6月24日(JST)の太陽

今朝は、台風一過のような雲ひとつ無い青空でした。それでも水蒸気が多いのか、柔らかめの日差しだったので、太陽撮影もさほど苦ではありませんでした。
さてこの日の太陽は、大きな黒点(2371群)以外は目立つ対象が無く、プロミネンスも目で見る分にはよかったのですが、撮影した結果はパッとしない絵になりました。ちなみに今回の画像は、いつもより拡大率を上げ撮影しています。前回は強拡大し過ぎで失敗しましたが、それでも大きな画像は迫力があるのが実感できたので、可能な限り拡大してみようと、4.4μmサイズのCCDで撮影しました。シーイングの影響でピント合わせが超難しかったのですが、小刻みに変動する画像の中にも、比較的解像度の高いイメージが見えたので、結果もそんなに悪くは無かったです。シーイングが良ければ、この拡大率でもいけそうかも。

話は変わりますが、PST改造で色々と調査しています。太陽望遠鏡の各段階での波長カット機能は、当初思っていたより複雑そうです。例えば、Daystarで使用しているYellow GlassのERFフィルターは、UV/IRの両方をカットしていると思っていたのですが、どうも着色ガラスのままのようで、UV側のみカットされているようです。つまり、IR側は垂れ流しの可能性があります。実際、集光側の焦点付近に手を当てると、そこそこ熱かったです。ってことは、天頂ミラーやPowermateにそこそこの熱負荷がかかっていたようですね。
PST改造では、このERFフィルターを利用してUV/IRカットを検討していたのですが、撮影はともかく眼視観測をする場合は、もう一工夫した方がよさそうです。

AP155EDF 155mm,F7 (ERF=150mm, Powermate 4x, f=4,350mm,  F29)
Daystar-ION (0.5Å), DMK51AU02(B/W) 50frames to stack x 5pics

コメント

ibuki05006 さんの投稿…
こちらも迫力満点でしかもシャープですね。
今日の朝はすがすがしい久しぶりの晴天でした。うらやましい(´・_・`)
@hasyama さんの投稿…
長岡君へ
爽やかという点では、文句なしです。シーイングがもう一歩でしたが・・・(贅沢)
この黒点自体は大きいのですが、それ以外が見当たらないのが残念でした。

米山誠一 さんの投稿…
肉眼黒点となり、Mクラスのフレアーを連発した2371群の拡大画像、迫力満点で見応え十分です。
PSTの改造、接続方法と紫外線・赤外線の遮断ですね。その様な課題の解決方法を考えるのが大好きなので、この週末は天気が悪くても退屈しなくて済みそうです。
@hasyama さんの投稿…
ヨネヤンさんへ
2371群ですが、そのまま衰退するかとおもいきや、昨日もM7.9のフレアーが発生したようですね。
天気がなんなんで、連続して撮影できないのが残念です。
今のところ、この群が沈むと次の対象が無いですね。また、寂しい状態になりそうです。
じろー さんの投稿…
 この迫力、しびれますね・・・。眼視でもこれくらい拡大してみたいものです。

 PST改造、日本ではあまり紹介されていないので、非常に楽しみです。しかし
DayStarのERFがIRを切ってないとは知りませんでした。眼視用に使うならHOYA
のHA-15,HA-30とかSchottのKG-3,KG-5あたりの熱線吸収ガラス(このへんの
ガラスだと2umくらいまでは透過しなかったと思います)のフィルタを入れないと
やばそうな気が・・・。BaaderのD-ERFは1400nmぐらいから透過率が上がって
くるのがちょっと気になりますし。
@hasyama さんの投稿…
じろーさんへ
画像処理でそこそこコントラストを上げていますから、目ではここまで見えないんですよね。木星の表面模様を見ている感じが近いです。プロミネンスは綺麗に見えるのですが、倍率を上げるとやっぱり暗いんですよね。PSTの改造は、プロミネンスを高倍率で明るく見たいという思いからはじめました。
あと、熱線カットフィルターの情報ありがとうございました。KG-3は手配しているのですが、HOYAの製品は知りませんでした。表面を光学研磨しているというのが良いですね。次のBlogのネタにさせていただきます。ありがとうございました。