口径230mmの太陽望遠鏡で撮影した、プロミネンスです。構想1年半。ようやく完成しました。ファーストライトは先週でしたが、あまり良く見えないな~というのが、正直な感想です。全体的に暗くてコントラストもよくありません。結果、細部の見え味がいまいちでした。今朝は、従来機の150mm屈折と比較しながら評価できたのですが、やはり150mmの方が見やすくコントラストもあります。正直、かなりがっかりでしたが、PCカメラで撮影した画像を処理してみると、思ったより写ります。今の所、評価は?ですね。あと、今回の機材もTECで冷却をしています。太陽撮影となると、ERFを付けていても筒内温度は周囲環境より5℃ほど上がりました。冷却システムをONすると30分ほどで安定しますが、現状のTECでは⊿4℃下げるのが限度で能力不足でした。冷却能力の高いペルチェ素子を購入しているので、そちらに交換する必要がありそうです。
課題は色々ありますが、しばらくはこの機材で遊べそうです。
(*^^*)
November 23rd, 2018, 01:50.4 (UT)
C9 1/4 XLT, ERF 230mm (AiryLab), PST MOD, BF15
ASI290MM, Prime focus (f=2350mm)
双望会同窓会にて
11 件のコメント:
いい感じで撮れてますね。私から見ると凄いよく撮れていると思いますがhasuyamaさんからすると色々思うところもあるのでしょうね。
おっきい黒点が出てくれるとなかなか面白そうな画像が撮れそうですがしばらくは無理そうですね。
だめだー、忙しい! 太陽を撮影している暇がない・・・
焦点距離が長くなると、エタロンがきちんと機能する範囲がかなり狭くなるようです。
フィルターの位置とかも調整したいんですが、当面は放置になりそうです。
C11の件も、ごめんなさい。ふたごに参加できそうなら、その時の持っていきます。
あと、PSTをこちらのと交換できますか? この前買ったのが分解できないでの。^^;
お手数をおかけします。
はじめまして
私も口径を大きくしたくてミューロン180+ERFにDAYSTAR QUARKやPSTmodを取り付けてみましたが
解像度が上がりません
似たような悩みを抱えていらっしゃるので、思わず投稿してしまいました
>焦点距離が長くなると、エタロンがきちんと機能する範囲がかなり狭くなる
とても参考になります
イメージサークルの範囲でしょうか?
ということは中央はしっかり解像しますか?
sazabiさま
はじめまして。hasyamaです。ミューロン180によるHαシステムなんですね。知り合いのジローさんが
その構成なのですが、やはり見え方に納得いかないようでんでいました。同じ日、150mmnの屈折望遠鏡
で構成したHαシステムの方が、コントラストが良かったです。なかなか、難しいです。ただ、撮影時の
解像度に関する評価は、これからですね。シーイングが良い日に、口径を活かした解像度が得られないか
と、ちょっと期待しています。
PSTのエタロンは径が20mmぐらいしかないので、口径が大きくなると、入射角によるケラレがどんどん酷く
なるようです。理屈的には、中央付近は問題ないですが。
正月休みで時間ができたので太陽撮影でもと思ったのですが、シーイングが酷いのでちょっとヘタレに
なっています。まぁ、なにか良い情報が得られたらまたブログに上げますね!
ブログや天文ガイドでいつも勉強させて頂いております。この場をお借りしまして感謝申し上げます。
私はじろーさんの素晴らしい太陽望遠鏡に魅せられて2年前にとうとうラントの23センチまで買ってしまいました。ただこの望遠鏡を使用する際、赤道儀を使用して太陽を数時間追尾観測していると、鏡筒内部に設置してあるERFが高温になるようです。タイムラプス動画などを撮りたいので、安全のため、対物レンズの前にERFを考えています。HOYAのHAシリーズ(HA30など)をERFとして使用することを考えましたが、これは、HOYAに問い合わせたところ最大径Φ160㎜までしか作れないそうです。
hasyamaさんのブログを拝見しますと、シュミカセの筒先にΦ230㎜のERFをお付けになっていますが、これは何処で手に入れられたのでしょうか。バーダーもデイスター社も星見屋さん情報によると200㎜オーバーのERFは取り扱っていないようです。
適価にてぜひ手に入れたいと考えております。アドバイスを頂けますでしょうか。
太陽観察は危険ですね。この場では書くことが憚られるような体験もしました。
yujiさんこんにちは
23cmの太陽望遠鏡、凄そうですね! シュミカセC9.25は、筒内気流の影響か? 乱流状態で酷いものでした。太陽は、やはり屈折で観察するのが良いと思っています。
さて、ご質問のERFですが、次回ネタですが、まぁたいした内容ではないので、ご紹介します。
まず、私が使用しているのは下記のAiryLab製です。C9.25用として23cmの製品があるのですが、現在販売しているかは不明です。特注で受けてくれるかもしれません。
https://airylab.com/energy-rejection-filters/
あと、特注になるのですが、最近この手の製品を出しているのがAltair社です。240mmの製品(有効径230mm)のものが手に入ります。私はここの160mmを使用しています。
https://www.altairastro.com/altair-240mm-d-erf-with-230mm-aperture---ha-hydrogen-alpha-12441-p.asp
どちらも、個人輸入で入手しましたが、不安がある場合は、星見屋さんに相談するのが良いかと思います。かつては、Daystar製の230mmもあったのですが、こちらは現在販売されていないと思います。私は1個持っていて、20cmに装着して試したことがあるのですが、焦点面付近のプラスチックが溶けるぐらいのエネルギー量でした。透過波長がけっこうワイドなので、口径15cm以上の場合は、内部に追加のフィルターなど用意するなどの工夫が必要かもしれません。私の知る範囲では、このくらいです。Altairが一番可能性があると思います。なお、お値段はちょっと高めの2500ユーロ+送料になります。
ご参考になれば、幸いです・・・(^o^)
@hasyamaさま
ご返事ありがとうございます。早速検討してみます。
ご丁寧にありがとうございました。確かに値は張りますが価値はありますね。
余談ですが、HOYAのHA50や、HA30、HA15、HA5などの熱線遮断フィルター
https://www.hoyacandeo.co.jp/japanese/products/eo/color/09.html
は、hasyama さんのブログにもありますように5μ付近まで熱線を遮断してくれそうです。
このフィルターについてホヤに問い合わせたとこと、φ160㎜まで在庫があるそうです。価格は数万円と安上がりです。(残念ながらφ230㎜はありませんでした)こちらを加工してTOA150などの対物レンズの前に取り付けても、接眼部のフィルター減光のみで安全に白色光で太陽観測できそうですがいかがでしょうか。焦点面の温度を測ってみると良いかもしれません。
Hα太陽望遠鏡のブロッキングフィルターの、いわゆる劣化した青フィルターの代わりにHA50を48㎜のフィルター枠に取り付けてブロッキングフィルター代わりにすることも考えています。ちょっと眼視的には明るすぎますが。
yuji様
Alyairは、光学系を買うと帽子のおまけがありますよ! 私はすでに2つ持っています・・・^^;
TOA-150の先端のERFも、現在はAltairのトライバンド製品を使用しています。特定の波長しか通さないので発熱等の影響はほぼありません。
> いわゆる劣化した青フィルターの代わりにHA50を48㎜のフィルター枠に取り付けてブロッキングフィル
> ター代わりにすることも考えています。ちょっと眼視的には明るすぎますが。
問題は無いかと思います。海外でも似たような例があります。Luntのブルーグラスは、Hα付近で、やや減衰しているので、その分明るく見えます。それでもせいぜい2倍くらいですから、目へのダメージは無いと思います。私も劣化したら、別のフィルターに交換しようかと思っています。
コメントありがとうございます。
HOYA50と、Schott社のKG3熱線カットフィルターをhasyamaさんのブログを参考にさせて頂き購入しました。Φ48㎜のカメラレンズ保護フィルターを廉価で買い、HA50などの熱線カットフィルターをΦ48㎜にカットしてもらい中身を入れ替えて使っています。ホヤでも依頼すれば別料金で48㎜フィルター枠に入れる作業をやってくれるようです。純正のラントのブロッキングフィルターのブルーフィルターを取り去りこれらの熱線フィルターに替えて使用しています。KG3の方がやや暗いようです。純正のラントのブロッキングフィルターのブルーフィルターは劣化もしますが、新品でもかなり明るさ(656.281nmの透過率)に差があります。HA50等にかえることにより高倍率に耐えられる明るい像を得られています。ただ、眼を痛めるかどうか良く分からないので写真撮影専門にしていますがシャッタースピードで利益があると思っています。hasyamaさんのコメントで少し安心しました。おそるおそる肉眼でも試します。
今持っているのはHA50とKG3だけなので、HA5, 15, 30でも試してみます(注文中)。ラントの純正のラントのブロッキングフィルターのブルーフィルターはグラフを見るとおそらくHA5相当でしょうか??手元に届いたら透過率を調べてみようと思います。ホヤのHAシリーズはΦ160㎜までしか作っていないので、TOA150の対物レンズフードに被せるように枠を作成し、TOA150で太陽白色光を観察するときにハーシェルプリズム併用して使用を考えています。HA50のΦ160㎜は7万円だそうです。もし像の悪化なしにこれが使えるなら、円安の折、太陽観察専用ではありませんがややお得感があります。でもΦ230㎜はAlyairに依頼するしかないですね。帽子も髪のない私にとっては魅力です(^0^)
その後、HA5などもホヤから到着しブロッキングフィルターのブルーフィルターとして試しましたところ、良いようです。HAシリーズの中ではこれが一番良いように思います。他のものは明るすぎて、ゴーストが出ます。1000nm以上の透過性が気になりましたが、ホヤが呈示してくれたデータによると5000nmまでほぼ透過率は0でしたので、ほぼ安全かと思います。また、656.281nm付近の透過性は純正のブロッキングフィルターのブルーフィルターが、10%前後と暗いのに対して、HA5の透過性は45%前後と非常に明るく、プロミネンスを見るには良いことが分かります。プロミネンスを写真に撮ると露出は1/10で良いようです。眼視でも試しましたが明るく見え、純正のラントのブロッキングフィルターでは見えないような淡いプロミネンスも良く見えます。以上、ご報告まで。
yujiさんへ
HA5の情報、ありがとうございますした。大変参考になりました。私も今度試してみます。太陽は、そこそこ活発なんですが、全体としては、いまいち盛り上がりに欠けている感が・・・ でっかいのが来ないかな~と日々思いながら、撮影しています。(^o^)
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