やや古いネタですが・・・
2011年の土星は、巨大な白雲が発生して話題を集めましたが、それ以外にも、輪の中にスポークと呼ばれる暗い模様を観測することができました。上のアニメーションを見ての通り、右の輪(B環)の中を移動する、暗い模様を見ることができます。ボイジャーによって発見されたこの構造は、いつも見えるわけではなく、2004年に探査機カッシーニが到着した際は、見えなかったそうです。その後、2005年9月に、カッシーニが撮影した画像に写っているのが確認されました。
現時点では、この現象は100%解明されてはいませんが、土星の季節的な要因で発生し、太陽光が照らす角度で見え方が変わると言われています。
2011年のこの時期は、アマチュアの画像でも十分確認できるほどはっきりした模様でしたが、不思議なことに、輪の反対側の位置では確認できませんでした。太陽光の入射角度の影響かもしれませんが、謎の一つです。また、2012年に撮影された土星の画像では、スポークらしきものが写ったという報告は聞いていません。
土星は、もうすぐ衝を迎えます。今のところスポークが発生したとの報告は無いようですが、土星には、このような現象も発生することを覚えておくと、撮影もまた楽しくなると思います。
2 件のコメント:
土星の環のスポークは常に見える訳でもなく不思議ですね。
極のヘキサゴン模様も謎が一杯。
土星は神秘が一杯で木星以上に謎が多い惑星ですね。
そろそろ木星もシーズンオフなので、土星にシフトしたいけど今の気流では手も足もでません。
風すごいですね。
週末はパンスターズ彗星を見に行く予定なので、木星の撮影はしばらく無理そうです。
土星の極構造も、本当に不思議ですよね。だいたい、模様が6角形になること自体が嘘くさいです。月惑の報告の中に、この模様を撮影している海外の方がいたのには、ビックリしました。シーイングが良いと、惑星ってなんでもありですね。
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