2015年4月26日日曜日

4/26(JST) 淡いプロミネンス

Daystar社は、半値幅0.7Å購入した製品でも、追加費用を払うと0.5Åに改造してくれます。たぶん、内部に0.7Åのフィルターを追加し、Wスタックにしているものと思われます。 ※ 0.4Åとかには変更はできないので
この追加費用が良心的で、0.7Åと0.5Å製品の価格差分で対応してくれます。つまり、最初から0.5Å製品を買ったのと同じ金額に収まるということです。もちろん送料とかは発生しますが、ありがたいことです。

さて、半値幅を0.5Åに変更したので、プロミネンスの写りが気になっていました。今朝はやや淡いプロミネンスが見えていたので、テストにはうってつけです。以前の0.7Åの時は、背景にかなり明るいフレアーのムラが発生していて、場所によっては、淡い対象の撮影が難しい場合がありました。 ※ 視野シフトアダプタを作って、調整していました。
さて改造後のIONは、それと比較すると背景のコントラストが向上したように思えます。視野シフトしなくても目立ったフレアーはなく、背景は安定していました。以前のより、かえって写しやすくなった気がします。ただし、絶対的な光量は少なくなっているので、露出時間はやや長めになります。ちなみにこのプロミネンスはそこそこ淡く、露出100msecでなんとか浮かび上がってきました。
さて、全体的には思いのほか順調に立ち上がりましたが、画像全般にキレがない感じがします。焦点距離が長くなった分、それに見合うシーイングが必要そうですね。

AP155EDF 155mm,F7 (ERF=150mm, Powermate 4x, f=4,350mm,  F29)
Daystar-ION (0.5Å), ,ASI130MM(B/W)
100msec-20sec(100frames to stack)

6 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

かなり小さいプロミネンスなのでしょうね。
P.S.T.では確認できない対象でしょうか。
シャープな写りで躍動感を感じます。

mead 16inch さんのコメント...

太陽面の画像もそうですが私にとっては凄すぎて言葉にできません^ ^

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
大きさ的には、PSTでも見えると思います。ただ淡かったので、通常のプロミネンスの明るさに露出を合わせると、うまく写らなかったかもしれません。また、1時間後には、ほぼ消滅していました。タイムラプラス風に移していれば、吹き上がった、ガスが沈降していく様が見られたかも。

@hasyama さんのコメント...

長岡君へ
太陽撮影は、機材である程度性能が決まってしまいます。なので、Hα望遠鏡があればさほど難しくはないのですが、当たり外れの落差が大きいのが難点なんですよ。
当たりの太陽望遠鏡は、小口径でも本当に凄いです。売って下さいと、冗談で話したことがあるのですが、一生手放しませんとニコニコ顔で返答された事があります。
それほど、凄い太陽望遠鏡でした。

mead 16inch さんのコメント...

外れが安ければまだ許せるのですが同じ値段なのは哀しいです(T_T)

@hasyama さんのコメント...

長岡君へ
そうなんです。外れると(;。;)です。
まぁ、一般的にはそこそこ見れるのが大半なのですが、最大の問題は中心波長のばらつきとムラの発生です。でも、20万円ぐらいでエタロンFilterが買えるようになったのですから、しかたがないですね。昔は50万円以上でしたから。