2013年4月17日水曜日

4月16日のパンスターズ彗星


4月16日に撮影しました。急遽決まった、松本への出張。この、なにかの背中を押すような状況に私は応えねばと、超早出で出発しました。小淵沢には、有志で建てた「北巨摩天体観測所」があるので、近くの原村で撮影することにしました。この辺り、林が延々と続く場所なのですが、予想以上に北東の見通しが良くなです。しかも、夜間は鹿の大群が道を占拠しているのに(°д°)。鹿牧場のような環境にびびりながらも、群れをかき分けてなんとか場所を確保しました。すでに2時を大きく回っています。双眼鏡で見ると、林の上にはもう彗星が鎮座しているではないですか。あわてて、お店を開いて撮影を開始しました。
今回は長めの露出で、どこまで淡い尾が写るかを試したみました。しかし、機材が望遠レンズの200mmF2.8なので、1.5min×20pics(30min)の画像は、14日のものとさしたる違いはありませんでした。次に、テレコン付けて280mmにしたのですが、数コマ写したぐらいで薄明の影響を受け、後半は真っ白になっていました。ちなみにアップしたのは、200mで撮影した方です。
撮影後は、観測所で仮眠。起床後は、持ってきた背広に着替えて松本に向かいました。

EOS60Da, EF200mm F2.8(開放)
ISO1600, 90sec×20pics(JPEG)
SKYMEMO-Rによる自動追尾

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

急遽決まった出張を利用してパンスターズ彗星を撮影でき良かったですね。車で行かれたのですか?
大きく広がった尾が見事な彗星画像、良いですね。
多少は土地感があった場所とは思いますが、不慣れな場所では最適な撮影地を見つけるのが課題ですね。
1,2頭の鹿なら可愛いけど、団体に囲まれた時の不気味さは天城高原で何度か味わっています。

@hasyama さんのコメント...

八ヶ岳は周辺は、観測所の関係でよく通っていました。北東方向は、本来、観測所から観測できたのですが、周辺環境の悪化で光害が酷くなり、原村まで遠征?したしだいです。通常の天体撮影ならあまり問題なかったのですが、低空の見通しとなると以外に場所が限定されますね。