相変わらず、ほとんど在中国。移動疲れで、撮影する意欲がやや下降気味でしたが、今朝は根性入れて撮影しました。しかし、寒かったですね。ここまで気温が下がるとは思いませんでした。長袖程度だったので、後半から寒さに耐えられず、あわてて着込んだものの後の祭りでした。適当なところで切り上げたのですが、布団に入っても震えが止まりません。太陽撮影をする気力もなく、昼前まで寝込んでいました。
愚痴はこのぐらいにして、今朝の木星ですが、シーイングは良かったです。変動がやや大きかったので、細部の写りはもう一歩でしたが、久々の撮影でここまで撮れれば文句ありません。
今回は、メタン(CH4)やUVの画像も載せておきます。カラー画像は、LRGBとRGB画像です。
シーイングが10段階で6~7程度になると、私の場合はLRGBよりRGB画像の方が解像度が上がります。上の画像で見ると、LRGBの方がやや解像度が高いので、シーイングは5~6ぐらいでしょうか。
NEBnのちょうどCM(中央)付近にWSZと呼ばれる淡い白斑が見えています。淡い模様なのですが、今回は割と明瞭に写っていました。このWSZ、可視光では淡い模様として見えますが。メタンで撮影すると、大赤斑なみの明るい白斑として写ります。先週この付近で、2つのバージと呼ばれる暗班が合体しました。WSZの左上が合体後のバージだと思います。今回WSZが目立ったのも、この影響かもしれません。