2013年7月11日木曜日

7月9日のプロミネンス


この日のプロミネンスは、一部がやや淡いもの、大きく広がった姿印象的でした。
シーイングはいまいちですが、一瞬一瞬、そこそこの画像が見えます。質の良い少数の画像をスタックすることで、それなりの画像になりました。
太陽はまだ良いのですが、土星はまったくダメですね。梅雨明け後のシーイングは、6月よりもよくない印象です。太平洋高気圧とチベットからの高気圧が、2重で日本を覆ているのが猛暑の原因と言われています。二つの高気圧の境界が、関東上空?なのか不明ですが、高層の風がこの付近で横断しているように見えます。
期待外れというより、撮影自体が困難なほど暴れています。天気も良くないし、ただ暑いだけです。

BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, BFLY-PGE-05S2M(B/W)
25msec-20sec(200frames to stack)×3picsでのモザイク合成

6 件のコメント:

ひろぽん さんのコメント...

こんにちは(コメント連投すみません)。

プロミネンスの淡い部分がきれいに写っていますね。
自分のようなコンデジのコリメートの場合は、こんな
淡いプロミネンスはかき消えてしまいます。

過去に拡大撮影もチャレンジした経緯はあるのですが
シンチレーションの影響をもろに受けボケボケにしか
なりませんでした(朝早くじゃないと難しいですかね)。

あと、別件ですが例のIR-PASSフィルターのおかげで
はじめてカッシーニの隙間を全周でパキッと割る事
ができました。

ありがとうございました。

@hasyama さんのコメント...

ひろぽんさんへ
シーイングがもう少しよくなると、スピキュールの尖った感が出てきます。土星もそうですが、梅雨明け後のシーイングにはがっかりです。
太陽撮影ですが、望遠鏡の配置と庭木の関係で、朝の10時過ぎまでが限度です。冬場は、隣家の影響でまったく撮影できません。春から秋までの季節限定です。拡大撮影ですが、当然シーイングの影響を受けますが、拡大率を下げれば、そんなにボケないで撮影できると思いますよ。Luntの80mmの拡大画像を見てみたいです。

ER34 さんのコメント...

こんばんは。
プロミネンス、広がりがあって臨場感と迫力ありますね。解像度もすばらしいです。3画像モザイクが効いていますね。
RB星さんのすばらしい太陽黒点動画を拝見して思ったのですが、このようなプロミネンスの動きも微速度撮影のような方法で撮影、動画で再現することが可能なのでしょうか?
それぞれが1枚撮りではなく、多数枚のスタックx動画フレーム枚数となるので、とても大変で現実的ではない気もしますが、もし可能なら、(いつかHαフィルターを入手できたら)チャレンジしてみたいと思いました。

@hasyama さんのコメント...

ER34さんへ
私が、プロミネンス撮影を始めるきっかけになったHPです。
http://www.lafterhall.com/solar_prominence_photography.html
強拡大画像の動画です。
http://thesolarexplorer.net/

プロミネンスの動画撮影は、太陽黒点よりかは簡単だと思います。プロミネンスのタイプにもよりますが、数分で劇的に変化するものもあります。通常の拡大撮影でも、1分も撮影すると、ガスの移動で画像がボケてしまいます。
私も、2012年7月30日と、2013年5月14日のブログに、低解像度ですが、動画を作成して載せています。撮影間隔が短すぎて、変化がかえって見にくくなっていますが、わずか10分前後で、地球サイズの変動があるのが、太陽観測の醍醐味ですね。
参考になれば、いいのですが・・・

Unknown さんのコメント...

プロミネンスはCaKでは写らないのですか?
やはりプロミネンスが太陽では一番目立ちますね。
梅雨明け後、急に暑くなりシーイングも悪いし透明度も悪く、土星撮影もままならず、詰まらない夜が続いています。
でも、そのお陰で睡眠時間が取れ、夏バテを回避できています。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
CaKでも、明るいプロミネンスは写るみたいですが、直焦点の露出オーバー画像では、確認できませんでした。
プロミネンスの、ダイナミックな動きや、風に流されているかの様なフォルムが気に入っています。あとは、シーイングに当たればよいのですが、今のところダメですね。毎夜土星を見ていますが、日々シーイング1/5でまったくもって、やるきになりません。