2023年3月10日金曜日

Quark + PSTによるDS(ダブルスタック)構成

久しぶりの機材ネタです。

Daystar製Quarkの後段に、PSTエタロンを配置してみました。Quarkには、4.2xの拡大レンズがあるので、合成F30ぐらいの光束になっています。なので、PSTのエタロンブロックからコリメート用のレンズを外しても問題なく使用できるかと思い、試してみました。まず、PST無しのQuarkのイメージですが、コロナドやLuntのシングルスタックよりちょっといいかな・・・? ぐらいのコントラストです。彩層モデルですが、コロナドなどのDSよりかは、明らかにコントラストが低いです。次にPSTを追加すると、うまく機能したようで、コントラストが明らかに向上しました。プラージュや、小さいダークフィラメントまで、はっきり・くっきり見えます。DSに近い画質です。この構成は、口径による制約が無いので、ERFさえ用意すれば、F7前後の全ての望遠鏡で使用できます。欠点は、やはり暗くなるのと、PSTエタロンのスイートスポットの関係で、オンバンド範囲がやや狭い点でしょうか。でも、150倍(TOA-150で30mmアイピースを使用)で黒点付近を観察できたので、十分実用にはなりそうです。

今回は、観察のみでしたが、次回は撮影をしてみます!