今回は天気もよかったので、そこそこの流星を捕捉することができました。使用した機材はD810A(フルサイズ)+TAMRON SP15-30mm (15mm)です。この画像を元に、焦点距離を変えた場合とAPS-Cサイズで撮影した場合の画角を書き込んでみました。
まずフルサイズ+35mmの場合ですが、流星数が激減するのがわかると思います。面積比で1/4になるわけですから、当然と言えば当然ですね。ペルセでこの程度ですから、出現数の少ないオリオン群や平年のしし群だと、1~2個しか写らない可能性があります。デジイチの感度がよくなったので写りやすくはなりましたが、やはり数を稼ぐのであれば広角で20mm以下は必要なのが、よく分かると思います。APS-Cの場合は、チップサイズが小さいのでなおさらです。例えばCanonのKissのセット品レンズが18-55mmですが、18mm側に寄せて撮影しても、輻射点を入れた構図だと、かなりの流星がフレームアウトしてしまいました。APS-Cサイズで流星が降り注ぐようなイメージに仕上げたい場合は、15mm以下は必要そうですね。
流星写真は多分に運頼みなところはあるのですが、確率を少しでも上げるには、できるだけ広角側で写すことが必要なことが理解できたと思います。流星自体は小さくなってしまうのですが、2,000万画素を越える最近のカメラであれば、元画像をトリミングするだけで、十分見栄えのある画像が得られますよ。 ご参考までに・・・