2013年8月31日土曜日

8月31日(JST)の木星


久しぶりに更新します。今朝の木星です。昨晩も撮影したのですが、この時のシーイングは酷くて、処理しても何も出てきませんでした。今朝は大きな揺れが目立ち、ピント合わせに苦労したのですが、強めの処理をすると意外と模様が出ました。今回のカメラは、以前紹介したBlackflyです。L画像がF36で50FPSで取り込めるのが、メリットでしょうか? 今回の画像で苦労したのは、マルチスタック処理をすると周辺にリング状の模様が発生する点でした。シングルスタックだと問題無いのですが、マルチだと結構目立ちます。今回の画像は、中心部から60%ぐらいまでがマルチの画像で、周辺部はシングルの画像割合を増やし、この模様を軽減しました。現状でも痕跡は見えるのですが、今回はこれで良しとしておきます。
気がつけば、庭の30cmでも撮影できる高度になりました。でも、夏休み掃除してから、光軸調整が途中で止まっています。今晩天気が良ければ、調整しなければ・・・

6 件のコメント:

ひろぽん さんのコメント...

こんにちは、hasyamaさん。

おーっ!!木星撮影されたんですね。
今朝は、シーイングが微妙だったんですよね(自分も撃沈だったので)。
アイピースで木星を覗くとなんとも残念な感じに見えました。

でも、hasyamaさんのは、自分と同じ20cmとは思えないシャープで羨ま
しいです。

質問なのですが、
今回のスタック時は、アライメントポイントを惑星のエッジ付近に配置
しないでセンター付近をメインにアライメントポイントを手動で配置さ
れたということなのでしょうか?

@hasyama さんのコメント...

ひろぽんさんへ
微妙なシーイングな分、普段より画像処理は強めなので、荒っぽい画像になってしまいました。その分、模様は見えるようになりましたが。
質問の件
① 自動で外周部を含む設定をした際、wavlet処理でリングが模様が発生しました。
② 次に、singleスタックで再処理すると、同じパラメータでもリングが発生しませんでした。
③ 最後に、手動で、縁にかからないように設定して処理すると、縁の一部が破たんしましたが、解像度が一番良い画像が得られました。
最終的に、③の画像をベースに、周辺部だけ②で置き換えたものをLとして使用しています。このリングがシーイングの影響であれば良いのですが、カメラの内部処理に起因するとやっかいですね。 ※ 土星では気にならなかったのですが。処理が土星よりきつめなので、浮き出てきたのかも

ひろぽん さんのコメント...

こんばんは、hasyamaさん。

詳細な解説ありがとうございました(フムフム・・・なるほど)。

木星の場合、よく光量不足(露出不足)でこのようリングが出来
処理に頭を悩ませていました。自分の場合、木星でシーイングに
よってはマルチスタックでRB星さんが言われる継ぎ目破綻がおき
てました。 その際はhasyamaさんの➂の手法で対応してましたが


その奥があるとは・・・。

@hasyama さんのコメント...

ひろぽんさんへ
コメント書き込み後、他のL画像で試して見たのですが、アライメントボックスの配置を少数にしてバランス良く配置したら、エッジの破綻が回避できました。先の方法は、どうしてもダメな場合にお試しあれ。

Unknown さんのコメント...

久しぶりの更新ですね。仕事が集中しましたか?
シーイングが悪いと、模様の各部の変化が激しく、マルチアライメントでは、破綻が起き易く、画像重心のシングルアライメントで処理しています。
マルチでは破綻は起きるけど周辺部でリング模様は出たことはありません。
光量が少ないと何故かリング模様がでます。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
お仕事はこれから忙しくなりそうです。最近、ちょびっと疲れ気味で撮影をセーブしたら、こんない間が開いてしまいました。リング状の模様は、カメラ固有かもしれません。30cmでそろそろ撮影ができそうですが、すんなりいってくれると良いのですが。