さて、今回は2枚の画像でモザイク合成をしてみました。
まず、最初に言っておくことは、継ぎ目が目立ってしまいました。合成時は一見うまくいったような気でいましたが、淡い尾を強調していくと目立ってしまいました。相変わらず、色むらとスケアリング不良による周辺星像の肥大が改善できていません。でも、今回から少し機能アップしました。VSD100を大型雲台に載せてガイドできるようにしたので、モザイク合成時の構図の移動が楽になりました。今思えば、最接近時になぜしなかったのか、ホント残念です。写すのに夢中で、考えもしませんでした。
言い訳はこのくらいにして、彗星現状をご報告いたします。
核光度は6等星ぐらいとのことですが、けっこう明るい印象でした。肉眼でも見えてるのは? と思えるほどで、らしき個所に双眼鏡を向けると視野に飛び込んできます。わずかですが尾も見えました。実際、合成した画像には、視野の端まで伸びる尾が確認できました。EOS6Dの実視野は横で6.8°あるので、1.5x換算で考えると9°近くあります。もう1フレーム撮影していれば、さらに淡い部分も写っていた可能性がありますね。
日時 :2015年2月13日 21:48(JST)
場所 :天城高原
光学系 :ビクセン VSD100-F3.8+レデューサー(合成F3.0)
カメラ :EOS 6d(ノーマル)、ISO 3,200、露出60sec×16枚×2picsモザイク合成
架台 :EQ-6、自動ガイド(オートガイド無し)
処理 : RAP2でDark/Flat処理
CCDStack2星基準でコンポジット
ステライメージ7によるデジタル現像・周辺減光補正
PSでの色調・強調処理
6 件のコメント:
ついにモザイクですか(O_O)
素敵ですね。彗星撮影は空が第一ということがよくわかったので出かけられない最近は撮っていなかったので拝見できて嬉しいです(^ ^)
長岡君へ
ついにというより、今更モザイク!ですかね。投稿画像でモザイク合成しているのを見て、「あっ」という感じです。月とか太陽では普通にやっていたのに、対象が変わると・・・
発想力が欠如していますね。
彗星の淡い部分は、やはり光害地ではむずかしいかもしれません。
モザイクって大変ってイメージでしたのでf^_^;
勉強会でもその辺をお伺いしたいですm(._.)m
空が暗い天城高原では、まだ長い尾がしっかり写るのですね。
尾が途中で途切れている様に見えるので、複雑な挙動をする彗星の様ですね。
2コマモザイクで、長い尾を見事に写しだした画像、素晴らしいです。
長岡君へ
モザイク合成は、つぼに嵌れば簡単なのですが、嵌らないととっても大変そう。今まではに嵌らないとあきらめていたので、そのあたりが実はよくわからないんです。
今回は、それにチャレンジか・・・
ヨネヤンさんへ
尾は思ったより長かったですね。それ以上に、彗星自体が思ったより明るかったです。
尾の構造ですが、海外の画像を見ると、前日までは放射状に伸びていたのですが、13日に大きな放出があったようです。
http://spaceweathergallery.com/full_image.php?image_name=Piotr-Dzikowski-lovejoy_1423921402.jpg
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