2018年6月7日木曜日

6月5日(JST)撮影の火星

6月5日(JST)に撮影した火星です。一見模様が少なく見えるエリアですが、色々な地形が隠れています。まず目につくのは南極冠ですね。完全に晴れ上がったようで、縁のギザギザがよく分かります。その下のやや丸っこい地形が”太陽湖”。さらにその下。左から右に欠けて暗斑が連続していますが、この付近があの有名な”マリネリス渓谷”です。ですが・・・今回は、これら有名所とは別に面白いものが写っています。左下の欠けぎわが凸凹していますが、実はこれは地形ではなく現在拡大中のダストストーム(砂嵐)のようです。本来、欠けぎわには"クルュセ平原"が位置しているのですが、先日そこで砂嵐が発生したようで、現在も拡大中とのこと。その端っこが、太陽の光を斜めに受けた関係で、陰影が強調され地形のような模様になったようです。Blue画像には、通常火星上空の氷晶雲が写ります。中央付近から右方向に淡いももやもやが見えますが、これは山岳地帯で発生している雲です。それに対し、左下の欠けぎわの明るい模様は、ダストストームの拡がりだと思われます。私は、この規模のダストストームは初めてなのでちょっとワクワクしていますが、このまま拡大すると、大接近前に火星の模様が見えなくなる可能性も出てきましたね。さてさて、どうなるんでしょうね!? 大接近まで、2ヶ月を切りました。

2018-06-05 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 60sec x 7, R/G/B 60sec each
Diameter=15.9", T=3/5, S=3/5

2018年4月6日金曜日

4月4日(JST)の火星です

これも(=_=;)zzz 状態で撮影しました。土星を撮影する元気はなく、ここで打ち止めとなりました。

2018-04-04 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm)
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 90sec x 4, R/G/B 120sec each
Baader IR-Pass, 90sec x 4
Diameter=8.4", T=2/5, S=3/5

2018年4月4日(JST)の木星


この日は、久しぶりにシーイングが良かったです。眠い目こすりながら撮影しました。

2018-04-04 (JST)
CFF CC400 (400mm-F20 Classic Cassegrain, f = 7,700mm) 
ZWO ASI290MM, Wedge prism (ZWO ADC), 1.4x Barlow
Astrodon LRGB-Filter, L : 60sec x 12, R/G/B 90sec each
T=2/5, S=3/5

2018年3月24日土曜日

C11の冷却改造

夏の火星接近+自宅DSO撮影目的で、死蔵のC11を冷却改造しました。改造の目的は筒内気流の抑制ですが、その方法としてiwaLabさんが実践しているTEC(電子クーラー)による静的な手法を試してみました。
TECによる気流抑制の考え方は、下記のようなイメージで解釈しています。このあたりは。元祖iwaLabさんのブログを良く読んでいただければと思います。

  ※ 私の解釈

今回は、私なりに簡便に構成した改造方法を紹介しておきます。なお、テストはまだしていません。 
・・・その点はご注意を・・・

① TECモジュールを購入
KKmoon DIY 熱電ペルチェ 冷凍器 放熱器という製品をAMAZONで購入しました。似たようなものが、あちこちで売られているのでそのあたりはお好みで。なお、自作もありなんですが、たぶん中華製を購入してバラしたほうが安い!です。いったい、元値はいくらなんでしょうかね・・・?

② TECの構造
購入したTECは、横から見るとこんな構造をしていますが、上に見えているファンが放熱側。下の小さい放熱板とファン(見えないですが)が吸熱側です。この間にペルチェ素子があります。冷却側の放熱板とファンは不要なので、今回は取り外します。なお、今回はセルを直接冷却しましたが、この小さい放熱板が入る程度の穴を開けて内部に押し込めば、筒内を直接冷却することもできます。冷たい空気でかき回すのが良いのかは不明ですが、冷却効率は上がるかもしれませんね。








③ TECをバラす
構造は簡単なので、見ればすぐに理解できると思いますが、念のため書いておきます。まず、上の放熱側のファンを外します。すると、放熱板に2箇所ネジが見えます。これが冷却側の放熱板を固定してビスです。これを外せば下側の放熱板が分離でき、取り外すとペルチェ素子が露出します。これで分解完了です。

④ TECの交換
そのまま使用しても良かったのですが、今回はリッチにTECを交換しました。秋月で販売しているTEC1-12708を使用しています。元々付いているのは、12706と呼ばれている、熱容量が一段したのタイプです。12708で75W。12706で50W程度のようで、その差が今回どの程度影響するかは不明ですが・・・









 露出したペルチェ素子 →

なお、交換するしないに関わらずペルチェ素子は一度取り外して、放熱用グリスを足しておいて方が良いです。当初、実験段階ではあまり冷えずなんでだ?と思ったのですが、原因は放熱用グリズのムラでした。正確には量をケチっていたのか、接触面のごく一部にしかグリスが行き渡っていません。中華製は、こういうところが甘いですよね。再度塗り直した結果、外気温に対してー⊿10℃まで下がりるようになりました。





⑤ TECの取り付け
iwaLabさんのコンセプトは、望遠鏡に対する改造を一切行わないことを前提としていました。私の場合、できるだけ短時間で作業を終わらせることを目的としたので、セルには多少の改造を施しています。今回は、セルに55mmピッチでM4のタップを計6箇所立てました。このネジ穴は、購入したTECの小さいファンを固定していたネジに合います。なので、TEC側はそのままここに取り付けすることができます。グリスを塗ってネジを2箇所締めれば固定完了です。放熱側のファンを取り付け直せば、作業完了です。













取り付けた状態 →
(この後ファンを元に戻して作業完了)







⑥ 電源について
TECの最大定格は15.4V/8Aですが、今回12V電源で試してみました。結果は、3台まとめて12V-15Aでした。1ユニットあたり5Aぐらいです。ケーブル長が2m近くあるので、そこでの損失もそこそこ影響しているようですね。簡易的にでも温度をコントロールしたい場合は、可変電源を用意する必要があります。私は、AMAZONでえらく安く売られている12V-30A電源を使用しました。これがなんと2,800円。物の値段が良く分かりませんね。^^;

以上、簡単ですが今回の改造内容をまとめてみました。今回はこれ以外にも温度センサーの取り付けや、ミラーシフトの改善なんかも考えているのですが、それはまた次回にさせていただきます。

ではでは、良いシーイングにめぐり合えますように・・・

2018年2月17日土曜日

C/2016 R2 パンスターズ彗星とM45

最近、こんな天体を撮り始めています。2年前にもちょっと盛り上がったことがあったのですが、最近はまったくでした。で、一発目はパンスターズ彗星です。見た目はかなり小さいのですが先月の海外の画像を見ると、複雑にねじれた尾が写り注目されました。2月に入るとM45に接近しています。彗星自体の活動は1月ほどではないみたいですが、青い尾っぽが写りました。ちなみに赤道儀は日食撮影用で購入したものを使っています。当初は、日食後に売り飛ばそうと思ったのですが、とっても軽いので、意外と重宝しています。オートガイドと組み合わせると、300mmも問題ありませんでした。

2/11(JST) 18:53~ 2min x 40
VSD100 F3.8 + レデューサ(F3.0)、AP赤道儀 + PHD2
D810A, ISO1600, 山梨県南都留郡富士河口湖町

2017年11月27日月曜日

11月27日(JST) の火星です(モノですが・・・)

早起きして火星です。すでに何度かトライはしているのですが、この時期でしかも低空。なかなか激しく飛び回っていて、良い画像は得られませんでした。今朝は、6時半ごろからシーイングが急激に改善していき、近赤外を6:45頃まで撮影しました。青空の中での撮影ですが何のそので、北極もなんとなく写っています。縁の模様は画像処理の関係でちょっと怪しいのですが、右の模様はエリシウムでしょうか? その左がやや明るいので、そうかもしれませんね。ちなみにRGBは全滅でした。特にB画像を期待したのですが、まったくののっぺらぼう。カラー化は、もう少し先になりそうです。
視直径はまだ4.2"なので、観測というレベルではありませんが、来年の7月末の大接近はこの6倍以上まで大きくなります。楽しみですね・・・(*^^*)

2017年11月20日月曜日

クラビウス

7月以降、ブログの更新を怠っていました。会社の状況変化や日食疲れから手抜きになっていましたが、先週参加した双望会でブログの更新について何人かの方から聞かれ、やはり読んでくださる方がいるんだなと再認識。今回、4ヶ月ぶりに書き込んだ次第です。
m(_ _)m
ただ、今年は梅雨明け以降天候がず~っと悪かったので、ネタはそれほど多くはありません。小出しにしないとネタ切れ必須なので、まずはアップからと、やや古いのですが7月に撮影したクラビウスを載せました。シーイングが良かったので、過去最大の拡大率で撮影しています。画面いっぱいですが、これでもASI178MM x 2画像でモザイク画像です。
で、次回は今回の米国日食で実施した撮影方法について紹介したいと思います。かなりの長いので何回かにわたると思いますが、お楽しみに!?

2017/07/15 04:41
CFF CC400(400mm-F20 Classic Cassegrain)
ZWO ASI178MM, IR Filter, Barlow 1.4x
Gain243, 30FPS, 120sec x 2 pics

2017年7月12日水曜日

危難の海とプロクルス

気がつけば、6月は一回も投稿していませんでした。久しぶりにアップする画像は、「危難の海」と明るい光条が目立つ「プロクルスクレーター」です。満月2日前なので、この位置はかなり明るいのですが、コントラストを得るため、撮影段階でガンマ(=30)をいじくっています。撮影エリアは4x2画像でモザイクしているので、危難の海全体を撮影していますが、PC画面内に収めようとすると迫力がでないので、思い切ってトリミングしてみました。どんなもんでしょうかね。ちなみに、南北を考えれば縦構図なのですが、PCでは横構図の方が見やすいので、90°回転させています。月、楽しいですね!

2017/07/07 23:10.1 (JST)
CFF CC400(400mm-F20 Classic Cassegrain)
ZWO ASI290MM, R Filter

2017年5月22日月曜日

5月20日の木星

5月20日に撮影した木星です。19/20日, 20/21日と二晩連続で、全国的にシーイングが良かったようです。私のところは、20/21日の方が、シーイングが良好でした。セブ島なみとまではいいませんが、ここ数か月ではもっとも安定したと思います。今回の画像は、久しぶりにASI224MCによるカラー画像です。LRGBも撮影しましたが、二晩で1TB以上撮影したので、処理がまったく追いつきません。今晩も、晴れそう・・・( ̄▽ ̄) 撮影ばっかりで、データが溜まっていく一方です。
SEBは、mid-outbreakの影響か、暗柱が乱立していて凄い様相ですね。今回は、解像度が高いので、SEBの様子がよく分かります。お気に入りは、NEB中央付近のリフト構造です。上の画像だと分かりにくいのですが、禁断の北を上の画像にすると、NEBの中央やや左のリフト先端から、右方向にかけて波状にアーチが伸びていく様子がなんとなく浮き上がって見えます。※下図での左右です  ただの偶然かもしれませんが、解像度が高いと色々な妄想ができるので、やっぱ楽しいです。セブ島だと、週に何回もこんな様に見えるんでしょうね。大型のネズミ君はいませんが、私にとっては夢の国です・・・!(^^)!


2017/05/20 21:13.0 (JST)
CFF CC400(400mm-F20 Classic Cassegrain)
ZWO ASI224MC, Wedge prism (ZWO ADC), 1.5x Barlow
Astrodon L-Filter, (RGB 60sec x 11pics, De-rotation),
Diameter=41.7", T=4/5, S=4/5

2017年5月21日日曜日

5月19日 ピタゴラスクレータ

この日は、シーイングが良く、調子に乗って下弦の月を撮影しました、と言っても、私の場合は部分拡大専門ですが。上記クレータは、ピタゴラスです。直径130km、中央丘が目立つきれいなクレータですね。下弦での月面観望は何年ぶりかなので、日の当たり方が見慣れていない分、けっこう楽しめました。

2017/5/20 4:17.2 (JST), 60sec
CC400 (400mm-F20, fl = 7700mm), ASI178MM, IR-Filter


2017年5月1日月曜日

4月29日の土星

前回の木星撮影後に、期待大で撮影した土星です。でも、高度のせいなのか、シーイングは今一つで、カッシーニの空隙がぶれぶれで何重にも見えていました。一部の画像でエンケは確認できたのですが、そこをつめると絵が破たんするので、今回はお預けです。
しかし、一晩で木星と土星の撮影はしんどいですね。社会人にはかなり、無理があります。(T_T)/~~~

4月28日の木星

4月は、木星を13夜、月が4夜、太陽を9日撮影しましたが、木星をアップする気になったのは、この画像ぐらいです。3月後半から機材を変更して撮影していますが、なかなか解像度が上がりません。かなり細かい調整をしていますが、結果は思わしくないですね。ロンキースクリーンで見てみると、かなり蛇行しているように見えます。期待したんですが・・・

2017年4月29日土曜日

29日東端に見えていたプロミネンス

29日朝、太陽の東端に見えていたプロミネンスです。シーイングは短時間で変動していましたが、この画像撮影時はそこそこ安定していました。ぽっかり浮かんだ淡いプロミネンスが、印象的です。でも黒点の方は、あんまり面白みが無し。太陽活動は、停滞期に入っているので、これからもっと寂しくなっていきそうです。
話変わって木星ですが、どうにもこうにも良い絵が撮れなくて難儀しています。新規導入した機材のミラーの出来があまりよくないかもしれません。微調整が続いています・・・(;_:)

2017/04/29 AM9:00(JST) + 30sec
ISTAR Optical 150mm(F10) H-Alpha
PST Etalon (<1Å) + 150mm Yellow Filter + BF15
ASI290MM(B/W), Kasai 2x