2013年8月31日土曜日

8月31日(JST)の木星


久しぶりに更新します。今朝の木星です。昨晩も撮影したのですが、この時のシーイングは酷くて、処理しても何も出てきませんでした。今朝は大きな揺れが目立ち、ピント合わせに苦労したのですが、強めの処理をすると意外と模様が出ました。今回のカメラは、以前紹介したBlackflyです。L画像がF36で50FPSで取り込めるのが、メリットでしょうか? 今回の画像で苦労したのは、マルチスタック処理をすると周辺にリング状の模様が発生する点でした。シングルスタックだと問題無いのですが、マルチだと結構目立ちます。今回の画像は、中心部から60%ぐらいまでがマルチの画像で、周辺部はシングルの画像割合を増やし、この模様を軽減しました。現状でも痕跡は見えるのですが、今回はこれで良しとしておきます。
気がつけば、庭の30cmでも撮影できる高度になりました。でも、夏休み掃除してから、光軸調整が途中で止まっています。今晩天気が良ければ、調整しなければ・・・

2013年8月19日月曜日

8月19日(JST)の木星


昔使っていた、20cmを引っ張りだしてきました。F20なので直焦点で撮影していますが、やはりちょっと小さいですね。細かいところがよく分かりません。次回は、もう少し拡大して撮影してみます。
木星の高度が低いのも一因とは思いますが、昨年と比較すると、シーイングの程度は2段階くらい悪いのでは思ってしまいます。


2013年8月16日金曜日

ぽっかり浮かんだプロミネンス


8月14日、15日、ぽっかり浮かんだプロミネンスが見れました。特に15日は、シーイングが良かったので、蜘蛛の糸ように細いガスの流れを見ることができました。
今日は、一日画像処理していました。やってもやっても画像が出てくるのでヘトヘトです。後半は、処理も簡便でノイズも無視。遠目で見ていただけると助かります。
その他
 ・ 南半球に見えていたダークフィラメントは、15日早朝に吹き上がってしまいました。あと数時間遅れていれば、多くの方が撮影できたと思います。残念。
 ・ ペルセは、伊豆に行きましたが見事に曇りました。天城高原まで行けば晴れ間があったようですが、次の日も仕事だったので、曇り空の中、天然クーラの中で寝こけていました。
ちなみに、出現は平年より少なめのようです。極大は、12日の昼ごろだったという声もありました。

おしまい。

8月13~15日に見れた静穏型プロミネンス

8月13・14・15日の3日間、東のリムに現れた静穏型のプロミネンスです。初日のエリンギの頭のような姿が、印象的でした。

  8月13日

  8月14日

  8月15日

今シーズン初の木星 8月16日(JST)


今シーズン、最初の木星画像です。メインの30cmでは、9月以降でないと撮影できそうにないので、太陽撮影用の望遠鏡を外して、そこに屈折望遠鏡を載せて撮影しました。155mm(F7)なので、パワーメートの4xでも4,000mmぐらいしか稼げません。小さい木星像ですが、シーイングは悪くはなかったので、それなりに写りました。

8月16日の太陽(白色・Hα・CaK)


色々と撮影はしているのですが、処理が追いつきません。
お盆ですが仕事あり、ペルセありで、あたふたするのみ。日付が前後しますが、気にいった画像をアップしていきます。
 ※ ペルセは曇りましたが・・・

南半球側が賑やかです。いくつかの黒点は、それなりの大きさになってきたので、久しぶりに白色光で撮影してみました。中央右が1818群です。右端が1817群。また、東のリム(左端)から1823群が見えてきました。CaKの画像を見ると、南半球の活動状況が一目で分かります。


1818群を拡大撮影した画像です。Hα画像と並べてみました。拡大率の違いは修正していないので、ご注意を。


下の画像は、1823群です。黒点部の周囲を見てみると、半暗部が均一に囲まれていないがのが分かります。結果、中央が凹んでいるように見えますが、実際、黒点の中心は周囲より数百km凹んでいるとのことです。ウイルソン効果と呼ばれています。


最後は、南半球に見えたダークフィラメントです。一部はリムにかかっているので、その先が小さいプロミネンスとして見えています。たぶん・・・


2013年8月11日日曜日

8月11日の太陽


連日の猛暑の中、太陽撮影をしている皆様、ご苦労さまです。網戸越しの扇風機からの風でしのいでいますが、撮影が長引くと頭がボーっとしてきます。
さて、寂しい太陽面と言われていますが、規模の小さめな活動はいくつか確認できます。まず、南半球のダークフィラメントですが、今朝も健在でした。画質だけでは判断できませんが、活動範囲に大きな変化はなさそうです。
 ※ モザイク合成が部分的に破綻しているので、細かい粗が多くなりました。目をつぶってくださいね。
次に目がついたのが、新たに発生した1817群です。左が9時16分。右がその13分後の画像ですが、右の画像に輝点が発生しています。小規模なフレアーと思いますがBクラスなのか、この時刻での発生は確認できませんでした。
 ※ イベントリストを見たら、9:23(JST)にB5.0のフレアーが記録されていました。たぶん、これですね。


CaKの画像を見ても、黒点やその周囲の活動域はどれも小粒です。



2013年8月10日土曜日

8月10日の太陽


今朝は、やや薄雲があるものの良い天気で、撮影には支障がありませんでした。
ここ何日かは、プロミネンスが小規模なものばかりなので、南半球に浮かんでいるこのダークフィラメントに目がいってしまいます。昨日の画像と比較すると、やや拡散してきたのか形が崩れてきたように見えます? いずれ吹き上がって、消えてしまうのでしょうね。
太陽面も、黒点が小粒なのばかりなので、寂しいばかりです。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, DMK51AU02(B/W)
30msec-60sec(300frames to stack)×5pics


PST-CaK(40mm fl=400mm)
DMK51AU02、60sec

8月9日の太陽


太陽の縁に、大きなダークフィラメントが見えています。左に2個の小さな黒点が見えますが、上が1816群。下が1814群です。この日は、プロミネンスがほとんど見えませんでした。CaKの撮影も、急に湧いてでた雲に邪魔されて、撮影できず。早起きしたのですが、結果はこれだけです。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, DMK51AU02(B/W)
30msec-60sec(300frames to stack)×5pics

2013年8月8日木曜日

8月7日の太陽


久々の撮影です。
出社前の撮影なので、あわただしいこと。結局、車では間に合わない時間になり、この暑い中オートバイで出勤しました。
全般的に活動が低調で、黒点も小さめのが何個かある程度。プロミネンスも中ぐらいのが、目立つぐらいでした。

         (8/8 画像入れ替えました。ちょっとやりすぎでした。)