2014年7月31日木曜日

7月31日(JST)の太陽(Hα)

今朝もシーイングは良かったです。昨日と比較すると、ちょっと悪くなったかな?とは思ったのですが、画質にさほどの違いはありませんでした。今回は、6枚の画像をつないでいます。
今回の画像も、東の黒点群です。昨日と同じような絵面ですが、先度、左の2130黒点でM2.5のフレアが発生したようです。今後の活動が楽しみになってきました。明日の天気は微妙ですが、がんばって撮影してみます。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-60sec(600frames to stack) × 6pics

2014年7月30日水曜日

7月30日(JST)の太陽(Hα)

今朝も早起きして撮影しました。いつまで続くのでしょうか?
さて、画像は2127(右)・2130(左)黒点です。2130黒点では、Cクラスのフレアが複数回発生しているようなので、今後が楽しみです。
ASI130MMを、仕事用の高性能なノートPCで試したら、30FPSで動作しました。PCの性能なのかHDDが原因かは不明ですが、とりあえず性能が引き出せる方法が分かったのでよかったです。
相変わらずCMOSのノイズが目立ってしまうので、2枚モザイク後に解像度を下げて、取り繕いました。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-60sec(500frames to stack) × 2pics

2014年7月29日火曜日

7月29日(JST)の太陽(Hα)


画像は、2121黒点です。大きめのダークフィラメントがへばりついていて、撮影し甲斐があります。
今日の残念は、ASI130MMがフルサイズだとなぜか15FPS以上にならないことです。昨日は、30FPSで撮影できたのですが、なぜ??? フレーム数が少ないので、CMOS特有のノイズが目立ってしまい、がっかりな出来でした。Photoshopのノイズ軽減処理を、結構きつめにかけて、多少なりともノイズを減らしています。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-30sec(120frames to stack)

2014年7月27日日曜日

太陽撮影システム (Daystar社 ION 0.7Å) その2

昨年の6月に、Daystar社のION-Filterを紹介しました。その時は、次回はこのFilterの使い勝手云々などと書きましたが、すっかり忘れていました。今朝方、少しデータが取れたので、忘備録を兼ねて紹介します。
写真のユニットが、Daystar社のION-Filterです。モノについては、昨年のブログを参照してください。このFilterを使用する場合、いくつかクリアしなければならないポイントがあります。

① 説明書が超カンタンで、実際なにも分からない。
ユニットの画像を見てもらうと、「SUN」、「RED」、「BLUE」などのシールを貼っていますが、理由は、これらの情報が説明書に記載されていないためです。全部、メーカーに英文メールを送って確認しました。

② 電源が必要
このFilterは、温度制御をして通過波長を調整しています。したがって、+12Vの電源が必要です。また、温度が安定するのに5分程度かかります。波長調整後にも、数分待つ必要があり、チルト調整のように画像を見ながら調整することができません。

③ Hα波長の微調整
メーカー出荷時に調整はされているようですが、ユニット画像にあるダイヤルで、±0.5Å程度波長をシフトさせることができます。下記の画像は、Hαを中心に0.2Å程度シフトさせた時の画像です。見ての通り、この程度の波長変化でも、表面模様がかなり変化するのが見て取れます。いつもは、Hα(センター位置)で撮影していますが、黒点周辺のプラージュは、Hα-0.2Åの画像の方が明らかに明るく見え、小さいプラージュも確認できます。


④ 画像ムラ
これが、一番大変です。太陽望遠鏡においては多かれ少なかれ、この問題に直面する方が多いと思いますが、このFilterもしかりです。
まず、このFilterだけではないのですが、ASI130MMは、干渉リングの発生が顕著でした。これは、カメラの取り付けアダプターを傾けて、改善しました。ただ、改善後も、輝度ムラが残ります(画像の右側)。このムラはけっこう激しい箇所があり、1/2"CCDだと画面の1/3まで被ります。これを改善するため、カメラを中心からオフセットさせました。ぐりぐり回してずらして、一番ムラが少ない位置を決めています。最後の画像が調整後接眼部周辺です。干渉リング防止目的で、紙を挟んで傾けていているのと、カメラをオフセットさせるため、フランジが上下でずれているのが確認できます。



いかがでしたか? 面倒くさい? お金があれば、Daystar社のQuantumにすれば、もう少し使いやすくなると思いますよ。
ではでは・・・

2014年7月26日土曜日

7月26日(JST)の太陽(Hα)



ご無沙汰しています。 なかなか暇にならず、気がつけばもうすぐ8月です。
太陽撮影機材の調整を兼ねて、久々に撮影しました。
カメラは、ASI130MMです。太陽撮影で有名な、大島さんのブログで紹介されていたので購入してみました。値段は安いのですが、それなりに写りそうです。

さて、今朝撮影したプロミネンスと黒点周辺部の画像です。仕事の合間に処理しているので、構図は適当、一部ムラありですが、シーイングが良かったこともあり、そこそこの解像度で写りました。明日も撮影してみます。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-20sec(150frames to stack)