2015年8月16日日曜日

活躍するSKYMEMO-R(改)

流星撮影時に使用しているポータブル赤道儀を紹介します。機種はSKYMEMO-R。2世代前の製品ですが、安定した性能で確実に追尾してくれる優れものです。最近の軽量タイプと比較すればたしかに重たいのですが、その重さが適度な安心感を与えてくれるのもたしかなので、どちらかといえば、これをベースに携帯性の向上を計っています。
まずは、制御システムです。実はごっそり入れ替えています。オリジナルは、ごく簡単な回路でしたが、最近流行の星景モードなどをサポートするため、CPU制御で製作しました。恒星時追尾以外にも、5段階の追尾モードを用意しています。電源は12V電源まで対応。バッテリー駆動にも対応させています。ワンポイントとしては、極望用照明の調光をボタンで変更できるようにしました。5段階で明るさが変わります。また、一定時間操作が無いと消灯させるようにしました。
贅沢にもパネルまで新調しました。”SKY DRIVE”と名前まで付けて販売も考えたのですが、原価がなんなんで試作で終わってしまいました。
でも、かなり気に入っています。
また、見てのとおり最近発売されたSKYMEMO-Sの微動雲台を利用して、カメラ三脚に載せられるようにしました。オリジナルの三脚は、背が低い割りにごっつい作りなので持ち運びに不便だったのですが、これで自由度が増しました。次回、西表島にいく時はこれを持参する予定です。



8 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

結構優れものの様ですね。携帯性に優れており、旅行先での星空撮影に便利でしょう。
1個製作だとコストが嵩むけど、多数作成されれば易くなるのではないでしょうか。

mead 16inch さんのコメント...

噂に聞いていたスカイメモですね。ここまで本格的とは^ ^
SKY DRIVEという名前もかっこいいですね。ちなみに本体を改造してから販売なのか本体を預けての改造請け負いとどちらを考えていたのでしょう?おいくらいくらいを検討したのでしょう?
単なる興味なんでお答えづらいと思いますので今度コッソリ^ ^

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
どうしても、作りが産業機器向けの過剰スペックになるので、かなりコスト高です。
オリジナル回路の簡易なところまでシュリンクするのは、不安でできませんでした。
100台ぐらい製作してもたいした儲けにならないので、影の社長から却下されてしまい
ました。個人販売なら可能化かもしれませんが・・・

@hasyama さんのコメント...

長岡君へ
本気で作りましたから。開発費もけっこうかかっています。
 ※ 社内のエンジニアの勉強用が主目的でしたが
ユニット自体の交換はとても簡単です。パネルを外して、コネクタを
差し替えるだけですからだれでもできます。なので、交換はユーザー
側で行うことを考えていました。
今のままだと、100台生産しても販売価格は1万5千円前後になって
しまいます。新品買うよりかは安いのですが・・・

mead 16inch さんのコメント...

スカイメモってどれくらい販売されたのでしょうね。
アップグレードキットとしてケンコートキナーに売り込むとか?

@hasyama さんのコメント...

長岡君へ
どのくらい売れたのでしょうね?
ケンコーからすれば、SKYMEMO-Sが売れたほうがいいでしょう。
実際、身近な人も買っているようだし !(^^)!
個人経営ならこれでも商売になるのですがね・・・

mead 16inch さんのコメント...

次の企画を楽しみにしてます^^;

@hasyama さんのコメント...

企画倒れになる可能性が大ですが・・・