2015年5月7日木曜日

Hα画像のTone Mapping処理

以前から気になっていた、Tone Mapping処理を試してみました。
彩層面を、露出オーバ、適正、アンダーの3パターンで撮影します。
 ・ 露出オーバ画像:露光時間が適正露出の2倍
 ・ 露出アンダー画像:ヒストグラムが半分になるまでゲインを下げる 

これらの画像をHDR用のアプリ、Photomatrix Proで処理すると、様々なコントラスト画像の見本が表示されるので、その中から自分のイメージと合う画像を選択します。パラメータは調整可能なので、微調整して出力をすると上記の様な画像が得られました。PSにもHDR機能はありますが、今回の画像ではあまり良い結果が得られませんでした。また、PSで色々工夫してコントラスト調整しても、近い感じには仕上がりますが、なかなかこのような躍動感は得られません。
その点、Photomatrix Proは簡単操作の割に、バリエーションが豊富で扱いやすいです。今回は派手めの画像にしてみましたが、コントラストの調整範囲はかなり広いので、もっとおとなしめに仕上げることもできます。
好みが分かれるとは思いますが、ダイナミックに躍動する彩層面を表現するのには、けっこういいんではと思っています。みなさん、いかがですか?

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

Photomatrix Proなるソフトがあるのですね。知りませんでした。
面白そうですね。複雑な構造が強調され分かり易く感じます。
星雲や彗星などにも応用できそうですか?

mead 16inch さんのコメント...

HDRは月食時に作ってみましたがやや不自然さがありましたがこの画像を拝見しますとダイナミックざが伝わってきて迫力がありますね。カラーでも同じようにできるのですか?
photomatrixは知っていましたが風景写真では見たことはありましたが天体写真では
はじめてみました。面白いですね。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
流行の使い方としては、皆既月食時の階調圧縮などですね。風景写真などでは、一部の方々にとても人気です。私の友人もその一人で、夕景写真などに多用していました。
M42などの明るい星雲には、かなり効果があると思います。彗星も効果が有ると思うのですが、移動を伴うのでそれなり面倒だと思います。

@hasyama さんのコメント...

長岡君へ
私も月食時に試してみました。やはり不自然さは残りましたが、元画像のバリエーションを増やせば、画質は向上すると思います。
カラー処理はもちろんできます。ただ、カラーのHDR画像は、やり過ぎると絵画調になってしまいます。小細工的な画像を嫌って、HDR処理を否定的に語る意見もありますが、私は肯定派ですね。