2015年7月24日金曜日

天城高原は強風でした(7/21)


7月21日に天城高原に行ってきました。
その2日前にも、朝霧高原周辺をうろつきましたが、こちらは曇ってしまい見事に撃沈。色々とテストしたいことがあるので、眠い目をこすりながらも、平日の天城高原に出撃しました。
22時過ぎに到着したのですが、なんとまぁ先着組があちらこちらに陣取っています。平日なんですけど・・・。
空はGPVの予想どおり快晴です。天の川もよく見えていて、これは来た甲斐があったな!!っとなるはずでしたが、嫌な予感も的中してしまいました。強風が吹き荒れています。天城高原は、2回に1回は強風の中での撮影になるんですよね。
でも、こればっかりはどうにもならないので、強風吹き荒れる中で機材の組み立てをしました。
今回の目的は、太陽撮影で使用しているAP155EDFによる彗星の撮影です。VSD100で不足する焦点距離を稼いで、10等前後の彗星がどの程度撮影できるのか、確認をしました。
でも、結果は全然だめでした。このでかい図体が強風の影響をまともに受けるので、星が肥大してしまいどうにもなりません。さらに、風の影響か、はたまた重量バランスが原因なのか不明ですが、大半のガイドが流れてしまい、まともに撮影できていたのは、ピントの確認で最初に撮影した散開星団のみでした。 ※ 上の画像です。帰宅後調べたらM25でした。
さらに帰宅して気付いたのですが、撮影したデジカメ画像のノイズの凄いこと。この日は、深夜でも20°程度もあったので、たしかにノイズの影響は出るとは思っていましたが、ここまで凄いとは。考えてみると、デジカメで撮影するのは冬場のみで、夏場の経験がありません。 ※ ペルセぐらいはあるか・・・
目的のLovejoy彗星も撮りましたが、ガイドミスの影響で上の画像とは雲泥の差です。同じ光学系で撮影したとは思えない、画質になってしまいました。淡い部分が出れば、扇状に広がった姿がまだ見えるはずだったのですが。
結局、たいしたテストにはなりませんでしたが、バランスウエイトの重量が若干不足しているのが確認できました。「事前にやっておけよ!」 と突っ込まれそうですが、基本直前主義なので、いつもどおりの結果です。次回は、もう少しまともな画像を載せられるよう、頑張ります。


AP155EDF×0.76レデューサ
EOS6D(Normal)、ISO1600
 上) M25、 2min
 下) Lovejoy彗星  2min×10枚


11 件のコメント:

mead 16inch さんのコメント...

平日におつかれさまです^ ^
私は翌日の仕事がハードな予定だったため宅撮りにしました。この日は透明度がよくあちこちで最高の空だったようですね。東京も夏場とは思えない良い空でした。
熱ノイズに関してα7Sの方が良かったかもしれませんね。運用で諸問題があるので悩ましいところですが。
しかし屈折系のフラットな光量、星像はいいですね。

@hasyama さんのコメント...

ナローバンド画像、良く撮れていましたね。自宅であれだけ撮れれば、遠征しなくても良いのでは・・・
この日は平野部でも風が強かったので、予想はしていたのですが、やっぱり酷かったです。特に今回は図体がでかいので、モロでした。A7Sはケーブル類がたくさん付くので、やはり風が強いと振動してしまいます。気持ちが半分程度「今日は×だな」モードに入っていたので、6Dでちゃっちゃと済ませてしまいました。次回は、A7Sで撮影します。
光学系についてなんとも言えませんが、彗星撮影用としてはFがやはり暗いかなという印象です(F5.3)。メリットは周辺減光がほとんど気にならない点でしょうか。そんなに攻めなければ、簡易な補正で十分です。周辺減光だけの目的であれば、フラット補正も不要そうです。
10等前後の彗星が3つほど見えているので、また撮影に行く予定です。

mead 16inch さんのコメント...

みていただけたのですね、ありがとうございます^ ^
ナローは光害地でもいけそうですが対象を選びますからねえ。

15cmアポで暗いならセレストロンのRASAなんてどうでしょう(*^^*)
α7Sはバルブだと12bitになってしまうのが一番のなきどころかもしれませんね。

Unknown さんのコメント...

平日でも、天気が良ければ天城高原まで行かれるとは執念ですね。
天城高原は風が強い時が多く、強風が吹いた時は厄介ですね。
鏡筒が煽られると星像が肥大化するので手に負えないと感じます。
私も何度も強風に邪魔されており、時には撮影を諦めて逃げ帰る時もありました。
それでも、何とか彗星の画像を物にされるところが流石です。

@hasyama さんのコメント...

RASAも結構よいみたいですね。A7Sでバルブ時に12bitになるのは仕方が無いと思っています。どのみち常温で30秒を越えれば、ダイナミックレンジが12bitも得られないと思うので。それよりも、バルブ制御がリモートアプリから出来ないの事が、最大の欠点ですね。まったくふざけた作りです。

mead 16inch さんのコメント...

某SNSではバルブの時には12bit処理だけではなくRAWでも内部処理をしていて星像が
劣化しているのではないかと話題になっていました。どう思われます?

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
この日は、平野部でも風が強かったので別の場所にしたかったのですが、GPVが「この辺りが晴れるよ!」
と言っていたので、それを無視する勇気がありませんでした。(^^;)
 ※ GPVに踊らされている今日この頃です
でも、色々な問題点が確認できたので、行かないよりかはよかったかな。現在、それらを対策中なので、
次回にご期待?ください。


@hasyama さんのコメント...

某SNSの内容は知らないけど、可能性はあるかも。とにかく作りが、バルブ撮影をさせたくない!という感じが
アリアリです。A7Sはかなり動画を意識した作りなので、カラーノイズが目立つというのがもっぱらの評価です。
以前ノイズ特性を撮影した際も、それを感じていました。そのあたりが、致命的に目立つのを隠すとか・・・
今まではFが明るかったので30sec以内で収まりましたが、次回は60sec程度で試してみます。
30sec×2枚と60sec1枚。どのくらい違いが出るのでしょうね? 

mead 16inch さんのコメント...

closedのところなのでまんま転記はあれなのですがようは30秒stackが今の所良さそうとのことだったようです。アメリカのサイトとかでも話題になっているようです。
個人的にはRASAとα7Sの高感度ハイスピードノータッチガイドをみてみたい気がします^^;

@hasyama さんのコメント...

調べてみると、なんか余計なノイズ処理をしてしまうようですね。
ISO6400-30secで、こつこつと積み上げるしかないのかな・・・

mead 16inch さんのコメント...

ご存知かもしれませんがα7sの短時間多数枚露光で撮られている方のブログがあります。
ここに直リンクをはるのもなんなのでメールをしますね。