2013年5月18日土曜日

5月17日の土星


昨晩は、23 22時頃から30分ほどの間、シーイングが安定しました。小刻みなピントの変動はあるものの、モニタ上でも模様の境界部などがはっきり見えます。
RGB分解してるので、B画像がクリアに映ればかなりの画像になるのですが、さすがにBは暴れ気味でした。結局LRGB合成で、報告しています。近赤外画像には、うっすらとですが、エンケの間隙らしきものが見えます。あと一歩なんですがね。

7 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

いつもながらのシャープな画像、見惚れてしまいます。
私は23時前に撮影しましたが、小刻み振動したり歪みもあるシーイングでした。
その為、アライメントが不完全で、リングやカッシーニの空隙が多重になり処理に苦労しました。
ところで、記事では23時台と書かれていますが、画像に記載された時刻はUT13時(JST22時)になっていますが?

@hasyama さんのコメント...

UT13時(22時)の間違いでした。いつも23時頃の撮影なので、深く考えずに記載していました。ご指摘、ありがとうございます。(^_^;)
モニタ画像を見た時は、もう少しいけるかなと思ったのですが、Blue画像が荒れていたので、L画像もこれが影響しているのかもしれません。

ミュートン さんのコメント...

@hasyamaさん、こんにちは。

いつもお見事な土星です
30センチ以上の口径でここまで詳細な画像を
国内では見たことがありません
そこで

画像処理について教えて下さい

画像復元はどのソフトでどのように

L&RGB合成時の注意点など

できれば詳細に(無理ですよね)

お願いします。

ミュートン さんのコメント...

@hasyamaさん、再びすみません

L&RGB合成の画像は
このときのL画像はフィルターは無しでしょうか
私はL画像はクリヤーで作ります。

データーの読み方ですが
L・120sec(33msec)
RGB・120sec(35-80msec)

120秒でカッコの数字33msecまた35-80msec
が判りませんので教えて下さい。

@hasyama さんのコメント...

ミュートンさんへ
とりあえず、箇条書きで回答します。いずれ、ブログにまとめてみますね。
① 画像処理(今回の)
  ・スタック:Autostakkert2
  ・Wavlet変換:Registax6
  ・WinJUPOS:LRGB合成
  ・Photoshopでコントラスト・色調調整
   ※ Deconvolution(画像復元)処理はしていません。復元処理ををする場合は、Pixinsightを使用します。

② L/RGB合成の注意点
  ・WinJuposに任せているのであまりないのですが、色調を一定にするため、RGBの輝度を最大輝度90%に揃えています。最終的に、Photoshopでカラーバランスを調整しています。
 ※ 明るさを合わせるのは、Autostakkert2を利用。

③ L画像
  ・ 可視光用のLフィルターを使用しています。木星は、フィルター無しが多いですが、土星は、北極周辺の模様に違和感が出るので、最近はLフィルターを使用しています。 

④ カッコの中
  露出時間です。L:33msec、R:35msec、G:40msec、B:80msec

とりあえず、第一報でした。

ミュートン さんのコメント...

hasyamaさん、こんばんは。
私のブログにお出で頂きありがとうございました。

画像処理の過程よくわかります
私の処理方法とまったくソフトが違うので
驚いています 最後のフォットのみ同じでした

質問です。

①・スタック:Autostakkert2
は、レジスタックスと比べるとスタック精度はかなり違うのでしょうか

②Wavlet変換:Registax6

Wavlet変換よりは画像復元のほうが効果が
あると思うのですが多用されないのはなぜでしょうか 私は画像復元のみですので

③WinJUPOS:LRGB合成

WinJUPOSで、LRGB合成できるのですね
是非やり方教えて下さい


④ 撮影時でのピントの合わせ方ですが
私は、まずカメラに導入した時点で構図のみ
合わせます 次にパーティノフマスクで
星で合わせてから撮影に入るのですが

hasyamaさんのピントの合わせ方
教えて下さい。

お聞きしたたいこと山にあります
どうかお嫌いにならないでくださいね
お願いします。

@hasyama さんのコメント...

ミュートンさんへ
①はブログにまとめました。

②は、両方とも効果がありますが、通常はパラメータ変更時に結果が確認しやすい、Regstax6を使用しています。雑誌に応募するような作品は、Pixinsigtという画像処理でちまちま処理します。

③これは、いずれブログに載せます。

④ピント合わせは、モニタをひたすら見つづけて合わせています。
IRやメタンバンド撮影時、RGBとは微妙にピント位置が異なるので、必要に応じて微調整しています。
土星の場合は、主にリング。木星は、微小な模様。金星のピント合わせは、ほぼ心眼ですね。(^_^;)
シーイングの悪い時は、もう適当です。ちなみに、現在は電動フォーカスを使用していますが、屈折やマクストフカセグレンで撮影していた頃は、RGB個々でピント位置を変えていました。しかも手動で。この時は本当に大変でした。