2019年1月20日日曜日

神酒の海の色彩

久々のアップします。神酒の海をデジカメで撮影してみました。色もちょっと派手め?にしています。シーイングはこの時期としては悪くはなかったですが、高解像度を目指す程ではなかったので最近凝っている、SONYのαを使用したあれこれ撮影を試してみました。今回の画像は、α7R3の4K動画で撮影したものを、通常のPCカメラと同様のスタック処理をして作成しています。この色、科学的に正しいとは言い難いのですが、表面の組成の違いで生じている可能性は高いと思います。例えば、海の右側に並んでいる、カタリナ・キリルス・テオフィルスの3クレーターですが、中央のキリルスはなにか白っぽいもので覆われているように見えます。また、似たような色合いのエリアがその上にも見えます。同じ要因で組成されたような感じですが、一般的な月のガイドブックでには、このような違いについて、解説されたものは見当たりませんでした。月に関する学術論文等でも見ないと、わからないかもしれませんね。今後も、色々なエリアを撮影していこうかなと思っています。

2019/1/13 18:28:10 +120sec
CC400(400mm F20 fl = 8,000mm)
SONYα7R3 4K(30FPS)Super35mm ISO400

2018年11月23日金曜日

口径230mmの太陽望遠鏡

口径230mmの太陽望遠鏡で撮影した、プロミネンスです。構想1年半。ようやく完成しました。ファーストライトは先週でしたが、あまり良く見えないな~というのが、正直な感想です。全体的に暗くてコントラストもよくありません。結果、細部の見え味がいまいちでした。今朝は、従来機の150mm屈折と比較しながら評価できたのですが、やはり150mmの方が見やすくコントラストもあります。正直、かなりがっかりでしたが、PCカメラで撮影した画像を処理してみると、思ったより写ります。今の所、評価は?ですね。あと、今回の機材もTECで冷却をしています。太陽撮影となると、ERFを付けていても筒内温度は周囲環境より5℃ほど上がりました。冷却システムをONすると30分ほどで安定しますが、現状のTECでは⊿4℃下げるのが限度で能力不足でした。冷却能力の高いペルチェ素子を購入しているので、そちらに交換する必要がありそうです。
課題は色々ありますが、しばらくはこの機材で遊べそうです。
(*^^*)

November 23rd, 2018, 01:50.4 (UT)
C9 1/4 XLT, ERF 230mm (AiryLab), PST MOD, BF15
ASI290MM, Prime focus (f=2350mm)

双望会同窓会にて

2018年10月23日火曜日

約一ヶ月ぶりの火星です(10月21日撮影)。しかしまぁ、ずいぶんと小さくなりましたね。もうすぐ、大接近時の半分になります。この日もお仕事でしたが、基本的には休日なので、わりと早く帰宅できました。でも、シーイングは思ったほどではなく、リムが常に2重に見えていました。予想どおり、可視光の写りはいまいちでしたが、近赤外は思いのほか解像してくれました。シーイングの判断は、やっぱり難しいです。

2018年9月21日金曜日

ペタヴィウス・クレーター

ここのところ天気が悪いので、7月に宮古島で撮影した画像をあれこれいじくっています。今回は、「ペタヴィウス」です。宮古島にC11を担いで・・・ウソ! ヤマト便で送って一週間こもりました。詳細はいずれどこかで書きたいなと思っています。さて、基本的に宮古島のシーイングは良いです。ピタリと止まるような日はありませんでしたが、多少ゆらゆらしてうても細部がよく見える日が多かったです。東京だったら、「今日はシーイングが良いぞ!」というような条件が、ほぼ毎日続きます。でも、海風とスコールには泣かされました。海風で惑星が視野外に飛んでいくは、天の川が見えているのに、雨がいきなり降り出すは・・・^^; 南国特有の環境に悪戦苦闘しながらも、夢のような一週間を過ごすことができました。来年もいきたいな~(*^^*)。
話が脱線しましたが、この日の月齢はまだ4と小さく、薄明が残る中での撮影になりましたが、このC11で撮影した月面の拡大画像の中では、もっとも解像度が高いものが得られたと思います。撮影時のシーイングはかなり良く、大きな揺れはほとんどありませんでした。やっぱ、シーイングが良いと、すべてが丸く収まりますね。

2018/07/17 19:55
C11(米ORION製)+ Powermate2.5x (F25)
Basler acA2440-75um + R-Filter, 60sec
EQ6赤道儀
沖縄県宮古島にて撮影

2018年9月19日水曜日

9月16日(JST)撮影の火星(IR)RGB

16日に撮影した火星です。前回の撮影から2週間ほど空きました。シーイングはそれほど良くなかったのですが、NIR画像はそこそこ解像してくれました。RGBでのカラー画像は寝ぼけているので、IRをLに割り当てた、なんちゃってL(IR)RGBも並べています。ダストの影響はかなり軽減したと思いますが、影響はまだありそうですね。可視光のコントラストの低さもそうですが、NIR画像を見ても低地にはダストが残っているように思えます。
南中時刻も早くなり、仕事帰りからの撮影は厳しくなってきました。

2018年8月26日日曜日

久々の太陽面(26日-JST)

26日(JST)の早朝に撮影した2719群(下)、2720群(上)です。宮古島への準備の関係でC11を赤道儀に載せていたのですが、それも終わりましたので、太陽望遠鏡を再度載せました。ただ、ばらした部品を他のテストなどに転用した結果、一部がどこかに埋もれてしまい行方不明に。チルト用のパーツも見つからないので干渉リングが消えません。撮影前に探索するも、あまりの暑さに途中で断念。機材も触るとやけどするのでは?と思うほどの加熱しています。心臓がやばくなりそうなので、そうそうに撤収しました。^^;

2018/8/26 AM9:37:00 (JST) + 30sec* 6
ISTAR Optical 150mm(F10) H-Alpha
PST Etalon (<1Å) + 150mm Yellow Filter + BF15
ASI178MM(B/W), Televue Barlow 2.5x
Exp. 24msec, Gain 202

8月25日(JST)撮影の火星(IRGB)

25日は、南中前後にシーイングが良い時間帯がありました。肉眼で見た印象は、主模様は私のカスレ気味の目でも見えますが、コントラストは低いです。黄色みがかった南極冠と周囲の暗い縁取りは、はっきりくっきり見えていました。
今回の画像は、近赤外をRに割り付けたIRGB画像です。ちょっと反則気味の画像ですが、晴れていたらこんな画像が得られていたのかな・・・?と想像してしまいます。ちなみに撮影時の焦点距離は16mで、過去最大の拡大率で撮影してみました。シーイングのサポートもあり、ノアキス高地から南極冠にかけての地形がよく写りました。左の上の明るいエリアはヘラスです。右上の極に近くにある明るいエリアは、アージャイル平原でしょうか?そのすぐ左の光点はギャル(Galle)クレーターかも?

2018-08-25 13:22 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 2x Barlow
Badder IR-Pass-Filter, 60sec x 12
Diameter=21.9", T=4/5, S=3/5

2018年8月23日木曜日

8月22日(JST)撮影の火星(近赤外画像)

8月はシーイングが良くない日が続きましたが、昨晩(22日)は久々にやや良の条件でした。アップしたのは火星の近赤外画像です。5月末に発生した砂嵐の影響は未だ残っていますが、少しづつですが晴れてきました。おかげで、近赤外では見慣れた模様になりつつあります。ただ、可視光だとまだまだ淡いです。8月末にはもう少しクリアになるかと思っていたのですが、私の印象としては思ったより視界不良という感じです。でも、大きさはまだ22"台。まだまだ楽しめる大きさですね。(*^^*)

2018-08-22 14:15 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.5x Barlow
Badder IR-Pass-Filter, 60sec x 9
Diameter=22.4", T=4/5, S=3/5

2018年6月7日木曜日

6月5日(JST)撮影の火星

6月5日(JST)に撮影した火星です。一見模様が少なく見えるエリアですが、色々な地形が隠れています。まず目につくのは南極冠ですね。完全に晴れ上がったようで、縁のギザギザがよく分かります。その下のやや丸っこい地形が”太陽湖”。さらにその下。左から右に欠けて暗斑が連続していますが、この付近があの有名な”マリネリス渓谷”です。ですが・・・今回は、これら有名所とは別に面白いものが写っています。左下の欠けぎわが凸凹していますが、実はこれは地形ではなく現在拡大中のダストストーム(砂嵐)のようです。本来、欠けぎわには"クルュセ平原"が位置しているのですが、先日そこで砂嵐が発生したようで、現在も拡大中とのこと。その端っこが、太陽の光を斜めに受けた関係で、陰影が強調され地形のような模様になったようです。Blue画像には、通常火星上空の氷晶雲が写ります。中央付近から右方向に淡いももやもやが見えますが、これは山岳地帯で発生している雲です。それに対し、左下の欠けぎわの明るい模様は、ダストストームの拡がりだと思われます。私は、この規模のダストストームは初めてなのでちょっとワクワクしていますが、このまま拡大すると、大接近前に火星の模様が見えなくなる可能性も出てきましたね。さてさて、どうなるんでしょうね!? 大接近まで、2ヶ月を切りました。

2018-06-05 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 60sec x 7, R/G/B 60sec each
Diameter=15.9", T=3/5, S=3/5

2018年4月6日金曜日

4月4日(JST)の火星です

これも(=_=;)zzz 状態で撮影しました。土星を撮影する元気はなく、ここで打ち止めとなりました。

2018-04-04 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 90sec x 4, R/G/B 120sec each
Baader IR-Pass, 90sec x 4
Diameter=8.4", T=2/5, S=3/5

2018年4月4日(JST)の木星


この日は、久しぶりにシーイングが良かったです。眠い目こすりながら撮影しました。

2018-04-04 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm) 
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 60sec x 12, R/G/B 90sec each
T=2/5, S=3/5

2018年3月24日土曜日

C11の冷却改造

夏の火星接近+自宅DSO撮影目的で、死蔵のC11を冷却改造しました。改造の目的は筒内気流の抑制ですが、その方法としてiwaLabさんが実践しているTEC(電子クーラー)による静的な手法を試してみました。
TECによる気流抑制の考え方は、下記のようなイメージで解釈しています。このあたりは。元祖iwaLabさんのブログを良く読んでいただければと思います。

  ※ 私の解釈

今回は、私なりに簡便に構成した改造方法を紹介しておきます。なお、テストはまだしていません。 
・・・その点はご注意を・・・

① TECモジュールを購入
KKmoon DIY 熱電ペルチェ 冷凍器 放熱器という製品をAMAZONで購入しました。似たようなものが、あちこちで売られているのでそのあたりはお好みで。なお、自作もありなんですが、たぶん中華製を購入してバラしたほうが安い!です。いったい、元値はいくらなんでしょうかね・・・?

② TECの構造
購入したTECは、横から見るとこんな構造をしていますが、上に見えているファンが放熱側。下の小さい放熱板とファン(見えないですが)が吸熱側です。この間にペルチェ素子があります。冷却側の放熱板とファンは不要なので、今回は取り外します。なお、今回はセルを直接冷却しましたが、この小さい放熱板が入る程度の穴を開けて内部に押し込めば、筒内を直接冷却することもできます。冷たい空気でかき回すのが良いのかは不明ですが、冷却効率は上がるかもしれませんね。








③ TECをバラす
構造は簡単なので、見ればすぐに理解できると思いますが、念のため書いておきます。まず、上の放熱側のファンを外します。すると、放熱板に2箇所ネジが見えます。これが冷却側の放熱板を固定してビスです。これを外せば下側の放熱板が分離でき、取り外すとペルチェ素子が露出します。これで分解完了です。

④ TECの交換
そのまま使用しても良かったのですが、今回はリッチにTECを交換しました。秋月で販売しているTEC1-12708を使用しています。元々付いているのは、12706と呼ばれている、熱容量が一段したのタイプです。12708で75W。12706で50W程度のようで、その差が今回どの程度影響するかは不明ですが・・・









 露出したペルチェ素子 →

なお、交換するしないに関わらずペルチェ素子は一度取り外して、放熱用グリスを足しておいて方が良いです。当初、実験段階ではあまり冷えずなんでだ?と思ったのですが、原因は放熱用グリズのムラでした。正確には量をケチっていたのか、接触面のごく一部にしかグリスが行き渡っていません。中華製は、こういうところが甘いですよね。再度塗り直した結果、外気温に対してー⊿10℃まで下がりるようになりました。





⑤ TECの取り付け
iwaLabさんのコンセプトは、望遠鏡に対する改造を一切行わないことを前提としていました。私の場合、できるだけ短時間で作業を終わらせることを目的としたので、セルには多少の改造を施しています。今回は、セルに55mmピッチでM4のタップを計6箇所立てました。このネジ穴は、購入したTECの小さいファンを固定していたネジに合います。なので、TEC側はそのままここに取り付けすることができます。グリスを塗ってネジを2箇所締めれば固定完了です。放熱側のファンを取り付け直せば、作業完了です。













取り付けた状態 →
(この後ファンを元に戻して作業完了)







⑥ 電源について
TECの最大定格は15.4V/8Aですが、今回12V電源で試してみました。結果は、3台まとめて12V-15Aでした。1ユニットあたり5Aぐらいです。ケーブル長が2m近くあるので、そこでの損失もそこそこ影響しているようですね。簡易的にでも温度をコントロールしたい場合は、可変電源を用意する必要があります。私は、AMAZONでえらく安く売られている12V-30A電源を使用しました。これがなんと2,800円。物の値段が良く分かりませんね。^^;

以上、簡単ですが今回の改造内容をまとめてみました。今回はこれ以外にも温度センサーの取り付けや、ミラーシフトの改善なんかも考えているのですが、それはまた次回にさせていただきます。

ではでは、良いシーイングにめぐり合えますように・・・