直火焚きされた、世界一不幸なSeestar(泣)。しかし、復活の日が! リハビリを頑張った結果、こんなのが撮れるようになりました!! Seetstar凄いゼェ。
で、どんなリハビリをしたかを記録しておきます。
真似すると、さらに重症化するかもしれないので、ご注意を・・・
リハビリその1 「Seetsraを切る」
いきなりですが、分解しました^^; SeeStarのカバーは融着処理をしているのか、どうやっても外すことができませんでした。なので、超音波カッターでカバーを切断しました。右下の三角屋根は、この絵でSesstarの上部に付いているユニットです。ミラー2枚を使って、光路を180°折り曲げて、センサーに光を入れています。このような構造なので、全体をコンパクトにまとめることができました。ZWO初のスマート望遠鏡を、こんな構造で作るとは!! 凄い勇気ですね。 ※2次元コードのラベル下に見える白いモーターがAFですね
(完)
リハビリその2 「上から覗く・・・」
光害カットフィルター用のユニットが四角でフラットなので、ここにBFを載せることにしました。BFは、PSTの残部品(いっぱいある)からBF5を外し、3Dプリンタで製作したフォルダーに収納して、先のユニットに両面テープで接着しました。ただ、BF5と小さいフィルターなので、センサー中心に合わせるため、外から強力な光を入れて、周辺減光が極力均一になるよう、何度かトライしました。実際に太陽を見ながらできるわけではないので、結果は撮影するまで分かりませんでした。なお、肉眼で見るわけではないので、ITF類は付けていません。※元々のUV/IRカットは生きていると思う・・・
左が対物レンズです。折り返して、右のセンサー部に焦点を結びます。なんか、センサー側の端部に丸く溶けた跡(やっちゃった跡)が見えますね。跡が付いているこのユニットは、光害カットフィルターが仕込まれたソレノイド機構です。フィルターの脱着動作はON/OFFしかないようなので、片側が郊外カット、反対側がUV/IRカット。または、UV/IRカット処理が施されたセンサーに対し、郊外カットフィルターをON/OFFしているのかもしれません。AF用のシャフト軸が、右に見えています。
リハビリその3 「BFをセットする」
ホルダーをセットした直後
リハビリその4 「エタロン用のフォルダーを用意する」
使用するエタロンは、Luntの40mmを使いました。最初はSeetsraの動きに合わせて可動するような構造も考えたのですが、毎度・毎度光軸が微妙に変わってしまうので、結局調整が必要なことから、脱着式のフォルダーにしました。付属のフィルターと同じく、適当な角度まで上げたら、装着します。
リハビリその5 「エタロンを付けて退院だ!」
いよいよ、Hα撮影です。太陽の自動導入はOKでした。光量は十分で普通の太陽撮影と同じように扱えます。画質は、まぁシングルスタックなのでそれなりですが、一度導入すれば、あとは自動で追いかけてくれるので便利ですね。居間にいながら、太陽面を常時モニタできるのもGoodです。でも、調整はけっこう大変です。まず、Seetstarのボディや、エタロンの固定が柔いので、エタロンの調整ネジを回すと、太陽があちこちに飛び回ってしまい、差が非常に分かりずらいです。あと、BFの位置が若干中心からずれているのか、スイートスポットがややずれています。でも、ササッと見るには、最適な機材になりました! まぁ、太陽専用になってしまいましたが・・・そこはごめんね・・・
プロミネンスも写るよ!