
一見すると、白色光での画像と変わりませんが、黒点周囲のプラージュと呼ばれる活動領域が
明るく写ります。ただ、Ca専用の望遠鏡の半値幅が0.2~0.3nmに対し、このフィルターは8nmも
あるため、光球面からの光が漏れてきてしまい、コントラストの高い画像が得られません。
2万円ぐらいするフィルターですが、狭帯域のフィルターは10万円以上するので、それに比べれば
お手軽?かもしれません

また400nm以下の波長なので、屈折望遠鏡の解像力がかなり下がる領域です。安いアクロマート
では、球面収差できちんと結像しない可能性があります。BORGのSDレンズでも、かなり解像度
が下がりました。 ※ 2.5xで撮像しているのは、このような理由からです。

ではでは

2012年7月9日月曜日

7月8日の火星


火星の撮影は、3ヶ月ぶりでしょうか?
視直径は6"台でしたが、シーイングに恵まれたのでそこそこ写りました。
この勢いで木星! と思ったのですが、起きたら朝でした。

2012年7月5日木曜日

5月14日の黒点


肉眼黒点という売りで、Yahooニュースでも紹介された1476黒点群です。
ちょっと古いのですが、5月14日の撮影です。
この日はシーイングに恵まれ、強拡大した画像には粒状斑がばっちり写りました。
天ガ(2012年8月号)の入選作品です。

BORG 125mmSD、ハーシャルプリズム + コンティニアムFilter、PowerMate x5
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影

話は変わりますが、昨日から今現在に至るまで、1515黒点群で頻繁にフレアーが
発生しています。Xクラスは出ていませんが、Mクラスの中規模のものが頻発し
ていて、Cクラスまで含めると1~2時間に1回は発生しているようです。
今朝も、6:59,8:46にMクラスのフレアーが発生しました。晴れていれば撮影でき
た可能性が高いので、残念です。

2012年7月4日水曜日

7月4日 C4.9フレアー



1515黒点群は非常に活発で、日に数回以上Cクラスのフレアーを発生しています。
この日の朝も、数時間おきにフレアーが発生したいたので、ぎりぎりまで粘って
観察していました。
暑い中40分以上も、PCのモニタとにらめっこをしていたのですが結局は×。
犬の散歩が終わっていなかったので、キャプチャー時間を10分にして散歩にでかけました。
帰ってきてモニタを見てみると・・・お約束のようにフレアーが発生していました。
※ なにそれという感じです

発生は、8:26。最大は8:30でC4.9の小規模なフレアーでした。黒点の中央左の明るい
部分が発生源です。 意識して、撮影できたのは今回が初めてです。
太陽って、おもしろい。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Kasai  2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影
10分画像を30秒単位で分割し、No0(8:23+30秒)とNo12(8:29+30秒)を使用



2012年7月2日月曜日

6月26日の土星


6月26日の土星です。
アップするものがないので、中途半端ですが投稿しました。
R画像です。GB画像を撮影する前に曇ってしまいました。
シーイングは4/10ぐらいでしょうか? 悪くはないという感じです。

318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラは、PGR製 Chameleon+R-Filter
処理 AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)  + PhotoshopCS4

2012年6月8日金曜日

6月6日 金星の日面通過

金星の日面通過の画像です。
明日から家族旅行なのに、こんなことをしています。



                          光輪現象



太陽面上の金星(シャドウ部の輝度を上げている)

         上:Registaxによるスタックのみ(シャドウ部強調以外の処理なし)
         下:AVIから1枚のみ抽出(シャドウ部強調以外の処理なし)



Hα画像


2012年6月4日月曜日

6月4日の太陽


1493、1496、1499黒点群です。
1499群において、白斑活動が非常に目立っています。

今回は、80mm(F15)屈折にHαフィルターを配置し、直焦点て試してみました。
目視、モニター画像とも、こちらの方がよく見えるのですが、画像処理後の
画像は、ごくわずかな違いしかありません。
スタッキングソフトが優秀なのか、私の思い込みだけなのか、はたまた
シーイングの影響なのか?
また、BF10を使用しているので、低倍アイピースで覗き込むと、視野がケラレ
てしまいます。

しばらくは、色々とテストしてみます。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
STL80A-MAXI 80mm(F15)に取り付け
開口部60mm、fl=1200mm(F20)
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影


2012年6月2日土曜日

6月2日の太陽


1492,1495黒点付近です。
1495の周囲が明るく輝いているのが印象的でした。



1493黒点群を追加しました。
南北は合わせていません。画像的には左上方向が北です・・・多分・・・
今日の太陽は、プロミネンスが低調でした。

CORONADO Solar Max II 60 BF10 + Kasai x2.5 Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影