夜半は雨が降っていましたが、GPVの予想では明け方は晴れ間がありそう。
晴れれば撮るかと思ったのですが、布団に入ったのが失敗。明け方目が覚めたら5:30でした。外を見てみると、薄明の中、木星がかっちりと見えています。まぁ、せっかくだから撮影してみました。
ちょうど大赤斑が正面に見えていて、タイミング的にはばっちりでした。シーイング自体は良くも悪くも平均的で、大きめの模様は安定して見えていましたが、細かい模様が見えずピント合わせに苦労しました。LRGB・IR・CH4を一通り撮影すると、肉眼では木星は見えなくなり撮影を終了しました。
あまり期待はしなかったのですが、処理をすると思ったより細かい模様が浮き出てきたのでちょっとびっくり。やはり撮影してみるまで分からないな、と思う今日此の頃でした。
DK125 (318mm, F20) + Kasai 1.5x
DMK21AU618(B/W) LRGB Fiterによる合成画像 各 32msec-120sec
NIR (>680nm) 60msec-120sec
CH4 (889nm/18nm) 700msec-120sec ※ 直焦点
動画撮影 FireCapture2.3.21
スタック処理 Autostakkert2.3.021
画像強調 Registax6.1.0.8
画像合成 WinJUPOS 10.1.6
色調整 Photoshop CC
2014年11月2日日曜日
2014年10月30日木曜日
今シーズン 初木星!
※ 追記 今年の2月に撮影していました。2014年はこれで2回目。 少な!!
ただ、撮影に至るまでは大変でした。鏡筒はばらしたままなので、日付を越えた時刻にも関わらず、鏡筒の組み立てから始まりました。鏡を取り付け、副鏡のセンタリングをしようとしたのですが、暗くて副鏡がよく見えません。懐中電灯をクリップで固定して、なんとか見えるようにしセンタリング完了。その後光軸調整を行ったのですが、作業が終わってピント位置を確認すると、フォーカス位置が滅茶手前でぎりぎりピントが合わない。がっくりするも、副鏡位置をずらして焦点位置を補正。この作業で光軸はかなり狂ってしまい、結果2回戦が始まりました。光軸調整完了後も、行方不明の撮影機材を探し出してきて、結局、テスト撮影が終わったのは深夜の1:30過ぎでした。(=_=)
布団に入ると朝まで寝てしまいそうなので、居間で仮眠をして4:00に起床。外にでると、あらま!「曇っている」 エ~~
諦めきれないので空とにらめっこしていると、5時過ぎから雲間が広がり、なんとか撮影できました。シーイングは思ったよりよかったのですが、薄雲の影響で露出が不安定だったのが残念でした。
DK125 (318mm, F20) + Kasai 1.5x
DMK21AU618(B/W) LRGB Fiterによる合成画像 各 32msec-120sec
NIR (>680nm) 32msec-120sec
CH4 (889nm/18nm) 700msec-120sec ※ 直焦点
動画撮影 FireCapture2.3.21
スタック処理 Autostakkert2.3.021
画像強調 Registax6.1.0.8、Pixinsight 1.8
画像合成 WinJUPOS 10.1.6
色調整 Photoshop CC
2014年10月28日火曜日
双望会2014に参加してきました
なんと、前回更新したのが8月でした。前回のブログは9月に書いたつもりでいたのですが、まさか8月だったとは・・・。
ボケが始まっているのかもしれません。
さて、仕事は相変わらずの状況ですが、2年ぶりに「双望会(そうぼうえ)」に参加してきました。
出発の2日前までは、キャンセルメールを目の前にして、送るかどうか1時間以上悩んでいましたが、努力の甲斐あって? なんとか参加することができました。
機材の積み込みは、出発する日の朝だったのでそれはもう大変でした。今回持ち込んだ機材は、こんだけです。
・ DK125 318mm-F20: 月惑星の主力機材です。我が家から出るのは今回が初です。
・ OMC-200 200mm-F20: DK125のサブとして持って行きました。
・ AP155EDF 155mm-F7: 150mmのHα望遠鏡に仕上げる予定でした。でも、2週間と言っていた部品が2ヶ月
経っても届きません。USAは、相変わらずアバウトです。
・ Losmandy-Z赤道儀: DK-125用 20年前に購入しました。
・ EQ-6赤道儀: OMC-200、AP-155用
・ Skymemo(改造品): おまけ
なんだかんだと、かなりの荷物になりました。でも「双望会」には、この程度の機材を持ち込む方がゴロゴロいます。なかには、軽自動車で66cmのドブソニアンを運び込む方までいらっしゃいました。とにかく会場には怪しいオーラーが渦巻いていて、2年ぶりの参加でしたが帰宅した現在もその毒気が抜けなくて困っています。
写真はあまり撮影しなかったのですが、次回はいくつか興味を引いた機材を紹介したいと思います。
ではでは、お楽しみに・・・
ボケが始まっているのかもしれません。
さて、仕事は相変わらずの状況ですが、2年ぶりに「双望会(そうぼうえ)」に参加してきました。
出発の2日前までは、キャンセルメールを目の前にして、送るかどうか1時間以上悩んでいましたが、努力の甲斐あって? なんとか参加することができました。
機材の積み込みは、出発する日の朝だったのでそれはもう大変でした。今回持ち込んだ機材は、こんだけです。
・ DK125 318mm-F20: 月惑星の主力機材です。我が家から出るのは今回が初です。
・ OMC-200 200mm-F20: DK125のサブとして持って行きました。
・ AP155EDF 155mm-F7: 150mmのHα望遠鏡に仕上げる予定でした。でも、2週間と言っていた部品が2ヶ月
経っても届きません。USAは、相変わらずアバウトです。
・ Losmandy-Z赤道儀: DK-125用 20年前に購入しました。
・ EQ-6赤道儀: OMC-200、AP-155用
・ Skymemo(改造品): おまけ
なんだかんだと、かなりの荷物になりました。でも「双望会」には、この程度の機材を持ち込む方がゴロゴロいます。なかには、軽自動車で66cmのドブソニアンを運び込む方までいらっしゃいました。とにかく会場には怪しいオーラーが渦巻いていて、2年ぶりの参加でしたが帰宅した現在もその毒気が抜けなくて困っています。
写真はあまり撮影しなかったのですが、次回はいくつか興味を引いた機材を紹介したいと思います。
ではでは、お楽しみに・・・
2014年8月15日金曜日
太陽面の画像処理
3日に撮影した画像を15枚ほど繋げてみましたが、シーイングによる解像度の違いが顕著で、思ったような画像にはなりませんでした。時間の経過とともに模様も変わるので、繋ぎ目が所々見えてしまいます。元画像の1/4まで縮小して、ブログに載せました。
さて、全部ではないのですが、画像処理の大雑把な流れを書いてみました。
RegistaxでWavlet処理sをすると、表面が汚く見えるので、通常は簡易な先鋭化処理として、Autostakkert2のSharpend
画像を使用しています。
※ 注意: 画像は段階を踏んでいるのですが、コピペするとコントラストが変わってしまいました。手順のみを参考に
して、画質は好みでお願いします。
さて、ここから本題です。作業は、Photoshopで行っています。
① 光球面のみの画像だと暗部の階調がほとんど無いので、レベル補正で適当に切り捨て、コントラストを上げます。
② 次に、背景をレイヤーにコピーします。
③ コピーしたレイヤーに対し、フィルターメニューのハイパスを選択して、実行します。(半径2.2とか8.4とか 好みで)
④ ハイパスした画像と、元画像をオーバーレイ合成します。すると模様の先鋭度及びコントラストが向上します。
効果が強すぎる場合は、不透明度を下げて調整します。
※ 下記画像(上:処理前、下:オーバレイ合成後)

⑤ ハイパスのレイヤを選択したまま、レベル補正を行います。ハイパス画像は、中央付近に山があるので、暗部側を
まず40~50程度で切り捨てます。次に、明部側を、好みの画質になるように調整します。
※ 下記画像(上:処理前、下:レベル補正後)
⑥ 最後に色を付けます。太陽の場合は、レベル補正画面で行っています。
・ チャンネル レッド : 中間調を山の左端付近にスライド
・ チャンネル グリーン : あまり変更しない。好みで微調整。
・ チャンネル ブルー : 中間調を山の右端付近にスライド。
⑦ 色の微調整は、色相・彩度で行っています。私の場合は、上記処理後に色相を+10程度上げて、黄色っぽい色調に
しています。
また、活動域を白っぽく見せたい場合は、トーンカーブでブルーの明部の階調を持ち上げると、改善できます。
上記⑥、⑦の手順を定量的に行えば、色調は安定すると思います。 ※ 私は、感覚でやっていますが。
この後も、コントラスト調整などをだらだらと行っています。
ではでは。
2014年8月3日日曜日
8月3日(JST)の太陽(Hα)
最近は彩層面ばかりだったので、 久々にプロミネンス撮影しました。
以上です。
(2013-08-03 彩層面の画像を追加しました)
(さらに裏像修正)
BORG 125mmSD (110mm)、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W) 30FPS
30msec-30sec(300frames to stack)
2014年8月2日土曜日
ASI130MMのフレームレート
Control Panelの中に、通常はGammaを設定するスライドバーがあるのですが、その中にUSB Trafficとい項目があります。ここが"1"だと15FPSまでしか出ませんが、設定を "2"に変更すると無事30FPSになりした。多分、なにかのきっかけで、ここが”1”になってしまうようです。
古いノートPCでも、問題なく30FPSで撮影できました。
2014年8月1日金曜日
8月1日(JST)の太陽(Hα)
今朝もシーイングは良かったです。東から2132黒点が見えてきました。黒点自体は小粒ですが、周辺がとても明るく見えています。この黒点でも、Cクラス程度のフレアも発生しているようなので、明日、撮影できるチャンスがあればいいのですが。ちなみに、この画像は、9枚のモザイクです。相変わらずCMOSのノイズが酷かったのが、残念でした。
さて、今朝の撮影はまたまた15FPSに戻ってしまいました。PCやHDDの性能というより、ソフト的な原因のような気がしてきました。設定で、USBの帯域らしきものがあるとのことなので、自宅に帰ったら試してみます。
BORG 125mmSD (110mm)、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W) 15FPS
30msec-60sec(300frames to stack) × 9pics
さて、今朝の撮影はまたまた15FPSに戻ってしまいました。PCやHDDの性能というより、ソフト的な原因のような気がしてきました。設定で、USBの帯域らしきものがあるとのことなので、自宅に帰ったら試してみます。
BORG 125mmSD (110mm)、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W) 15FPS
30msec-60sec(300frames to stack) × 9pics
2014年7月31日木曜日
7月31日(JST)の太陽(Hα)
今回の画像も、東の黒点群です。昨日と同じような絵面ですが、先度、左の2130黒点でM2.5のフレアが発生したようです。今後の活動が楽しみになってきました。明日の天気は微妙ですが、がんばって撮影してみます。
BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-60sec(600frames to stack) × 6pics
2014年7月30日水曜日
7月30日(JST)の太陽(Hα)
さて、画像は2127(右)・2130(左)黒点です。2130黒点では、Cクラスのフレアが複数回発生しているようなので、今後が楽しみです。
ASI130MMを、仕事用の高性能なノートPCで試したら、30FPSで動作しました。PCの性能なのかHDDが原因かは不明ですが、とりあえず性能が引き出せる方法が分かったのでよかったです。
相変わらずCMOSのノイズが目立ってしまうので、2枚モザイク後に解像度を下げて、取り繕いました。
BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-60sec(500frames to stack) × 2pics
2014年7月29日火曜日
7月29日(JST)の太陽(Hα)
画像は、2121黒点です。大きめのダークフィラメントがへばりついていて、撮影し甲斐があります。
今日の残念は、ASI130MMがフルサイズだとなぜか15FPS以上にならないことです。昨日は、30FPSで撮影できたのですが、なぜ??? フレーム数が少ないので、CMOS特有のノイズが目立ってしまい、がっかりな出来でした。Photoshopのノイズ軽減処理を、結構きつめにかけて、多少なりともノイズを減らしています。
BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-30sec(120frames to stack)
2014年7月27日日曜日
太陽撮影システム (Daystar社 ION 0.7Å) その2
昨年の6月に、Daystar社のION-Filterを紹介しました。その時は、次回はこのFilterの使い勝手云々などと書きましたが、すっかり忘れていました。今朝方、少しデータが取れたので、忘備録を兼ねて紹介します。
写真のユニットが、Daystar社のION-Filterです。モノについては、昨年のブログを参照してください。このFilterを使用する場合、いくつかクリアしなければならないポイントがあります。
① 説明書が超カンタンで、実際なにも分からない。
ユニットの画像を見てもらうと、「SUN」、「RED」、「BLUE」などのシールを貼っていますが、理由は、これらの情報が説明書に記載されていないためです。全部、メーカーに英文メールを送って確認しました。
② 電源が必要
このFilterは、温度制御をして通過波長を調整しています。したがって、+12Vの電源が必要です。また、温度が安定するのに5分程度かかります。波長調整後にも、数分待つ必要があり、チルト調整のように画像を見ながら調整することができません。
③ Hα波長の微調整
メーカー出荷時に調整はされているようですが、ユニット画像にあるダイヤルで、±0.5Å程度波長をシフトさせることができます。下記の画像は、Hαを中心に0.2Å程度シフトさせた時の画像です。見ての通り、この程度の波長変化でも、表面模様がかなり変化するのが見て取れます。いつもは、Hα(センター位置)で撮影していますが、黒点周辺のプラージュは、Hα-0.2Åの画像の方が明らかに明るく見え、小さいプラージュも確認できます。
④ 画像ムラ
これが、一番大変です。太陽望遠鏡においては多かれ少なかれ、この問題に直面する方が多いと思いますが、このFilterもしかりです。
まず、このFilterだけではないのですが、ASI130MMは、干渉リングの発生が顕著でした。これは、カメラの取り付けアダプターを傾けて、改善しました。ただ、改善後も、輝度ムラが残ります(画像の右側)。このムラはけっこう激しい箇所があり、1/2"CCDだと画面の1/3まで被ります。これを改善するため、カメラを中心からオフセットさせました。ぐりぐり回してずらして、一番ムラが少ない位置を決めています。最後の画像が調整後接眼部周辺です。干渉リング防止目的で、紙を挟んで傾けていているのと、カメラをオフセットさせるため、フランジが上下でずれているのが確認できます。
いかがでしたか? 面倒くさい? お金があれば、Daystar社のQuantumにすれば、もう少し使いやすくなると思いますよ。
ではでは・・・
2014年7月26日土曜日
7月26日(JST)の太陽(Hα)
ご無沙汰しています。 なかなか暇にならず、気がつけばもうすぐ8月です。
太陽撮影機材の調整を兼ねて、久々に撮影しました。
カメラは、ASI130MMです。太陽撮影で有名な、大島さんのブログで紹介されていたので購入してみました。値段は安いのですが、それなりに写りそうです。
さて、今朝撮影したプロミネンスと黒点周辺部の画像です。仕事の合間に処理しているので、構図は適当、一部ムラありですが、シーイングが良かったこともあり、そこそこの解像度で写りました。明日も撮影してみます。
BORG 125mmSD、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W)
30msec-20sec(150frames to stack)
2014年6月1日日曜日
5月31日(JST)の土星
結局、5月の更新は1回だけでした。この2週間も、ほぼ出張で埋め尽くされてしまい、相変わらずの日々を過ごしています。引き継ぎを兼ねて出向いているので、これで落ち着くと良いのですが。
さて、成田空港で久々WEBを確認すると、今晩はシーイングが良さそうです。帰宅すると、火星はアウトでしたが土星はいいタイミングなので、早速撮影に入りました。でも、シーイングは、微妙・・・ 悪くは無いのですが、期待したほどではなく、小刻みにうねうねと歪んでいて、少々がっかり。透明度も悪く露出も長めなので、やる気が↓いっぽうです。だらだらと撮影をしていると、23:40ぐらいに状況がやや改善してきました。モニタ上で、カッシーニが全周がちらちら見えるようになり、思い切ってL画像を120secx5set撮影しましたが、その後はまた悪化してしまいました。
結果、出来上がった画像はそこそこ良い仕上がりになりました。ただ、やはり高度が低いのか、B画像はかなり荒れていて低解像度の画像しか得られません。RGBの各画像が綺麗に出揃うと、もう一段画質が上がるのですが・・・
2014/05/31 23:43.3 (JST) LRGB
DK125 (318mm, F20)
PGR Chameleon + LRGB, L: 600sec, RGB : 120secx3
Autostakkert2, WinJUPOS, Pixinsght, Photoshop
2014年5月12日月曜日
シラー・クレータ (Schiller)
ご無沙汰しています。こつこつアップするつもりでいましたが、気がついたら一月経過していました。仕事は相変わらずで、連休はトータルで2日間休めましたが風邪でダウンしていたのが、実際のところです。昨日の日曜日は、そう言った意味では、久々の休日になりました。太陽望遠鏡も、復活させたので、週末には撮影できそうです。
さて、久々に月面を撮影しました。「シラー(Schiller)」と呼ばれている細長いクレータです。見るたびに、ゾウリムシを想像してしまいます。このような形になった理由にはいくつか説がありますが、有力なのは、隕石が浅い角度で月面に衝突したという説です。
さて、このシラークレータには思い出があります。
数年前ですが、夜半過ぎに木星?を撮影していた時です。シーイングが良かったので、南東に昇ってきた月を撮影しようと、望遠鏡を向けました。最初に飛び込んできたのが、縁付近にあったこのシラーでしたが、驚いたのはその内部が静止しているかのごとくよく見えたことです。えっと!!思ったのですが、もしや木星もと思ってしまい、再度そちらに振り向けたのが失敗でした。木星方向のシーイングは、あまり変化がありません。再度、シラーに向けると、やはりこちらの方が安定しています。なんにしろこれは撮影しなければと思い、カメラを月面撮影用に切り替えて、「よし写すぞ!」とピントを合わせようとすると、なんとフレーム内に雲が流れているのが見えます。上空を見上げると、西から雲が流れてきて、あっという間に月を覆い始めました。わぁぁぁ・・・しかたない露出開始だ、スタートボタンを押したのですが、すでにクレータは霞んでよく見えなくなっていました。個人的には、人生でもっともシーイングが良かった?と思える日として、記憶に残っています。 ※ 逃がした魚と同じですが・・・
主な地名
手前 シラー (Schiller)
左奥の前側 セグナー(Segner)
左奥の前側 ズッキウス(Zucchius)
DK125 (318mm, F20)
PGR Chameleon + IR-Filter, 60sec
Autostakkert2, Photoshop
2014年4月17日木曜日
4月14日(JST)の火星
火星が続いています。太陽撮影したいのですが、望遠鏡用のプレートを車に載せたまま車検に出してしまったので、今週末まで機材が組めません。
この日は火星が最接近する日です。22時頃から撮影できたのですが、その時点ではシーイングはあまり良くありませんでした。日付が変わったあたりから好転し、30分ほどの間、良好な条件に恵まれました。今回は、RGB画像をLRGB画像程度までコントストを上げてみました。
この日は火星が最接近する日です。22時頃から撮影できたのですが、その時点ではシーイングはあまり良くありませんでした。日付が変わったあたりから好転し、30分ほどの間、良好な条件に恵まれました。今回は、RGB画像をLRGB画像程度までコントストを上げてみました。
2014年4月13日日曜日
2014年4月12日土曜日
4月11日(JST)の火星
※ 昨日放送された、ニコ動の火星中継より
天文雑誌も買ってはいたのですが、ほとんど読んでなかったので知らないことだらけでした。
この日は、9日ほどではないものの、シーイングは良好でした。やや暴れていたので、Blueの画像は寝ぼけていましたが、Redはそれなりに改造してくれました。解像度だとLRGB合成の方が高いのですが、もう少しシーイング良くなると差は殆ど無くなります。
土星も撮影したかったのですが、我が家からでは隣家が邪魔をしてまったく見えません。次回以降の火星接近は、我が家からではまともな撮影不可能ですね。2階にドーム作って望遠鏡を載せたいな・・・
2014年4月10日木曜日
火星の動画
ついでなので、昨晩撮影した火星の動画をアップしておきます。
小刻みな振動やボケはありますが、表面模様がかなりしっかり見えていたのが分かると思います。
L画像120秒の中から、10秒分を抜き出しました。撮影には、2°のウエッジプリズムを使用しています。
L-image (Astrodon I-Series Lum-Filter)
2014/4/9 23:42:38 (JST)
DK125(12.5”-F20) TeleVue 2.5x, 合成F51, Wedge prism 2°
DMK21AU618, 30msec (30FPS) , Gamma 100, Gain 700
4月9日(JST)の火星
2014/4/9 23:47:36 (JST)
DK125(12.5”-F20) TeleVue 2.5x
DMK21AU618 R,G,B 各120sec WinJUPOSでRGB合成
大変ご無沙汰しています。
最後に投稿したのが1月なので、約3か月間放置していました。その間、何人かの方がコメントを入れてくれたのですが、それすら知らずに過ごしていました。コメントを入れ頂いた皆様には、お詫び申し上げます。
中国関連の仕事は先週でピークを迎え、どうにか先が見えるようになってきました。2月中旬から、先週まで休みなしで働いていましたが、今週末は久々に休みが取れそうです。しかし、3月などは、移動も含めると400時間以上も働いていました。2012年8月の好シーイング時に、3週間にわたって早朝の木星と金星を撮影した際、体調不良でヘロヘロになったことがありますが、あれに並ぶ疲労感で、精根尽きてしまっている今日この頃です。
愚痴ばっかりごめんなさい・・・
とは言え、今週はその日のうちに家に帰れるようになり、昨晩は久々に火星を撮影をしました。9日は火星が衝の日でしたが、撮影してから気が付きました。火星は、今季まだ2回目。まったくもって情けない限りです。
ただ、23時(JST)過ぎからシーイングは安定し、かなりよく見える状態になりました。30分程度しか継続しませんでしたが、モニタ画像でも極冠周辺の構造がよく分かり、結構楽しむことができました。好シーイング時の惑星撮影は、やっぱりワクワクしますね。
ではでは
2014年1月8日水曜日
1月5日(JST) Lovejoy彗星
※ 2014/1/10 彩度を上げた画像に更新
しぶんぎ群の観測後、一度自宅に戻り仮眠をして、今度はLovejoy彗星を撮影しに行きました。目的地は、最近お気に入りのガリバーでしたが、空はベタ曇りで、星がまったく見えません。この時点ですでに0時過ぎ。ここから、素直に晴れている可能性が高い、八ヶ岳方面に向かえばよかったのですが、なぜか新しい観測地を探すぞぉ! などと、変なスイッチが入ってしまい、迷走状態に突入してしまいました。本栖湖周辺から身延方面の四尾連湖。そしてR20を横断して昇仙峡付近の荒川ダム、そしてその付近の、雪がたっぷりの見知らぬ林道。どこもかしこも、視界が悪く、なぜに日本は、星を見るのにこんなに大変なのだ!とぶつぶつ言いながら、無謀な深夜ドライブはここで力尽きてしまいました。
この時点ですでにAM3:00。気力もほぼ無くなり、撮影もせずに帰宅しようと高速に向かったのですが、結局は名古屋方面に分岐。最後の望みをかけて、以前パンスターズ彗星を撮影した、八ヶ岳牧場に向かいました。で、着いたのがAM4:00過ぎ。雲一つ無い快晴の空でした。でも気温は氷点下12℃。無茶苦茶寒かったのですが、とにかく時間が無い!! せっせと組み立てて、AM4:30過ぎには撮影を開始できました。はぁ~長旅でした。
Lovejoy彗星は、以前と比べると小ぶりになりましたが、十分明るく、双眼鏡でもまだ尾を見ることができます。
反転した画像を見ると、淡い尾は、視野をはみ出すほどの伸びています。
色々ありましたが、有意義な年明けになりました。
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