2013年9月28日土曜日

9月29日(JST)の木星


相変わらず、ほとんど在中国。移動疲れで、撮影する意欲がやや下降気味でしたが、今朝は根性入れて撮影しました。しかし、寒かったですね。ここまで気温が下がるとは思いませんでした。長袖程度だったので、後半から寒さに耐えられず、あわてて着込んだものの後の祭りでした。適当なところで切り上げたのですが、布団に入っても震えが止まりません。太陽撮影をする気力もなく、昼前まで寝込んでいました。
愚痴はこのぐらいにして、今朝の木星ですが、シーイングは良かったです。変動がやや大きかったので、細部の写りはもう一歩でしたが、久々の撮影でここまで撮れれば文句ありません。
今回は、メタン(CH4)やUVの画像も載せておきます。カラー画像は、LRGBとRGB画像です。
シーイングが10段階で6~7程度になると、私の場合はLRGBよりRGB画像の方が解像度が上がります。上の画像で見ると、LRGBの方がやや解像度が高いので、シーイングは5~6ぐらいでしょうか。
NEBnのちょうどCM(中央)付近にWSZと呼ばれる淡い白斑が見えています。淡い模様なのですが、今回は割と明瞭に写っていました。このWSZ、可視光では淡い模様として見えますが。メタンで撮影すると、大赤斑なみの明るい白斑として写ります。先週この付近で、2つのバージと呼ばれる暗班が合体しました。WSZの左上が合体後のバージだと思います。今回WSZが目立ったのも、この影響かもしれません。

2013年9月22日日曜日

9月22日(JST)の木星


(追加) Autostakkert-Single


手伝いで引き受けたお仕事が想定外の忙しさで、随分と間が開いてしまいました。なにせ、休日など関係なく中国出張が入るので、どうにもなりません。アイソン彗星の頃まで続きそうなので、ヘール・ボップに続き、大彗星には縁がないパターンになりそうなのが残念です。
さて、今朝のシーイングはかなり良好で、3/5(6/10)ぐらいでしょうか?
 ※ 大きい揺れは無かったのですが、短波長側の解像度はあと一歩でした
ようやく30cmで撮影できるようになり、解像度がワンランク上がりました。

DK125(12.5”-F20) Nikon 1.6x
DMK21AU618 L,R,G,B 各120sec WinJUPOSでLRGB合成

(追記)
ヨネヤンさんにご指摘された、SSTBの件ですが、マルチスタックにすると発生しました。最初は境界の問題かと思いましたが、手動で配置しても同様の結果でした。ならばと、Singleスタックにしてみたのが下の画像です。解像度は多少犠牲になりますが、全体的にスムーズになりました。
今回の件で思い出しましたが、素晴らしい惑星画像を撮影するY氏と、以前お話をする機会がありました。氏の処理は、現在でもRegistx5で行っているそうです。シーイングに応じた画像にはなるのですが、好シーイング時の画像の滑らかさは特筆ものです。今回、それを思い出して試してみたのですが、予想以上に良い結果が出ました。シーイングの良い時は、意外とシンプルな処理が好結果を生むのかもしれません。
惑星画像処理も、奥が深いですね。

2013年9月7日土曜日

9月6日(JST)の木星


前日は、凄い雨と雷でしたね。駐車場に置いていたプラステック製の段差プレートが、増水した影響で、数十m先まで流されていました。ただ、風が大したことなかったので、望遠鏡への影響は軽微でしたが。
さて、次の日の早朝は比較的シーイングは良好でした。でも、雲が次から次と来襲し、RGBシーケンスの連続撮影中、どこかで茶々が入り、もうぐちゃぐちゃです。もっとも条件が良かった撮影がこれまた最悪で、肝心のR画像撮影中にWIndowsの更新で、PCが再起動してしまいました。なにそれ! でした。結局、L画像もまともな撮影ができなかったので、時間が飛んでいるRGBの画像をWinJuposで合成してまとめました。やや眠たくなるRGB画像を強引にハイコントラストに仕上げています。

2013年9月3日火曜日

8月31日(JST)に撮影した月面


眠くなりましたので、画像だけアップします。
色々と失敗して、お見せ出来る範囲が小さくなってしまいました。
コメントは、明日にでも追記します。
おやすみなさい。(=_=)zzz

OMC200 直焦点, ASI120MM
画像16枚(ぐらい?)のモザイク合成

2013年9月2日月曜日

8月31日(白色)、9月1日(Hα,CaK)の太陽


太陽3姿態です。
最初の画像は、8月31日に白色光で撮影した黒点群です。右上の小さな黒点群が、1834群。右下が1835群。左が1836群です。ちなみに、この画像、太陽の赤道帯を撮影しているように見えますが、実際は傾いていますのでご注意を。
下の写真は、9月1日に撮影しました。面白いのは、右上の1834群です。白色光で見ての通り、黒点はごま塩状態ですが、CaKで見るとプラージュが広範囲に広がっているのが見えます。
さて、今回のHαの画像は、Wスタックの検討用で購入したPSTで撮影しました。 ※ 現時点ではシングルですが
PSTは低価格なので、Wスタックも低予算と思い中古を手に入れたのですが、やはり色々な問題があります。まず、PSTの半値幅は1Åなので、coronadoの60mmより表面模様は見くいです。ただ、じっくり見ていると意外とシャープなイメージで表面模様が見えてきました。次に撮影をしてみましたが、DMKではピントが合いませんでした。CaKはギリギリOKでしたが、HαのPSTだと合いません。同じ形態の製品なのに、この違いはなんなんでしょう。ピント位置を、こんなぎりぎりしなくても良いのに。 しかたがないので、ショートノーズのバーローレンズを付けて対応しました。1.2xに拡大されるので、一度では全球面の撮影ができません。この画像は、南北を別撮りして合成しています。ムラも大きく、表面の模様の出方もムラがありますが、処理した画像は意外と悪く無い出来になりました。
この結果に、この先に進むのか? ヤフオク行きにするのか? 悩んでいます。微妙なところですね。