2025年6月21日土曜日

最近の太陽画像 (Apollo 428M Proで撮影)

シュミットさんのご厚意で、Player One Apollo 428M Proを試す機会に恵まれました。通常は、同じメーカーのSaturn-M SQRを使用しているのですが、グローバルシャッター+冷却機能が、太陽撮影にどの程度効果があるのか!? 色々と試してみたいと思います。
とりあえず、今日は画像だけアップします。今回は、冷却無しで撮影しています。

上:2025/6/19   0:05 (UT) 東縁に見えていたプロミネンス ※ 上が東です
下:2025/6/19 22:57 (UT) AR4114

Equipment :
Askar 185mmAPO + TV 4x ( fl = 5,180mm)
Daystar ION (0.5Å) + Lunt 40mm (Etalon)
Player One Apollo 428M Pro
Machida Tokyo JAPAN

2025年5月17日土曜日

Seestar S50で太陽を撮る!? (その3) 復活の日

 

直火焚きされた、世界一不幸なSeestar(泣)。しかし、復活の日が! リハビリを頑張った結果、こんなのが撮れるようになりました!! Seetstar凄いゼェ。

で、どんなリハビリをしたかを記録しておきます。

真似すると、さらに重症化するかもしれないので、ご注意を・・・

リハビリその1 「Seetsraを切る」

いきなりですが、分解しました^^; SeeStarのカバーは融着処理をしているのか、どうやっても外すことができませんでした。なので、超音波カッターでカバーを切断しました。右下の三角屋根は、この絵でSesstarの上部に付いているユニットです。ミラー2枚を使って、光路を180°折り曲げて、センサーに光を入れています。このような構造なので、全体をコンパクトにまとめることができました。ZWO初のスマート望遠鏡を、こんな構造で作るとは!!  凄い勇気ですね。
 ※2次元コードのラベル下に見える白いモーターがAFですね

リハビリその2 「上から覗く・・・」


左が対物レンズです。折り返して、右のセンサー部に焦点を結びます。なんか、センサー側の端部に丸く溶けた跡(やっちゃった跡)が見えますね。跡が付いているこのユニットは、光害カットフィルターが仕込まれたソレノイド機構です。フィルターの脱着動作はON/OFFしかないようなので、片側が郊外カット、反対側がUV/IRカット。または、UV/IRカット処理が施されたセンサーに対し、郊外カットフィルターをON/OFFしているのかもしれません。AF用のシャフト軸が、右に見えています。

リハビリその3 「BFをセットする」


光害カットフィルター用のユニットが四角でフラットなので、ここにBFを載せることにしました。BFは、PSTの残部品(いっぱいある)からBF5を外し、3Dプリンタで製作したフォルダーに収納して、先のユニットに両面テープで接着しました。ただ、BF5と小さいフィルターなので、センサー中心に合わせるため、外から強力な光を入れて、周辺減光が極力均一になるよう、何度かトライしました。実際に太陽を見ながらできるわけではないので、結果は撮影するまで分かりませんでした。なお、肉眼で見るわけではないので、ITF類は付けていません。※元々のUV/IRカットは生きていると思う・・・

ホルダーをセットした直後



リハビリその4 「エタロン用のフォルダーを用意する」


使用するエタロンは、Luntの40mmを使いました。最初はSeetsraの動きに合わせて可動するような構造も考えたのですが、毎度・毎度光軸が微妙に変わってしまうので、結局調整が必要なことから、脱着式のフォルダーにしました。付属のフィルターと同じく、適当な角度まで上げたら、装着します。

リハビリその5 「エタロンを付けて退院だ!」


いよいよ、Hα撮影です。太陽の自動導入はOKでした。光量は十分で普通の太陽撮影と同じように扱えます。画質は、まぁシングルスタックなのでそれなりですが、一度導入すれば、あとは自動で追いかけてくれるので便利ですね。居間にいながら、太陽面を常時モニタできるのもGoodです。でも、調整はけっこう大変です。まず、Seetstarのボディや、エタロンの固定が柔いので、エタロンの調整ネジを回すと、太陽があちこちに飛び回ってしまい、差が非常に分かりずらいです。あと、BFの位置が若干中心からずれているのか、スイートスポットがややずれています。でも、ササッと見るには、最適な機材になりました! まぁ、太陽専用になってしまいましたが・・・そこはごめんね・・・

プロミネンスも写るよ!


(完)

2025年5月16日金曜日

Seestar S50で太陽を撮る!? (その2)


Seestar S50を直火焚きした際に撮影した、太陽4種です。

左上:付属フィルター
右上:バーダー製アストロソーラーフィルター(OD5)
左下:バーダー製ソーラーコンティニュアムフィルター(Φ25mm)
右下:バーダー製K-Lineフィルター(旧タイプΦ25mm)

画像は撮って出しです。見てのとおりで、付属フィルターよりもアストロソーラーフィルターで撮影した方が黒点の写りがいいですね。色は、白っぽくなりますが、R/G/Bの画質が比較的揃っているので、かなり小さい黒点まで確認できました。付属のフィルターは、色はそれっぽく写りますが、Rがほぼ飽和しているので、小さい黒点は、明るさの中に埋もれてしまいます。R/G/Bに分解すると、G画像には、もう少し細かい黒点まで写っていました。K-Lineフィルターも、なかなかの写りでした。活動域の写りが一番良かったです。まぁ、手間もかかりますが・・・
ということで、Seestarで日々の太陽観測を行う場合は、アストロソーラーフィルターに置換することをおすすめします。

撮影風景(Baaderのアストロソーラーフィルター)


Baaderのアストロソーラーフィルターで撮影した太陽
小さい黒点まで写っていますね。




2025年5月15日木曜日

Seestar S50で太陽を撮る!? (その1)

 


Seestarには、太陽を撮影するための減光フィルターが付属しています。これを使うことで、右画像ような太陽黒点を撮影することができます。では、フィルター無しで撮影するとどうなるのでしょうか!!

こうなります!!!  ※ 危険な匂いが・・・

星を撮ると、きれいな丸を表示してくれます(T_T) ※ 太陽ではないけど😅

もう一年も前になるのですが、手持ちのフィルターを取っ替え引っ替え交換して、太陽を撮影していました。もちろん交換時は注意をして、ルーフを閉めて太陽光を遮断していたのですが、3種類をほどテストして、さて終わったと安心してしまい、なんと!ルーフを開けたままフィルターを外してしまいました。10秒ほどして、自分が何をしでかしたか理解し、あわててS50のレンズ面を手で覆いルーフを閉めました。「やっちまったか!?」と思い、再度フィルターを装着して太陽を撮ってみると、意外と普通に写ったのでちょっと安心。でも、夜モードで星を撮影すると、画面にはなんともきれいな丸模様が・・・(泣) 

皆さん、Seestarで太陽を直接撮るとこうなります。くれぐれもご注意を☆彡


2025年5月11日日曜日


北東の縁に見えていたプロミネンスです。シーイングはそこそこ良かったのか、いい感じで写ってくれました。Askar185mm、眼視で月を見たときはそれほどでもという印象でしたが、単波長で撮影する分には、口径に見合った画像を得られます。特に、Hα付近の写りは悪くないですね。

2025/5/11 10:24 (JST)
Askar185mm APO, Daystar ION (0.5A) 
PM4x, PlayerOne Saturn-M SQR, Gain260, EXP.20msec, Duration 30sec
Machida, Tokyo, JAPAN

2025年5月8日木曜日

AR4079黒点群(白色とHα画像)



 久しぶりの大型黒点! ※というよりブログの更新
そこそこ大きめの黒点群(AR4079)が見えています。肉眼黒点では?ということで、日食メガネで見てみると十分確認できました。太陽をクローズアップで撮影するのは、久しぶりです。機材も更新して、Askarを使っています。TOA-150だとちょっと不安があるのですが、こいつは気兼ねなく使えるのでGood!  
最近は、facebookばっかりでお気楽していましたが、ブログからの情報発信を増していこうかと・・・(たぶん)

2025/5/3
Askar 185mmAPO + TV 4x ( fl = 5,180mm)
Player One Saturn-M SQR
Machida Tokyo

Photosphere
  Baader ASSF (OD5), Player One Photosphere Filter (540nm/7.5nm)
  Daystar ION (0.5Å)