双望会(そうぼうえ)2012に初参加!



10月19~20日の3日間。会社を休んで、スターパーティー「双望会 in 御園」に参加してきました。
知り合いがこの御園の天文台で働いていて、以前から誘われていました。手土産に、イタリア製の望遠鏡を持って来いというお達しがあったので、購入してから一度も見たことがない、CF250という望遠鏡を持っていくことにしました。 ※ 写真の望遠鏡
このド派手なデザインの望遠鏡はイタリア製です。Lazzarotti Optics社製の口径250mm(F25)。月・惑星・2重星専用と言ってもいいスペックです。2年前に購入したのはいいのですが、その繊細?な作りにビビッてしまい、まさにお蔵入り状態でした。今回がまさにファーストライトになります。


金星の日面通過以来、久々の遠征です。星を見る目的では、何年ぶりでしょうか? 最近はまさにブログのタイトルどおり、自宅の庭でしか撮影していませんでした。
新東名が開通したおかげで、御園までのアクセスは格段に良くなりました。夕方の16:00前には到着したのですが、会場には既に大量の望遠鏡が並んでいました。その光景たるや、もーーーびっくりです。傾向としては、観望に特化したシステムが多いのですが、実際に見せてもらった各種天体のイメージは、私が過去40年に見て記憶しているものとまったくの別ものでした。
デジタル時代において、画像処理による天体写真の劇的な変化をここ何年かで体験しましたが、光学性能をとことん追求したシステムで星を見ると、ここまで凄いものが見えるのに驚きです。
特に印象深かったのは、114mm双眼システムで見た「M42」と、じろーさんという方が所有しているる、口径60mmの太陽望遠鏡です。
両目で見る「M42」は、まさに眼前に浮かんで見えます。見渡すが限り宇宙で、M42の淡いところの微妙な濃淡まで見えるので、見ていて飽きることがありませんでした。
太陽望遠鏡はダブルスタックでしたが、私も同口径のHα望遠鏡を持っているので、その差が気になりましたが、それはもう素晴らしいイメージです。目の前に見える太陽は、非常にコントラストが高くしかも抜けが良い画像を結んでいます。通常は、太陽表面の模様を見るのに多少のなれが必要で、さらにダブルスタックにすると、プロミネンスがやや見難くなるという意見が多いのですが、この望遠鏡はそんな意見をまったく無意味にするイメージです。プロミネンスも太陽表面もはっきり、くっきり見えていました。正直これを見てしまうと、自分の所有するHα望遠鏡を見るのが悲しくなりました。決して悪い印象は無かったのですが、ここまで違うとやはりショックです。太陽望遠鏡の当たり外れは大きいとは聞いていましたが、ここまでとは・・・ コロナド恐るべし


他人の望遠鏡の話ばかりですが、今回、私の愛機達はぼろぼろでした。
まず、赤道儀が故障していました。スイッチを入れるともの凄い速度で駆動し始めでしまい、導入した天体があっという間に見えなくなってしまいました。 ※ 電源を切った方がまし
次の日、御園にある赤道儀をお借りして鏡筒を載せ替えました。追尾の件は解決したのですが、
なにせファーストライトなので、光軸はまったくダメ。早い時間から調整を開始して、回折像がかなり良くなってきたところで期待して月を見たのですが、これがイマイチ。なぜ?だろうとアイピースを外してみると、なんと口径食でミラーの半分も見えていない状態。
構造的に調整する部分がほとんどないので、結局お手上げ。多分、副鏡とバッフルの中心が位置が合っていないことが原因とだと思います。やっぱり海外製品って、一発では動きませんね。
結局、機材に関しては恥をかきに行っただけでしたが、星を楽しむという点では本当に参加してよかったです。やっぱり、きれいな星空を見るのは楽しいですね。この道に入る原点に戻れたような気がしました。来年も多分参加かな・・・

最後に御園の60cmで撮影した木星を載せておきます。シーイングのせいであまり出来はよくありませんが、今回の唯一の天体写真です。


2012/10/20(UT)
60cm(アスコ製) 焦点距離 7,200mm 直焦点
DMK21AU618で撮影 RGB合成
 

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