2026年4月3日金曜日

C/2025 R3 (PANSTARRS)  4/3早朝

「ピンクムーン」とやらが夜空を照らす中、週末のお天気が悪そうなので、平日遠征してきました。ここ最近は、春らしい眠たい空ばかりでしたが、この日は透明度が良く、山並みがきれいに見えていました。撮影地の視界があまりよくないので、撮影時刻は薄明ギリギリからとなりましたが、トラブルなく撮影できました。月明かりと薄明のW被りの画像から淡いと頃を引き出すと、カラーノイズまみれ^^; ノイス処理やらなんやらで、どうにか見られるものになりました。明るさは、6等台でしょうか? 双眼鏡でもぼんやり見えていました。ただ、イオンの尾は暗いので、月明かりもあってか確認できませんでした。ちなみに、この画像での尾の長さは3°です。

2026/4/3 3:58 ~ (JST)
イプシロン180ED (500mm, f2.8)
Canon EOS Ra, ISO1600, 1min x 24 (24min)
山梨県北杜市
 ※ 上が北です

あと、4/22までの大雑把な見え方を、ChatGPTを使って作成したので載せておきます。薄明開始30分後の位置です。月の影響が軽微になる14日から、高度がそこそこで彗星も明るい17・18日頃が、ベストかも。それ以降は急激に高度が下がります。


楽しみだ!

2026年3月30日月曜日

C/2025 R3 (PANSTARRS)  3/29早朝

春霞の眠たい空の下、彗星撮影をしに朝霧高原まで行きましたが・・・誰もいない^^; まぁ、なんとも眠たい空だったので、写りはいまいちでした。前日(28日)の海外画像を見ると、プチバーストしたのか? 幾筋ものイオンテイルの流れが写っていましたが、29日は、特徴のない痩せた尾が写るのみでした。彗星の頭部は結構明るいのですが、イオンテイルはかなり淡くて、撮影時の生画像だと薄明の明るさも加わり、ほとんど分かりませんでした。ちなみに、この画像で確認できる尾の長さは約2°です。高度は、今後もあまり高くはならないので、撮影時間は限られますが、MAPSは期待できない感じなので、こいつに頑張ってほしいですね!

2026/3/29 4:07 ~ (JST)
イプシロン180ED (500mm, F2.8)
Canon EOS Ra, ISO1600, 1min x 19(19min)
朝霧高原(薄明中)
 ※ 上が北です

2026年3月25日水曜日

C/2025 R3 (PANSTARRS) 彗星に期待しよう!

 C/2026 A1(MAPS)は、なんか失速気味のようです。-40等!!などと騒がれていましたが、近日点通過前に崩壊するのでは?と、巷ではささやかれていますが・・・さてさてどうなるのでしょうか???

これに対し、4月中旬過ぎに近日点を通過するPANSTARRS彗星は、順調に明るくなっています。大彗星とまではいかないかもしれませんが、肉眼彗星にはなりそうですね! ChatGPTに日本からの見え方を聞いたら、こんな表を作成してくれました(*^^*) そんなにデタラメではないと思います。ご参考までに・・・

2026/3/22 4:33 ~ (JST)
イプシロン180ED + EX1.5x (750mm, f4.2)
Canon EOS Ra, ISO1600, 1min x 7 (7min)
山梨県北杜市(薄明中)
 ※ 上が北です

 ※ 東京からの見え方です
日付    目安時刻 方角 高度 地心距離 標準予想光度 見え方
4/1 明け方 04:53 東 24°   1.252 AU   6.6等 双眼鏡向き。まだ余裕あり
4/5 明け方 04:47 東 25°   1.115 AU   5.9等 条件良好。写真にも向く
4/10 明け方 04:40 東 24°   0.934 AU  5.0等 日本ではこの頃がかなり良い
4/15 明け方 04:33 東 21°   0.749 AU  4.1等 見頃。薄明との勝負になり始める
4/20 明け方 04:25 東北東 11° 0.583 AU  3.4等 近日点直後。明るいが薄明がかなり強い
4/23 明け方 04:21 東北東 17° 0.644 AU  3.6等 高度は少し改善。低空だが探しやすくなる
4/26 明け方 04:17 東北東 21° 0.714 AU  4.0等 日本ではこの頃が実用上かなり良い
4/30 明け方 04:12 東北東 25° 0.814 AU  4.6等 高度が上がり、見つけやすさはさらに改善
5/05 明け方 04:07 東北東 28° 0.941 AU  5.5等 双眼鏡向き。写真にはまだ十分
5/10 明け方 04:01 東北東 31° 1.061 AU  6.4等 条件は良いが、減光が進む
5/15 明け方 03:56 東北東 32° 1.173 AU  7.2等 高度は良いが、かなり暗くなる
5/2 夕方   19:07 西 1.3°   0.571 AU  4.1等 地平線すれすれ
5/4 夕方   19:09 西 3.2°       0.624 AU  4.6等 条件が良ければ挑戦可
5/6 夕方   19:11 西 4.4°       0.684 AU  5.0等 低空だが現実的
5/8 夕方   19:13 西南西 5.0° 0.748 AU  5.4等 双眼鏡向き
5/10 夕方 19:14 西南西 5.1°    0.815 AU 5.9等 高度はほぼ頭打ち
5/12 夕方 19:16 西南西 5.0°    0.883 AU 6.3等 だいぶ暗くなる
5/14 夕方 19:18 西南西 4.5°    0.952 AU 6.7等 低空・減光で厳しい
5/15 夕方 19:19 西南西 4.3°    0.986 AU 6.9等 かなり厳しい

NGC4438, NGC4435(前回のおとめ座銀河団より)

銀河の詳細がどこまで写っているのか気になり、頑張って拡大してみたら、なんだか、ノイズの海に浮かんでいるような絵面になってしましました^^; もうちょっと露出が必要そうですね。

2026/3/21 21:49~
SJH-75UF (75mm, f=375mm), SV260 Filter
Player One Uranus-C PRO Gain 210, Offset 10
3min x 68 (3h24min)
山梨県北杜市
 ※ おとめ座銀河団より

2026年3月23日月曜日

ちょっと窮屈なおとめ座銀河団


 高解像度狙いで、2.9umピッチの冷却カメラを使ったのですが、思った以上に画角が狭く、ちょっと窮屈過ぎました・・・^^;


あと、左下に見えているM87を無理やり処理して、ジェットを無理くりであぶり出しました。

2026/3/21 21:49~
SJH-75UF (75mm, f=375mm), SV260 Filter
Player One Uranus-C PRO Gain 210, Offset 10
3min x 68 (3h24min)
山梨県北杜市(SQM20.8)

2026年3月16日月曜日

SJH-75UFで銀河を撮ってみた!

何回か前のブログで、”こいつは銀河を撮るには、ちょっとパワー不足か”なんて書いていましたが、試してもいないのに書いてしまったのは、ちょっとなんだな・・・と思い、撮影してみました。対象は、程よい大きさという理由でM51です。花粉が飛び交っているのか、いまいち眠たい空でしたが、4時間ほどは露光できました。で、結果から言うと、けっこう撮れるじゃん!!ですね。BTXの効きに多少ムラがあるのか、マスクの造りがよくないのか分かりませんが、暗黒帯周りの解像度が場所によって微妙にことなる点が残念でしたが、総じて十分な解像度で写っていると思うのですが、いかがでしょうか。今回は、少しでもその性能を引き出すためカメラもPlayer Oneの2.9umサイズを使い、さらにはdrizzle処理までしました。
タカハシが80mmの5枚玉を、この望遠鏡よりも安価に出してきたので、厳しい競争にはなっていますが、基本性能は見事ですね。頑張ってほしいです(*^^*)

2026/3/14 
SJH-75UF, Player One Uranus-C PRO (-10deg), Offset 10, Gain 250
3min x 82 (246min)
山梨県北杜市にて

追伸
最後の最後で、M51とか明るい星の中心部が飛んでいるのに気づきましたが、私は基本惑星屋さんなので気にしていません(言い訳)。

 

2026年3月9日月曜日

C/2026 A1 (MAPS) 2026/3/8

 

彗星撮影目的で朝霧に行ってきましたが、日が暮れる頃から薄曇り状態に^^; 結局、雲が退くことなく終了となりました。成果は、Seestarで撮影した、これくらいでしょうか・・・ 
中央やや上のぼんやりしたのが、A1なのですが、相変わらず核が暗くて、ぼんやりとしか写りません。ちなみに、画像下に見える2個の銀河は14等前後とのこと。それらよりかは、明るいですね。現在、r<1AU以下になりました。その時点での明るさは11等台とのことですが、もっと暗い印象です。でも、Seestarで簡単に写るようにはなったので、変化を確認するのは、わりと簡単になりました。

2026/3/8 18:48~ (JST)
Seestar 10sec x 112 (18.7min)
朝霧アリーナにて

2026年2月27日金曜日

C/2026 A1 (MAPS)

 

NGC1232が目立ちますが、MAPS彗星はどこ・・・? ですよね。

画像右下にかすかに写っているのが、目的の彗星です。予報光度13~14等でしたが、核光度はかなり暗く、たぶん16等以下だと思われます。撮影時に、予報位置をぐりぐりと観察しましたが、まったく分かりませんでした。でもまぁとスタックしてみたら、中心から少しズレたところに光芒が! 位置も合っていたので、どうにか初観測成功となりました。核基準でのスタックも試みたかったのですが、単発のRAW画像だと、相変わらず核がよく分からないので、ギブアップ^^; 光度も低く空も霞んでいたので、思ったよりの難物となりました。こんな様相で、本当にマイナス等級まで成長するのでしょうか? 彗星の光度変化って、ほんと分かりませんね。

2026/2/21 19:34~ (JST)ε180ED + 1.5 Extender, 
EOS Ra, ISO1600 15sec x 80 (20min)
朝霧アリーナにて

2026年2月20日金曜日

SJH-75UFの星像評価

Pixinsightの SCRIPTに”FWHMEccentricity”というのがあります。画像の星像から、FWHMとEccentricity(離心率)を測定してくれるみたいです。お初で使うのですが簡単なので、光軸調整時の確認などに使えそうですね。

まず、FWHMの測定結果です。処理自体はモノクロしか評価できないようなので、EOS Raで撮影した画像をLに変換しました。測定結果は下のような感じで、右下を中心に、全体とした、わずかな歪みが広がっているようです。でも、FWHMが平均で3以下というのは、かなり良いようですね。イプシロン180EDの撮影した画像だと、3~3.4ぐらいでした。撮影画像によって微妙に変わるので、ガイドやシーイングの影響もあるかと思います。



次に離心率ですが、真円は”0”になるようですが、およそ0.4±0.5程度でした。このSCRIPTの説明だと、概ね0.45以下だと気にはならないようなことが書いてありました。この結果ですが、左下から右上にかけて、徐々に悪化しているのが見て取れます。これは、スケアリングの影響があるのかもしれませんね。FWHMも、似た傾向ですが、実際画像を拡大してみると、右上の画像が、一番歪んでいるように(僅かですが)見えました。でも、調整は大変そうなので、まぁこのままでしょうか。※ 正直よく分からないレベル


フルサイズ全面で、この数値はかなり良いと思うのですが、いかがでしょうか!? 
次回は、VSD90でも撮影してみようかと思っているので、比較できればと思っています。

ではでは・・・

2026年2月17日火曜日

SJH-75UFのファーストライト


        2026/2/15  SJH-75UF, EOS Ra, ISO1600, 2min x 62 (124min)

ほとんど更新しないまま、2026年になってしまいました。で、今年最初の一発目が、珍しく機材紹介。でで!その機材が、サイトロンさん渾身の一発、「SJH-75UF」です。

公開された性能は、驚くべきものでしたが、お値段も驚くべきものでした! でも、出荷される前に値下げに踏み切るというなんともな展開で、もしや、世の中で買ったのは私だけ!?と思ったら、筒のser最後の3桁が”007”でした。試作機が”001”としても、すでに10人前後の方が発注したような? 皆さん、どんな印象なのか気になりますね・・・

で、私もけっこう気になったので、到着早々に撮影に行きました。6枚玉とは言え、75mm口径ですから、取り扱いは楽ちんです。撮影前の印象ですが、まず、フォーカサー周りの出来が良いです。M48の接続口があるのですが、そこが外せて、反対側にフィルターが装着できます。機材の回転機構部もスムーズな動きで、実際90度回転させても、ピントのズレは確認できませんでした。そして、その像質は・・・お~~~素晴らしい!! 画像のどこを見渡しても、収差による歪みがまったく分からない(*^^*) アップした画像は、階調処理はしていますが、BXTやStarNet2などの星像処理は、一切していません。周辺減光も端で-10%程度でしょうか。フラットも素直なのか、きれいに決まります。なので、トリミングなしでフルサイズ全域を有効に使用できます。※この画像もトリミングなしです

さてさて、褒めちぎってばかりですが、この鏡筒の最大の泣き所は、やはりF5というスペックでしょうか。最近は、イプシロン180EDとかを多用していたので、2時間露光にも関わらず、ここまでノイジーなのかと、ちょっとした驚きでした。天体撮影は、デジタル化により、Fがそこそこでもよく写るようになった、とは言われていますが、でも、当然ながらFが明るい方が、より滑らかな画像が得られます。私的には、もう少し目標値を下げて、F4ぐらいにしてくれればな~と思ってしまうのですが、性能面を優先した結果なんでしょうね。

では、こいつで何を撮影するかなのでですが、銀河を撮るには、ちょっとパワー不足。私の好きな彗星撮影は・・・少しFが暗いかな。M31は、いい感じかも! 

細かい作りはおいおいアップしますが、まずは第一印象を書いてみました。

ではでは