2016年3月16日水曜日

ハワイ島へ行ってきました マウナ・ケア ドライブ編

雲の中のオニヅカ・センターでしたが、やっぱり星が見たいということで、レンタアーで山頂を目指しました。すると、10分も走らないうちに雲の上へ。そこは先ほどまでは打って変わって、紺碧の青空と一面の雲海が広がっていました。家族一同テンションはMAX! 「いけ~」とばかりにグイグイ昇っていきます。調子に乗っていますが、実はマウナ・ケアの山頂ルートは、大半のレンタカー会社の保険は免責扱いです。したがって、故障や事故による物損・ケガなどの対応は全て自己責任になります。唯一? Harperというレンタカー会社は、免責$5,000という意味不明な条件で許可しているところもありますが、それなりのリスクがあるのでご注意を。なので、これらのトラブルを回避したい方は、やはりツアーに参加した方が良いと思います。・・・とか言いながら、後先考えずに昇ること30分。山頂までの道は、未舗装ながら見てのとおり意外とフラットなので、思ったより高い位置まで上がることが出来ました。でも、標高4,000mぐらいの手前でしょうか、急激にエンジン出力が低下していき、水温計が二目盛りほど跳ね上がりました。空気が薄いので、エンジン回転数に対し出力が上がらないため、オーバーヒート気味のようです。アクセルに対する応答も悪くなったので、今回のドライブはここまでとしました。頂上を目指すなら、やはりLowギヤ付きの4駆がベストのようです。
Uターンして下山している最中も、多くの車が山頂でのサンセット目指して昇っていきます。大半はツアーの大型車かJeepでしたが、なかにはセダンも・・・。逆行している我一家は、道路途中のスペースを見つけて、そこを陣取りました。サンセットは山陰で見られそうにありませんが、正面には見渡す限りの雲海、その先にマウナ・ロアと絶好のロケーションです。家族一同写真撮りまくりで、この絶景を楽しむことができました。
この日の天文薄明の終了時刻は19:40ごろでしたが、日も暮れてしばらくすると、頭上高くオリオン座が見えます。カノープスも正面に見えて、緯度が低いことを実感できます。そしてなによりも驚きなのが、やはり冬の天の川でしょうか。薄明がまだ終わらない時刻ですが、すでに日本の観測地で見る、はくちょう座周辺よりも明るくはっきり見えます。水蒸気がないので、星像がとってもシャープ。西表島の星空も凄いと思いましたが、星が滲むように見えます。そこが大きな違いですね。ここで、いて座周辺の天の川を見たかったですね。もの凄いでしょうね、きっと。

D810A+SP15-30mm(15mm:F4)1min×3枚 ISO1600,SKYMEMO-R
 ※ けっこうなガイドミスあり。15mmの1min露光ですが、足元が砂地状なので極軸がズレたようです。 
   記念撮影程度にはなりましたが残念・・・

そして圧巻だったのは、黄道光。日本だったら、どこかのサーチライトか?思ってしまうほどの明るさでした。ちなみに先ほど冬の天の川は、黄道光より前に撮影しています。見てのとおり、薄明が残っている時間帯なのにこの星空ですから、抜けの良さが分かると思います。


マウナ・ケアは22:00以降の入場は制限さえれているようなので、余裕を見て21:00頃に撤収する予定でしたが、19:30頃から嫁さんの体調が悪化し始めました。軽い高山病になったのかもしれません。無理をしてもしょうがないので、薄明終了を待たずに撤収となりました。撤収をしている最中ですが、山頂から車がどんどん降りてきます。サンセット以降は、山頂から閉めだされるようですね。我々は、それらの車群が一段した頃に下山を開始しました。高度が下がるにつれて嫁さんの体調もよくなり一安心していると、あちこちの道路スペースに先ほどのツアーの車が止まっていました。どうやら下山途中に星空観望会を開いているようです。うちらは山頂行きを諦めた分、期せずして場所取り合戦は完勝となっていたようです。そんなこんなで、20:00過ぎにオニヅカ・センターに戻ってきました。出発時は雲の中でしたが、この時間は快晴で素晴らしい星空が広がっています。しかも大型の望遠鏡が5台程度稼働していていました。嫁さんの体調も回復したようなので、あと少しとお願いして望遠鏡をいくつか覗いてみました。最初に見たのは、C-11での木星です。良好なシーイングを期待したのですが、時間的にはまだ20:00。高度が低いせいか、SEBとNEB以外は、あまりよく見えませんでした。その後M42、M81などを見ましたが、もっとも良かったのはやはりM42でしたね。C-11なので視野一杯に広がっていましたが、コントラストが良いので、非常に階調豊に見えます。残念なのは、光軸が少し狂っていたことでしょうか?星がやや楕円になっていました。

こうして、山崎家のマウナ・ケアへのプチ遠征は終わりました。星空に関しては、まさにプチ体験になりましたが、その片鱗には触れることができたので、満足な旅路となりました。
最後にアロハ!なドルフィンツアーの画像をアップして終わりにします。それこそたくさんのイルカを見ることができました。 みなさんも是非!!


2016年3月15日火曜日

ハワイ島へ行ってきました オニヅカビジターセンター編

マウナ・ケア中腹から望む、マウナ・ロア

今回は、娘含め家族3人での旅行でした。私の唯一の旅の目的は、マウナ・ケアでの星見でしたが、当然ながら家族内での優先順位は低めです。なので、今回はツアーにはせず、状況判断しながら気軽にプラン変更できる方法、つまりはレンタカーで行くことにしました。なので、当初の目的地は、中腹にありオニヅカ・ビジターセンターでした。

マウナ・ケアについては今更説明するまでもありませんが、ハワイ島に位置する休火山で現地語で「白い山」と呼ばれています(山頂が雪で覆われることがあるので)。標高は4,205mもあり、富士山よりも高い山です。山頂付近がなだらかな上に気象条件が良いことから、現在13基の天文台が建設され稼働しています。、その中には、日本が誇る「すばる望遠鏡」もあります。このような場所ですから、多くの観光客が星を見るためにこの山を目指し、結果観光客の増加から、山頂付近の立ち入りが時間制限されるようになりました。したがって現地のツアーも、「マウナ・ケアでの星空」とはうたっていますが、山頂で見るのは日の出や夕焼けで、星を見る時間帯は中腹まで降りて道路わきのスペースで見ているようです。

さて、そんなマウナ・ケアへの道はサドルロードと呼ばれるハワイ島の東西を横断するハイウェからスタートします。かつては悪路だったようで、レンタカーでの走行が制限されていましたが、現在は全面舗装されていてしかも交差する道がほとんどありません。視界も良いのでみなさん60マイル/h以上の速度でかっとんでいました。ただし取り締まりも厳しいようで、上下線どちらでも、青いライトをくるくる回した覆面4駆?に捕まったと思われる車を見かけました。違反すると英語で言い訳しなければならないのですから、英語力に自信の無い人はスピードを控えめに。
サドルロードから見た、マウナ・ケア全景です。 もっとも高い処に白い点が見えますが、どこかの天文台のドームです。見ての通り平べったい山なので、富士山より高いとは思えないんですがね。ヒロ側から目指しているので、この先で右折になります。ちゃんと標識もありました。
 ※ この画像は、次の日にコナへの移動時に撮影しました。マウナ・ケアに登った日は、ドン曇りでした

ヒロから約1時間半で、オニヅカ・ビジターセンター(Maunakea Visitor Information Station)に到着しました。ここまでは全て舗装道路なので、通常のレンタカーで問題なく来ることができます。標高2,800mに位置するこの建物は、山頂で働くスタッフの高度順応を兼ねた休憩所として、また一般向けの教育機関としての役割を担っています。18:00~22:00にかけては、ボランティアによる天体観望会も開かれています。
でも、この日は見ての通り雲の中。記念のTシャツを買ったり近辺をぶらぶらするも、晴れそうな気配なし。また、人も車けっこう多いので、のんびり天体写真を撮影できる雰囲気ではありません。
で家族会議。せっかくここまで来たのだから、行けるところまで行こう!! ということとなり、17:00過ぎにマウナ・ケア山頂を目指して出発しました。
(続く)




2016年3月11日金曜日

ハワイ島へ行ってきました キラウエア火山編


しばらくブログをアップしていなかったので、忙しかったのでは? と思われた方もいたかもしれませんが、そんな期待?を裏切って、私は先週ハワイ島に行ってきました。ハワイ島、最高にいいです。とにかくアロハな島でした。横断歩道で道を渡ろうとする時など、ほぼ100%止まってくれます。日本も海外と比べればマナーはいい方ですが、ここハワイ島はそれが徹底していましたね。食事でも、ツアーでも、買い物でも、まったく不愉快な思いはしませんでした。ハワイに行くならハワイ島! おすすめです。
さてさて、ここにアップした画像は、あの有名なキラウエア火山のハレマウマウ火口で、直径約800mほどあります。ジャガー・ミュージアムと呼ばれる展望台から撮影しました。以前はこの反対側にある火口直近の展望台まで行けたのですが、2008年に水蒸気爆発があり、それ以降は周遊道路が閉鎖されてしまいました。ここから見る火口の昼間のイメージは迫力ありませんが、日が暮れると、下のように様相が一変します。この火口は溶岩湖を形成しているので、日が暮れると噴煙に溶岩のオレンジが反射する火映を見ることができ、火口周辺がオレンジ色に染まります。双眼鏡で見てみると、時折吹き上がる溶岩を見ることが出来ました。

そんな中、頭上を見上げるとオリオン座が見えました。この時期? ハワイ島は昼過ぎになると、雲がわき上がりどんよりした天候になるのですが、なぜか雲が消えてきれいな星空が見えています。ただ、三脚は車の中に置いたまま。いつ曇るか分からないので、とりあえず欄干にカメラを押しつけて、手持ち2秒で撮影したのが、下の画像です。ISO12,800で撮影しました。これが思ったほどぶれていません。とりあえずなんとか撮ったぞ! 次は固定撮影だと、車にさっそう・・・ではなくよたよたと小走りで三脚を取りに行き、再度のトライ。構図を合わせピントを合わせ、絞りだISOだとあれこれしていたら、いつの間にやらどん曇りになっていました。「キラウエアと冬の銀河」、残念ですが幻の一枚となりました。
次回は、あのマウナケア編です。


2016年2月13日土曜日

2月10日(JST) C/2013 US10 カタリナ彗星


原村で撮影した最後の画像で、カタリナ彗星です。海外の画像を見てみると、2月の初旬まではイオンテイルが写っていましたが、この日はほとんど写りませんでした。ダストテイルは相変わらずで、0.5°以上の長さがあります。だいぶ小粒になりましたが、800mmで写す分には十分な大きさですね。

2016/02/10(JST) 22:27~ (30sec x 30pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

NGC3718, NGC3729, HCG56 (おおくま座)

原村で撮影したNGC3718周辺です。アープ・アトラスと呼ばれる特異銀河で、見てのとおり独特な形状をした美しい銀河です。人生初の4時間露光ですが、甘かったですね。淡い部分はノイズでざらざらでした。光害カットフォルターを装着すればよかったかも。
NGC3718と並ぶ小さ目の銀河がNGC3729。3718の真下に米粒のように並んでいる5つの銀河群は、HCG56(ヒクソン・コンパクト・グループ)の番号が付いています。15cmではまったく歯が立ちませんが・・・

2016/02/10(JST) 23:28~ (30sec x 460pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

2016年2月12日金曜日

M64 黒目星雲



11日が休みだったので、原村に撮影に行きました。当日は、-10℃まで気温が下がり、望遠鏡もかちかちに凍る中での撮影です。一晩中晴天に恵まれましたが、透明度は思ったほど上がりません。これもPM2.5の影響なんでしょうか? 明け方に昇ってきた夏の銀河も、透明度? 薄明? どちらの影響かは分かりませんが、ほとんど確認することは出来ませんでした。 
今回は、たぶんこれが最後となるカタリナ彗星と、いくつかの銀河を撮影するのが目的です。カタリナ彗星は、暗さもそうですがイオンテイルがほとんど見えず、ダストテイルのみのなんとも面白くない姿に変貌してしまいました。処理の関係で、撮影枚数の少ないM64からアップします。薄明時刻の40分前から開始したので、50分程度の画像しか確保できませんでした。かなりノイジーなのでデジタル現像をせず、Photoshopで、チマチマ処理しています。全体的にモノトーン調の地味な画像になってしまいましたが、その分、目元だけはDeconvolution処理でパッチリさせてあげました。

2016/02/11(JST) 04:24~ (30sec x 100pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

2016年2月1日月曜日

昔の画像で遊んでいます

昨年の西表島で撮影した、天の川です。処理途中で放り出していたものを再処理しました。

2015/05/16 3:17 (JST) , 30sec x 6Frames
Eos60Da, Tokina12-24mmF4 (24mm, 開放), ISO3200
西表島


この画像は、昨年の10月に撮影したぎょしゃ座です。D810Aで撮影しました。レンズは借り物のZeiess Planar T*50mm F1.4です。4スミの星像は若干間延びしますが、それ以外は鋭い像を結びます。いいレンズでした。Nさん、ありがとうございました。お借りしたのに申し訳ないのですが、やっと画像をアップできました。

2015/10/17 0:31 (JST) , 180sec x 20Frames (Total 60min)
D810A, Zeiess Planar T*50mm F1.4 (F3.5), ISO800
原村にて

今回は画像のフラットを微調整して、周辺減光やカブリを極力減らすことに注力しました。従来よりフラットの精度が高められた分、淡いところまで処理ができたと思います。まだ色の濁りや、微光星の処理に難がありますが、ぽつぽつやっていきます。

2/1 ちょっといじくったナンチャッテ画像を追加しました

2016年1月27日水曜日

バラ星雲の南側

カタリナ彗星の合間に撮影したのですが、いくつかがほったらかしになっていました。そのままお蔵入りさせるのもなんなんで、処理してみました。バラ星雲と南側に位置する散光星雲です。バラ星雲の上にはコーン星雲があるのですが、300mmでは一発で入らないので下狙いになりました。今回はフラットに気をつけて処理したのですが、バラ星雲自体がかなり硬調になってしまったかな。星雲は難しいですね・・・

バラ星雲:NGC2237,  その下:Sh2-280,  一番下:Sh-282
2016/01/13(JST) 23:45~ (30sec x 260pics)
VSD100(F3.8)+レデューサー F3.0 f = 300mm
SONY-A7S ISO6400, (冷却温度-20℃)
AXD赤道儀, 天城高原にて




2016年1月19日火曜日

1月17日(JST) カタリナ彗星とM101のコラボ

先週末のカタリナ彗星です。この日も原村に行ったのですが、いつもの駐車場に着くと、なんと火柱が。(´・ω`・)エッ? 複数台の車が占拠していてキャンプファイヤー??? 村祭りなのか勝手にやっていたのかは不明でした、どのみちこれはしばらく無理だなと判断し、八ヶ岳牧場の方まで流れていきました。この日は朝まで快晴だったのですが、水蒸気が多かったのか透明度はあまりよくなく、撮影した画像の星もにじんでいました。そして目的は彗星とM101のコラボ。でも、これを意識し過ぎたのが失敗で、彗星のテイル変化にまったく気付きませんでした。他の方々の画像を見て(・。・)アレま・・・ イオンテイルが大きく蛇行していました。そんなことになっているとはこれっぽっちちも思っていなかったので、今回は15cmでモザイクだ!などと考えてしまい、結果、中途半端な視野角となりました。尾っぽも変なところでフレームアウト。処理の方も、背景が合わない、合成ソフトがきちんとつないでくれない、ゴミの後がうまく消えない・・・もぉーやだ。
慣れないことはしないことですね。疲れ果ててしまったので、今回はここで打ち切りです。もうワンカットあるのですが、処理する気にならない・・・

C/2013 US10とM101 (カタリナ彗星)
2016/01/17(JST) 3:19~ 30sec x 10pics x 9Frames
               M101周辺のみ 30sec x 20pics
               計 10Frames (Total Exp. 55min)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 , (冷却温度-22℃)
AXD赤道儀, 原村にて

2016年1月16日土曜日

1/14 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星


カタリナ彗星とM51の接近狙いで、天城高原に行ってきました。PM10:00頃に到着しましたが、嫌な予感は的中し、つものごとく強風で木々が揺れています!! ホント、ここは風の通り道ですね。とりあえず彗星撮影までの暇つぶしにと、15cmを引っ張り出しましたが、テスト撮影の画像はお絵かきした☆のよう。これはダメだとVSDに切り替えました。M51とのコラボ狙いだけなら、こっちで正解なんですが。彗星はほぼ地球に最接近状態なんですが、イオンテイルはますます薄くなり迫力がありません。でも、天城の透明度はそこそこ良かったので、ダストテイルは双眼鏡で見ることができました。

C/2013 US10 (カタリナ彗星)
2016/01/14(JST) 3:11~ (30sec x 20pics x 2Frames)
VSD100(F3.8)+レデューサー F3.0 f = 300mm
SONY-A7S ISO6400, (冷却温度-20℃)
AXD赤道儀, 天城高原にて

2016年1月12日火曜日

2016年 四分儀座流星群の動画

動画でも撮影していたのですが、どうにかまとめました。まぁ、たいした内容ではありませんが。今回は写真で撮影した画像とその動画を並べてみました。

静止画 D810A、ISO6400, 10sec
動画   α7S、ISO102,400, 1/10sec

2016年1月6日水曜日

NGC2403 四分儀座流星群のおまけ

今回の流星観測では、15cmも引っ張り出して天体撮影もしていました。撮影対象は、きりん座のNGC2403。視直径が22' x 13'もあるりっぱな銀河です。M33に似ているとの評判でしたが、たしかにそっくりさんです。シーイングの影響か? 中心付近の解像度はいまいちでしたが、全体の雰囲気は表現できたのかなと思っています。

2016/01/04(JST) 22:43~ (30sec x 300pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-19℃), AXD赤道儀, 原村にて

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2016年1月5日火曜日

2016年 四分儀座(りゅう座Ι)流星群

新年明けましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いいたします。
さて、2016年最初の観測は四分儀座(りゅう座Ι)流星群となりました。1月3/4日の観測でしたが大方の予想どおり、流星は明け方にかけて増えていきました。最終的にはHRで30前後と打ち止めになった思います。ただし明るい流星はちょぼちょぼで、全体として地味な観測となりました
写真の方は、短経路(静止)流星や同時流星などが目立ったものの、残念ながら大火球と呼ばれるものは写りませんでした。さえない画像が多かったので、まとめてなんぼにしています。
  ・α7S:Samyang 14mm F2.8
  ・D810A : TAMRON SP15-30mm (15mm F2.8)

そんな中、短経路流星の流星痕が撮影できたので、動画にしておきました。さすがはD810A。15mmの広角レンズでもここまで解像したのには、ちょっとビックリでした。


2015年12月27日日曜日

12/22 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星

12月22日のカタリナ彗星です。撮影地のガリバーですが、背景が明るいのか背景にイオンテイルが埋もれてしまいます。またフラットもうまく決まらず、同心円状のムラが・・・ しばらくボツ扱いだったのですが、モザイク用で撮影した2フレーム目のイオンテイルが面白かったので、ダメ元で処理しました。が、オーバーラップ量もミスしていたようで、ほんとど重なる部分がありませんでした。結局、手動でてきとうに合わせたというおまけまで付き、画質はなんともですが、カタリナ彗星の活動の一端が見れたので、ヨシです。

2015/12/22(JST) 4:13:38~ (60sec x 30pics x 2frames)
VSD100(F3.8) f = 380mm
D810A ISO3200, AXD赤道儀, ガリバーにて

2015年12月23日水曜日

カタリナ彗星のイオンテイルの動き

12月5日に撮影したカタリナ彗星のイオンテイルの動きを、動画にしているのでアップしておきます。
4分単位で区切って処理した画像を、5枚程度つないでみました。わずか20分間ですが、それでもイオンテイルの形状が変化しているのでが分かります。この画像をもとに単純計算してみると、イオンテイルの見た目の後退速度は、秒速100km程度となりました。この値には、彗星の固有運動速度、地球の公転速度、イオンテイルの後退速度などがMixされています。そのため、そのままでは正確ではありませんが、太陽風の速度が400km/秒、今年の初めにフィーバーしたLovejoy彗星のイオンテイルの後退速度が、遅めで40km/secとのことなので、まったくでたらめな値でもなさそうです。 ちょっと、天文してみました。

2015/12/05(JST) 05:04:15~ (30sec x 8pics×5frames)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO2500, AXD赤道儀, ガリバーにて

2015年12月21日月曜日

12/20 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星

カタリナ彗星がバーストした? との情報があったので、急きょ出陣しました。自宅を出発したのは、なんとAM2:00。しかも機材は会社に置いてあるので、まずはそこからでした。近場のガリバー方面のGPV予報はいまいちだったので、半ばやけくそ気味で原村まで出向きました。現地到着は4:30。慌てて準備をしてとりあえず5:00には撮影できる体勢を整えたのですが、最後に罠が・・・。
時間が無いので、AXD赤道儀の自動導入に頼ったのですが、これがうまくいきません。木星でアライメントをとるところまではOKだったのですが、次にピント合わせの目的でレグルスの導入を実行すると、なんと、望遠鏡が下向きに方向に移動。え~! 慌てて停止させるも頭の中は???。再度電源を入れなおし、まずは木星・・・OK。も~時間がないから、カタリナだ! と実行させると、またも変な方向に動き出す。なんだ???。こんな事をしている間に、すでに5:00を過ぎてしまいました。仕方が無いので、ファインダーの無い15cm-800mmをカタリナ彗星の方向に向けて手動で導入を試みることに。こんな時に凄いのがα7S。電子ビューファインダーの中は、8~9等級の星がわんさか見えます。そして、導入開始から1分もしないうちに彗星状天体を確認。試し撮りしてみると、ビンゴでした。でも、なんだかんだで撮影開始は5:11から。5:30には薄明が始まるので、実質の露光時間は25分となりました。この日の現地の気温は-6℃。 ちょー寒かったです {{ (>_<) }}。
ちなみに、見た感じではバーストしたような様子は確認できませんでした。彗星の活動は逆に衰え気味かもしれません。F5.3の光学系ではやや露出不足の感があり、イオンテイルも全般的に薄味になってきたように思えます。今回の画像は、核周辺の輝度を意図的に抑えてイオンテイルが吹き出す様子を見やすくしてみました。

2015/12/20(JST) 5:11:12~ (30sec x 50pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400, AXD赤道儀, 原村にて

2015年12月17日木曜日

2015年 ふたご座流星群

結果だけ・・・
ふたご座流星群は、ちょびっとだけですが見ることができました。観測地は清里でしたが、日付が変わる頃から40分程度。またAM3:30頃から薄雲の行き交う中、薄明が始まるまでの1時間半程度でしたが・・・
今年のふたごは条件が最高とのことでしたが、天候が秋空のようにめまぐるしく変わり、いっこうに冬型になりません。12月の清里なのに、夜半過ぎの気温が4℃。いつもと違う雰囲気の中での観望となりました。では実際の出現ですが、先の0時台は、かなりの流星が流れました。雲が行き交う中、1分に1~2個の流星を見ることが出来ました。たぶん条件が良ければ、HR100をかるく越えていたと思われます。でも、あんまり明るいのは飛びませんでした。3:30以降は、流星数はややピークアウトした感があります。雲が多かったので、暗い流星が見にくかったことも影響しているとは思いますが。ただ明るい流星が多くなり、この日一番明るかったのも4時過ぎに出現した-4等級の流星でした。
画像は、0時台に撮影したものです。40分で10個程度写っていますが、どれも暗いので、最初の3コマだけ合成しました。まぁ~、見えないよりかは見られて良かったのですが、ちょっと消化不良のふたご群でした。

NIKON D810A ISO6400, 20sec x 3pics + Tamron SP15-30 (15mm, F2.8)

2015年12月12日土曜日

12/9 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星 その他

12/9に撮影した色々なものです。
まずは、カタリナ彗星です。月の影響はほとんどなくなりましたが、金星の近くだったので、その光芒が映り込んでいました。低空からの撮影だったので、グラデーション状の光害も加わり、複雑怪奇な画像を無理やり処理しました。結果、彗星の淡い部分は消し飛んでしまいましたが、雰囲気だけは伝わったかなと思います。相変わらず本体はちっちゃくて、双眼鏡で見るとかろうじてダストの尾が見えたような?気がしました。

上の画像は、C/2014 S2パンスターズ彗星です。現在、パンスターズ彗星は、C/2013 X1とこの彗星の2個が見えます。両者とも9等星ぐらいで、X1の方が高度も高く撮影しやすいのですが、この日はS2を撮影しました。F5.3 30分ではやや露出不足だったようですが、極端な処理をしてみると尾が2本あるように見えます。ダストとイオンテイルの両方が見えていると思うのですが、この画像ではまだ怪しいですね。次回は、ちっちゃく写りますがVSDで撮影してみようかと思っています。

おまけは、しし座のトリオの銀河です。M65,M66,NGC3628です。彗星待ちの間に、暇つぶしで撮影しました。55分程度の露光なので、淡いところはさっぱりですがそこそこ写ってくれました。

2015/12/09(JST)
C/2013 US10 : カタリナ彗星  4:14:40~ (30sec x 60pics x 2mosaic)
C/2014 S2 : パンスターズ彗星  3:37:40~ (30sec x 60pics)
M65,M66,NGC3628 : 2:23:42~ (30sec x 115pics)

AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO3200, AXD赤道儀, 原村にて


2015年12月5日土曜日

12/5 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星

12/5早朝に撮影した、C/2013 US10 Catalina カタリナ彗星です。山間部は雪の可能性があったので、GPVで晴れの可能性のあるガリバーに遠征しました。この日は終始快晴でしたがなぜか透明度がいまいちで、星があんまり見えません。シーイングも酷いもので、明るい星がギラギラ輝いていました。ガリバーでは富士山裾野からの出現なので、ある程度の高度にならないと撮影できません。結局はAM5:00からの撮影になり、なんとか20分程度露出ができました。ただ、やはり月の影響は大きく、背景かぶりは酷かったです。処理後の彗星のイメージはイオンテイルがねじねじで、前回の撮影した画像とは大きく異なっていました。断続的に放出されているのか、複雑な紋様を見せてくれます。今後がますます楽しみですね。5cm双眼鏡では、やっぱり尾は見えませんでした。

2015/12/05(JST) 05:04:15~ (30sec x 36pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO2500, AXD赤道儀, ガリバーにて
コメット基準で合成

2015年12月2日水曜日

12/1 (JST) C/2013 US10 カタリナ彗星

12/1早朝に撮影した、C/2013 US10 Catalina カタリナ彗星です。今現在は、明け方の東の空、金星よりもさらに低い高度に位置しています。低空で月明かりも残っていることから観察するには厳しい条件ですが、今週末からはその影響も少なくなるので見やすくなるでしょう。
現時点での光度は5~6等と、直前の予報光度よりもやや明るい印象です。5cm双眼鏡で楽に見えますが、見た目は球状星団のようで、薄明も始まる時刻ですから尾は見えませんでした。その姿ですが、ダストとイオンの尾っぽが大きく開いた、アンチテイルに近いフォルムで、見ても撮っても楽しそうな彗星になりました。特にイオンテイルは現時点で2°はあり、今後地球に接近することを考えるともっと長くなりそうですね。
薄明の中での撮影なので粗は多いですが、直近の彗星のイメージを得ることができました。ふたご群の時は、こいつも忘れないでね・・・

2015/12/01(JST) 05:08:00~ (20sec x 30pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO3200, AXD赤道儀, 原村にて