2016年2月13日土曜日

2月10日(JST) C/2013 US10 カタリナ彗星


原村で撮影した最後の画像で、カタリナ彗星です。海外の画像を見てみると、2月の初旬まではイオンテイルが写っていましたが、この日はほとんど写りませんでした。ダストテイルは相変わらずで、0.5°以上の長さがあります。だいぶ小粒になりましたが、800mmで写す分には十分な大きさですね。

2016/02/10(JST) 22:27~ (30sec x 30pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

NGC3718, NGC3729, HCG56 (おおくま座)

原村で撮影したNGC3718周辺です。アープ・アトラスと呼ばれる特異銀河で、見てのとおり独特な形状をした美しい銀河です。人生初の4時間露光ですが、甘かったですね。淡い部分はノイズでざらざらでした。光害カットフォルターを装着すればよかったかも。
NGC3718と並ぶ小さ目の銀河がNGC3729。3718の真下に米粒のように並んでいる5つの銀河群は、HCG56(ヒクソン・コンパクト・グループ)の番号が付いています。15cmではまったく歯が立ちませんが・・・

2016/02/10(JST) 23:28~ (30sec x 460pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

2016年2月12日金曜日

M64 黒目星雲



11日が休みだったので、原村に撮影に行きました。当日は、-10℃まで気温が下がり、望遠鏡もかちかちに凍る中での撮影です。一晩中晴天に恵まれましたが、透明度は思ったほど上がりません。これもPM2.5の影響なんでしょうか? 明け方に昇ってきた夏の銀河も、透明度? 薄明? どちらの影響かは分かりませんが、ほとんど確認することは出来ませんでした。 
今回は、たぶんこれが最後となるカタリナ彗星と、いくつかの銀河を撮影するのが目的です。カタリナ彗星は、暗さもそうですがイオンテイルがほとんど見えず、ダストテイルのみのなんとも面白くない姿に変貌してしまいました。処理の関係で、撮影枚数の少ないM64からアップします。薄明時刻の40分前から開始したので、50分程度の画像しか確保できませんでした。かなりノイジーなのでデジタル現像をせず、Photoshopで、チマチマ処理しています。全体的にモノトーン調の地味な画像になってしまいましたが、その分、目元だけはDeconvolution処理でパッチリさせてあげました。

2016/02/11(JST) 04:24~ (30sec x 100pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

2016年2月1日月曜日

昔の画像で遊んでいます

昨年の西表島で撮影した、天の川です。処理途中で放り出していたものを再処理しました。

2015/05/16 3:17 (JST) , 30sec x 6Frames
Eos60Da, Tokina12-24mmF4 (24mm, 開放), ISO3200
西表島


この画像は、昨年の10月に撮影したぎょしゃ座です。D810Aで撮影しました。レンズは借り物のZeiess Planar T*50mm F1.4です。4スミの星像は若干間延びしますが、それ以外は鋭い像を結びます。いいレンズでした。Nさん、ありがとうございました。お借りしたのに申し訳ないのですが、やっと画像をアップできました。

2015/10/17 0:31 (JST) , 180sec x 20Frames (Total 60min)
D810A, Zeiess Planar T*50mm F1.4 (F3.5), ISO800
原村にて

今回は画像のフラットを微調整して、周辺減光やカブリを極力減らすことに注力しました。従来よりフラットの精度が高められた分、淡いところまで処理ができたと思います。まだ色の濁りや、微光星の処理に難がありますが、ぽつぽつやっていきます。

2/1 ちょっといじくったナンチャッテ画像を追加しました