2013年10月9日水曜日

10月8日(JST)の木星


台湾ナウです。
8日早朝の木星です。急遽、台湾出張が決まったので、しばらく撮影はできそうにないので頑張ってみました。3時前はベタ曇りでしたが、3時半過ぎから雲が薄くなってきたので、撮影を開始しました。
雲が流れてくので、光量の変動は激しいものシーイング自体は良好でした。祈るような気持ちで、画面と空を交互に見ていましたが、LR撮影の時点で完全に雲の中。15分近く待って、GBの撮影をしました。この時のシーイングは、最悪でした。
時間差が大きいので、当然、RGBの画像のズレは大きいですが、WInJUPOSのローテション補正機能で、結構それっぽく仕上がります。WinJUPOSは、本当に便利なソフトですね。ただ、さすがに画像の左縁付近に無理やり感が出てしまいました。経度的には、GRSがまさに沈んでいくところです。
撮影後は、爆睡。朝起きたら快晴でした。さすがに太陽を撮影する気力も時間も無く、出社しましたが、あとでみなさんの画像を見たら、大きく広がったプロミネンスが見えていたようで、残念です・・・でも、平日は無理・・・


4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

急な台湾出張、大変ですね。台湾から中国に回られるのでしょうか。
中国は大気汚染など面倒な場所、気をつけて下さい。
雲間狙いでもしっかりした画像、見事です。
撮影間隔が開いてもWinJuposを駆使してのLRGB合成、流石です。
機会があれば、WinJuposのDeloatationをご教授願います。
昨日のプロミネンス、午後に噴き上がっていましたね。その様子も見たかったです。

ER34 さんのコメント...

おはようございます。
高精細な木星像ですね。ソフトでローテーション補正ができるというは知りませんでした。もしかして、フレームレートが出ない環境(私の環境)で枚数を稼ぎたい場合にも、少枚数スタックを複数組み合わせるなどの応用が効いたりするのでしょうか。
台湾出張、お疲れ様です。海外出張続きのようですので、お体お大事にしてください。
台湾へは、仕事で何度か行ったことがあります。出張のついでに、オメガ星団やエータカリーナなど、南半球向けの天体を撮ろうとカメラを持ち込んだことがありますが、残念ながら雨にやられてしまいました。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
返事が遅れてすいません。昨日、帰国しました。台湾からすぐに中国に移動したのですが、この国は、日本の大半のブログをアクセス禁止にしているので、閲覧も更新もできませんでした。
WinJUPOSは便利ですが、リム付近はやればやるほど汚くなります。海外の方は、その辺りを綺麗に処理していますが、どうやっているのでしょうね。

@hasyama さんのコメント...

ER34さんへ
返事が遅れてすいません。
理由は、ヨネヤンさんの返事に書きましたが、人物は意外と好意的なのですが、制度面は、なにかと面倒くさい国です。
WinJUPOSの機能にローテーション補正があります。
 ・ 複数時刻の画像を、全画像の中間時刻に合わせて、位置を補正してコンポジットする。
 ・ 別々の時刻撮影した、LRGB画像を、位置補正してRGB,LRGB画像を作成する。
 ・ 基準画像を参照し、撮影した動画をローテーション補正する。
上記3つの機能があります。どれも、長時間撮影時の模様の移動を補正するので、海外では、20分に及ぶデータで処理する方もいます。最大の目的はS/N比の改善することで、これにより、淡い模様がより鮮明になります。
いつかブログに書こうと思っているのですが、ヘタレなので・・・