とりあえず処理してみたら、いままで撮影した中で一番尾が激しい!!
なんでこっちを処理しなかったのだろう・・・
今回の画像は、尾の構造を優先で処理したので、強いノイズ処理はしていません。DSSでスタック処理しています。ぱっと見は良いのですが、画像を拡大して見るとバックグランドがウネウネです。DSSの"Align Comet and Star"は、簡単な操作で彗星画像と恒星基準の画像を合成してくれる優れものですが、欠点として背景がこのようになってしまいます。比較的大きなムラが発生するので、単純なノイズ処理では、消すことができません。このウネウネが見えなくなるぐらいまで暗部を切り詰めると、今度は彗星の淡いところが消えてしまいます。
これについては、今のところ良い改善方法がありません。設定等で回避できればいいのですが。
あと、前々から分かったはいたのですが、今の今まで放置していたのがスケアリングです。画像を見ると、彗星の核周辺の星像が肥大しているのが見て取れます。EOS-6Dで撮影すると、必ず画面の右側のピントが甘くなります。VSD100の焦点面に対して、EOSのCCDが傾いているようです。
この部分の調整は、先日遠方の風景を利用して調整してみました。星像なら比較的容易に判断できるのですが、景色となるとけっこう判断が難しかったです。
今週末は、晴れたら彗星撮影に出かけるつもりなので、改善できてるとよいのですが。
日時 :2015年1月16日 21:44(JST)
場所 :天城高原
光学系 :ビクセン VSD100-F3.8+レデューサー(合成F3.0)
カメラ :EOS 6d(ノーマル)、ISO 3,200、露出90sec×10枚
架台 :EQ-6、自動ガイド(オートガイド無し)
処理 : RAP2でDark/Flat処理
DSSで彗星/恒星モードでコンポジット
ステライメージ7によるデジタル現像・周辺減光補正
PSでの色調・強調処理