2019年2月2日土曜日

月面の3D画像を作成しよう2

引き続き・・・

手順6 月面データの読み込みとポイント指定
手順5で選択したエリア以外は不要なので、下記のチェックを外すと、選択エリアのみ表示されます。


メニュー >> ラスタ >>  ジオリファレンサーを選択すると、Windowが開きます。
左上の市松模様のアイコンをクリックして、撮影画像を読み込みます。マウス操作で拡大率を変更できます。撮影画像と高さデータのイメージを見比べて、校正しやすいポイントを見つけ、互いの座標を合わせていきます。上の例では、クレータ縁にある小クレータの位置を合わせています。まず、撮影画像でクレータの中心をクリックします。座標の入力画面が現れるので「マップキャンパスより」のボタンを押します。次に、高度データの画像から同じ位置を見つけクリックします。すると座標が入力されるので、問題なければ「OK」を押せば、GCPテーブルという欄に登録されます。この作業を複数点に対し行い、位置を補正して画像と高度データの位置関係を合わせ込みます。画面全体にまんべんなく配置したら、ジオリファレンサーのメニュー画面で「変換の設定」をクリックします。
私の設定は上のとおりです。これ以外の設定は試していません。もっと良い設定があるかもしれませんので、皆さん試してみてくださいね。出力先は、任意の場所でOKです。なお、ダイアログ最下段の「完了時にQGISにロードする」は、必ずチェックを入れておいてください。3D表示作業への移行が簡単になります。設定が完了したら、先の市松模様のアイコンの横にあるPlay(三角ボタン)を押すと、3次元データが生成され、QGISのWndowに生成された3D画像が表示されます。※ 見た目は2Dですが。なお、先の「完了時にQGISにロードする」にチェックを忘れると、この画像は出てきません。
 ※ 保存した画像を読み込めばいいはずなのですが、なぜかErrorが出てしまいました。

手順7 3D表示

レイヤー設定で、生成されたイメージだけチェックをします。次にメニュー >> Web >> Qgis2threejs >> Qgis2threejs Exporterを選択すると、Qgis2threejs のWindowが開くので、あとはそこでマウスでグリグリ動かせば、任意の角度からコペルニクスクレータを見ることができます。なお、高さ方向の倍率は変更可能です。好みで設定してください。Scene >> Scene Settings >> vertical exaggerationを1.0より大きくします。
 ※ 下の画像は、1.2

3Dの画像イメージは、FileメニューよりPNG形式で保存できます。また、gltf形式で保存すると、Windowsの3D Viewerでグリグリさせることもできます。

その他
手順6で三角ボタンを押すと、保存先にやはりDEM(*.tif)データが生成されます。このファイルを下記のアプリで表示させることが可能です。
 ① SpecEyes3D Viewer : Freeのソフト。
   操作は簡単ですが、あんまり3D感が出ません。操作の問題かもしれませんが。
 ② Surfer:地図アプリとしては有名らしい。有償ですが2週間は無料で試せます。
   高機能らしいですが、結局はうまく表示できませんでした。色塗りの地図帳のような画像になってしまいます。
   価格も高いので、お遊び向けではありませんね。

以上です! ご参考までに!!


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